猛の胴上げ!?そして君は琢朗コーチのタク論をご存知か!?

見事な横綱野球でDenaに快勝!
セリーグ全球団に勝ち越しての優勝を目指しましょう。
本題の石井琢朗コーチの前に、昨日の試合をザラっと振り返ります。

タナキクマル
いつも通り。ノーヒットの丸も内容のある打撃。

誠也
すり足打法で4打数4安打。自分は今年の誠也に40本塁打を期待していました。
王貞治、秋山幸二に続く史上3人目の「23歳で40本塁打」を達成してほしかった。
まだ諦めるには早いかもしれませんが、残り62試合で残り23本。さすがにちと厳しい・・・
トリプルスリーはまだ可能性ありますが、そこを目指していないように見える鈴木誠也の打撃内容ではあります。

松山
素晴らしい。本来の姿になってきました。
昨日は今永相手に窮屈な打撃をさせられましたが、左投手相手にも結果を出し始めました。
まだ31歳。打撃も守備も成長しています。

新井
昨日はちょっと小休止。連日のミラクル、ミラクルお疲れ様です。

安部
覇気が甦ってきました。5月に首位打者に躍り出たと思ったら、そこからやはり失速。
まあこんなもんかな、と思っておりましたらそこから見事なV字回復です。おみそれしました!
松山ともども6月から左投手相手にも先発で出始めました。
これは規定打席&3割に到達する可能性が出てきましたよ。
守備もキレがあります。態勢が悪いほうがいい球が投げれる内野手ってけっこういます。自分も気持ちわかります。

會澤&野村
安定感あります。交流戦明けから完全に「正捕手・會澤翼」になりましたね。
野村もいつも通りのピッチング。勝ち星が付いて良かったです。バティのHRの瞬間、いい笑顔でした。

バティスタ
交流戦が明けて、私はバティスタの賞味期限が切れたと思っていました。二軍に落とせと。
しかしこちらも見事なV字回復。バティスタの担当コーチは誰だろう。琢朗コーチが「バックスクリーンにHR打ってこい!」と激を送ったらしいですが。
たぶんバティは指示通りセンターを狙ってたと思います。そこへ高めの抜けたチェンジアップが2球続き、2球目をレフト場外へ運びました。
スイングスピードと打球のスピードが超気持ちいい。誠也より速い。
あふれるパワーは魅力いっぱいです。本人は「スタメンで出たい」と言ってますが、このまま代打の切り札として負けている試合に出すほうが今は面白いと思いますね。松山が好調(実力通り)なだけに。

中﨑&今村
ザキはちょっと球が高かったものの、まあ「いつも通り」でしょう。平常運転です。
猛はどこまでもクールです。
先日の「七夕の奇跡」の後の緊急登板を淡々と抑えたメンタリティも凄いと思いましたが、昨日も凄かった。
迫力はないものの、省エネ投球で淡々と抑える新しいクローザー像を見せてくれています。
今シーズンは最後まで「9回・猛」でいきそうですね。
ということは、「胴上げ投手・今村」???
去年のザキも胴上げが決まりませんでしたが、今村も不安だなあ・・・笑
巨人時代の川口の胴上げ投手もイマイチ決まってませんでした。カープのOBはシャイな人が多いんかな・・・
江夏や津田のガッツポーズが美しすぎて私の理想が高いってのもあるかもしれませんが・・・
「胴上げ投手・今村猛」
楽しみなような、不安なような・・・

最後にあと一人だけ。上本崇司。
彼はカープにいるべきなのか、他チームにチャンスを求めるべきなのか、私にはまだわかりません。
しかし昨日はいい仕事ができました。盗塁もさることながら、あの当たりできっちりと2塁からホームイン。
これくらいで「仕事ができた」と評価するのは彼に失礼かもしれませんが、「盗塁ができる代走」になるか「一塁と外野もできるユーティリティープレイヤー」になるか、どちらかになれれば最強チームの一軍で居場所が見つかると思います。
がんばれ、上本弟!!

・・・

さて遅くなりましたが、本題はむしろこちらであります。

「タク論。石井琢朗コーチが迫るセオリーの裏側」

これ、ご存知でしょうか? 5月から始まったインターネットの連載記事です。
石井琢朗コーチのブログが止まって2年が経ちました。
去年の「ビッグレッドマシンガン打線」の生みの親として、新聞記事などで「琢朗の言葉」を一言二言耳にすることはありましたが、以前のブログのように長々と「タク論」を伺う機会はありませんでした。

しかし去年から今年にかけてのチームの戦い方、打線のつながり方、自己犠牲精神、徹底した進塁打、ベースランニングの意識の高さ、そして琢朗コーチのボソボソとした尺の短いコメント・・・
これらを総合して、
「ああたぶん首脳陣はこういう野球をやりたいんやろうなあ・・・」
と想像していましたが、「やっぱりか!」という内容のタク論が満載の記事です。

カープファンなら誰もが嬉しくなるアツいタク論です。
(私は別に「まわしもん」じゃないですよ。純粋に面白い!)

スポナビブログにリンクを貼っていいかどうかわからないので、とりあえず貼りません。笑
ググって読んでみてください。

「全員が四番打者の打線より、全員が三番打者のイメージ」
「3割が9人いても試合には勝てない」
などのタク論は、思わず唸らされます。まさにセオリーの裏側。
オールドファンにはセイバーメトリクスとかOPSとか言われてもアレルギーが出そうになるんですが、琢朗コーチの言葉は非常にストンと腑に落ちます。
こういう言葉で選手にもわかりやすくタク論を伝えているのかな。頼もしいコーチです。
琢朗を西武やソフトバンクに引き抜かれちゃダメだよ!!!