2023.6.27(火)
広島 3-2 DeNA マツダ
先発床田が7回2失点。勝利投手はターリーですが床田もそれに値する粘投でした。
広島7安打、DeNA10安打で1点差勝利。先制点は内野ゴロ。決勝点は犠牲フライ。シブい勝利でした。
不調の秋山がヒーローインタビュー。見たいのはやまやまでしたが、21時から「広島お好み焼き特集」が始まったので私はそっちへチャンネル変更しました。
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新井の親心
秋山がヒーローになれたのは実は新井のおかげなんですよね。
新井の「公約」であった「初回の2番打者に送りバントさせない」を初解禁。1回裏無死2塁から野間に送りバントさせて1死3塁で秋山に打順を回しました。
先発大貫は球も高くて、私は野間にバントはもったいないし危なっかしいと思いました。
だが新井はバント。野間に打たせりゃ野間がタイムリー打ってた可能性もあります。
だが新井はバント。今日は野間ではなく秋山にヒーローになってもらいたかったのでしょう。
8回裏もそうでした。
2対2同点。キクが2塁打。無死2塁。
ここで野間はバントの構えからバント。アナウンサーが「カープの送りバント成功率はセリーグトップの78%です!」と言ってくれましたが、野間個人の成功率は50%です。たいへん厳しい。
野間がなぜバント下手かというと手でバットコントロールするからです。ヒザと顔が固定されて手だけでバントをするヤツは非常にコワい。危なっかしい。
だが昨日は1塁側に転がして送りバント成功。再び1死3塁を作りました。
1回も8回も秋山はタイムリーを打ってません。
内野ゴロと犠牲フライです。
しかもどちらも割とギリギリ。
上手いファーストと上手いセンターならどちらもアウトにできたかもしれません。そういう打球でした。
データに反映されないもの
若きデータ野郎はまずもってほぼ全員が野球未経験者です。だから数字に心のよりどころを得る。
私は草野球を含めて20年の野球経験があります。野球観戦歴ならほぼ50年です。だから対戦成績がたった10打数5安打では「相性が良い」とはならないのです。
「こいつが打つ」「こいつは打たれる」という予測はバッターのスイング、ピッチャーのタマを見て判断します。
誰も知らないだろうが「カープ佐々岡vs阪神オマリー」は絶望的に相性が悪かった。対戦成績は知りませんがほぼ全打席カーブもまっすぐもタイミングどんぴしゃでした。
「巨人上原vsカープ金本」はけっこう相性が良かった。上原が先発してたころ、私は金本の前に走者をためろと思ってました。
何が言いたいかというと、
「上茶谷の防御率が0点台だから回跨ぎ」はアホのデータ野郎のやることです。7回のタマを見たら8回の1番菊池からの打順に送り込むべきではありません。
「6番ファーストソト」は仕方ありませんし、全く悪い打順ではありません。良い打順です。だが結果的にはファーストソトが打球をかぶったせいでDeNAは先制点を奪われました。
「ソトが捕ってても本塁はセーフだよ」
確かにその通りです。8回の桑原も難しいプレーでした。
だけど私はああいうプレーをアウトにできる球際に強い選手をスタメンで使いたい。
常日頃言ってる守れる選手をスタメンに入れたいのですよ。
若きデータ野郎の皆さんは昨日の上茶谷のどこがダメかわからないでしょう。
キクの二塁打も引っかけさせていましたしね。
だが上茶谷のいけないところはスライダーの時に腕が緩むところです。あれじゃバッターに自分のタイミングでスイングされてしまいます。すると1番2番タイプの打者は詰まりながらもフェアグラウンドに打球を飛ばせるんですよ。すると「何か」が起こるんですよ。
もう一つダメなところがあります。
ストレートが遅いことです。
いや、遅いのは仕方ありませんが、それにしても無死2塁でバントの構えしてる左打者に「バントしてください」ってストレートを4球続けちゃいけないでしょう。
150km出る投手ならストレートでファールさせるのもアリですが、140km出ない感じの上茶谷で野間にストレート4球はちょっとアホちゃうかと思いましたね。
桑原のバックホームも目一杯のプレーでしたが、誰もカットに入らず、マウンドに当たって送球の勢いが死にました。
ああいうところがDeNAのスキなんですよね。
末包昇大の序列
ここから本日のゲームプラン。
最近いちいち言わなくなりましたが、坂倉のリードは相変わらず冴えています。
さらに打撃の調子も上向きで6月の打率は.373。
ただ今日のDeNAの予告先発が左の石田なんですよね。カープは森下。
まさか坂倉を代えて、キャッチャーアツ、5番デビッドソンとかおかしな打順を組まないか心配です。ショートは上本でしょうね。
明日の先発が野村祐輔なんですよ。
だから明日はスタメンマスクが磯村になる可能性が高い。
今日坂倉をスタメンから外すと2日連続坂倉がベンチスタートとなり非常にもったいない。
今日はぜひとも坂倉-森下コンビでスタメンしてもらいたい。
あと末包昇大の存在です。
昨日の試合の7回裏に2死走者なしで9番に打順が回るシーンがありました。
ここでカープは代打を出すのですが、ハッキリ言って「どうでもいい場面」であり、私は床田にそのまま打たせろよと思ったくらいです。
新井はここで代打に堂林翔太を送りました。
昨日は韮澤がベンチ外。投手は右の上茶谷。
私は「もったいないけど代打は末包かなあ、アツでもいいなあ」とか思ってました。
すると出てきたのはなんと堂林。
「げ!堂林を1打席で代えるの?守備固めどうすんの?」
と思いました。
結局、堂林はあっさり凡退。その後、8番林に代わりファーストの守備固めに入りました。
コレ非常に興味深い采配で、私は「代打の序列が変わったのかな?」と思いました。
右の代打の序列はここまで上本崇司が第1位でした。2位堂林。3位磯村。
ひょっとしてもしかして、末包昇大が堂林を抜いて2位に昇格したのかもしれません。
左のエスコバーに堂林ではなく末包を当てるつもりなのかと一人でワクワクしました。
まあ最初から林を下げるつもりで守備要員の堂林を代打に出した可能性が最も高いですが。笑
何が言いたいかというと今夜は野間に変わって末包がスタメンするかもしれませんよという話。
ショート上本、ライト末包はヒットを打てても球際に弱いですけどね。
ただ末包の打撃が好調なのは事実です。試合に出してあげたいです。