2025年のカープは攻撃型野球で戦う

2024年最後の更新となります。

今シーズンもご愛読いただきありがとうございました。

2024年のカープは歴史的貧打で4位に沈みました。

2025年のカープは【攻撃型野球】で戦おうと思います。

ええ、その通りです。 打って勝つ という意味です。

 

貧打の歴史

2021年に鈴木誠也がポスティング移籍。

2018年に丸、2019年にバティスタも退団しました。

そしてチーム総得点数は以下のように推移しました。

2018年 721得点

2019年 591得点

2020年 523得点 ※120試合

2021年 557得点

2022年 552得点

2023年 493得点

2024年 415得点

 

三連覇時代は概ね 700得点 していました。2024年の約2倍です。

2018年に丸が抜け、2019年は100点減少。

2019年にバティスタが抜け、70点減少。

2022年に誠也が抜け、500得点を割りました。

2024年は外国人打者が機能せず、415得点。

 

415得点でシーズンを終えたのは、球団黎明期の1970年代以来です。※ソース

ちなみに1970年代のプロ野球は 130試合制 でした。だから143試合で415得点の2024年がいかに得点不足かわかるでしょう。

2011~2012年の「統一球時代」 にもカープは439得点と423得点を記録しています。2024年は統一球時代に匹敵する貧打でした。

 

補強のないカープ

2024年は12球団が揃って打撃成績を大きく落としていますので、カープだけが打てないわけでもありません。まあしかし415得点がセリーグ5位だったことは事実であります。

2025年のカープはこの415得点を500得点に戻さなければならない。

どうやって100得点もアップさせるのか?

 

それは 育成と抜擢 しかありません。これしかないのですよ。

ファビアンとモンテロにも期待しますが、依存してはいけません。期待はしますが計算には入れない。 

2024年の私は「レイシャイありき」でチームの構想を練りました。

「どっちか一人は6番あたりを打てるだろ」

全っ然ダメでした。二人合わせて14試合6打点。スカタン。

 

レイもシャイもキャンプで一生懸命だったので応援しました。期待もしました。

だがプロ野球は厳しい。好きと勝つは別の話です。

 

2024年のドラフト会議直前、SNSでは「青学・西川史礁と大商大・渡部聖弥」がカープファンに人気でした。

里崎チャンネルも例のグラフをもとに西川史礁を獲れ!と言ってましたが、私はキッパリ断りました。

西川渡部は良いバッターです。だがカープの補強ポイントは「右の強打者」ではありませんでした。

結果的に佐々木泰と渡邉悠斗を獲得しましたが、私はこの二人を来季の即戦力とは見ていません。

投手と違い、打者が1年目から一軍で打つことは近年非常に難しいからです。

 

小園と坂倉

ちょっとここでクイズです。

クイズというかアンケートかもしれない。

 

「あなたの考える現役最強バッターは誰ですか?」

メジャーリーガーを除くNPB限定。

 

おそらくプロ野球ファンの 98% くらいは「あの選手の名前と顔」が思い浮かんだことと思います。

 

じゃあ「せーの」で、一緒に発表しましょうか…

 

 

いきますよ…

 

 

せーの…

 

 

 

 

 

 

小園海斗ぉ!

 

98%の野球人が小園。

残り2%が近藤健介。

 

その近藤健介が高木豊チャンネルでおもしろいことを言っている。

 

近藤は上の動画の14:21あたりで

「日本ハム時代は4番中田さんで6番レアード。5番の僕はつなぎの意識が強かった」

と語っています。

 

データ野郎や野球素人の皆さんが知らない話がまさにココ。

チームの中心打者って相手投手と1対1で勝負していないんですよ。

メジャーリーグは知りませんが、日本プロ野球は個の力ではなく チームの力 で打線を組んでいます。

今シーズン何度も何度も書いてきましたが、4番小園は自己犠牲の塊でした。

特に前半戦は坂倉と末包が不在だったので、前半戦の小園は個の力で戦ってました。

 

小園と坂倉はもうチームの中心に置いていいだけの経験と技術を身に付けました。私は末包昇大を二人の間に挟めばコゾスエサカがタナキクマルになれると思っています。

末包はまだ小園と坂倉、あるいは秋山や野間のようなベテランで挟んであげないと活きないバッター。個で打開する力はない。

私が信頼して計算に入れている打者は小園、坂倉、秋山、野間、あとは松山竜平。

末包、キク、堂林は上の5人に及ばない次点グループ。私はこのグループの中に 中村奨成 も含めている。上本崇司もここ。

3位グループが期待グループ。「打つだろう」ではなく「打ってくれ」と思って応援する選手。タナアツ、石原、中村貴浩、佐藤啓介、宇草、二俣など。

矢野雅哉もまだ3位グループです。今年良かったから来年も良いとは限りません。もちろん期待はしていますし、スタメンでは使います。

 

2番小園、5番坂倉

2025年のカープは「小園と坂倉のチーム」です。

だから二人の守備位置も打順もコロコロさせるべきではありません。二人が自分の打撃に集中しやすい環境を与えるべき。

コゾスエサカの3~5番もいいが、現時点で私は「2番小園、5番坂倉」が面白いと思っている。

昭和の野球は「まず4番バッターを決めてから打順を考えろ」と言われてましたが、4番がいないんだからそれはできない。

カープは2番小園と5番坂倉を固定して、1番に矢野や秋山。3番4番にファビアンや末包をコロコロさせるのがいいと思います。

 

2番小園の理由は1番だとイマイチ盗塁に期待ができないから。3番小園だとファビアン・モンテロの打席数が減るのがイヤ。

5番坂倉の理由はキャッチャーだからという理由のみ。本人が「行ける」と言えば3番でも4番でも1年固定していいと思ってます。それくらいの信頼度と期待度です。

 

内田、田村、佐々木が7~8番。まずはここからチャンスを掴め。3番と4番を空けているのはお前らのためだ。

1番秋山も悪くはないけど盗塁ができないのと矢野がまた7番8番を打つのがもったいないんですよね。私は矢野を1番で使いたい。カープで盗塁王に一番近いのは矢野と羽月でしょ。

新井が走らないと言っても1番バッターだけは走りますよ。19個で盗塁王なんてセリーグの恥だぜ。

 

最後に近藤健介。

もちろんNPB最強バッターは近藤です。

私はそのことを6月2日のブログにちゃんと書いている。

今年の交流戦で石原貴規が2死3塁で近藤にストライクを要求しました。

私は

「ドアホか、近藤にそのタマ投げたら10回投げて10回ショートの頭に打たれるぞ!」

と絶叫しました。ホントに打たれました。※参考記事

 

先ほどの動画の16:00あたりでも近藤は

「あの打ち方はいつでもできる。不調な時や『1点でいい時』はショートの頭を狙って打てる」

と言ってました。私も知ってました。

 

小園と坂倉の打撃は近藤のそれとも西川龍馬のそれとも全然違いますが、2025年はカープの顔、ひいては JAPANの顔 に向ってほしい。

2025年の坂倉には本塁打、小園には三塁打を増やしてもらいたい。

彼らの打撃はやっぱりそういうスタイルなんじゃないかな。2024年の小園と坂倉の打撃を1年間ずっと見てきて、そう思いました。

現在の日本最強打者は近藤健介です。

でも2025年になったらわかんないよ。


おしまい
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ありがとうございました。

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