現役ドラフトで山足と鈴木健矢がカープにイン。
カープから出ていくのはオレの矢崎拓也。
今日はなんでカープだけが2人も獲って、1人しか獲られなかったのか解説します。
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日本ハムが攻めてきた
結論を言うと、日本ハムの田中と鈴木がめちゃくちゃ人気だった ことです。
例えば
「田中3球団、鈴木3球団」
とか
「田中2球団、鈴木2球団」
とかで日本ハムが12球団最多得票を得ました。たぶん 圧倒した と思われます。過半数くらい獲ったかもしれない。
んで日本ハムが全体1位で指名したのはソフトバンクの吉田賢吾捕手(23)。
おそらくハムは吉田をキャッチャーとしてではなく、「バッター」として獲得したと思われます。マスクもかぶるだろうけど、田宮がいるからねえ。
その後、例えば全体2位で巨人が日本ハムの田中投手を指名しました。これにより他球団は鈴木健矢投手を1巡目指名できなくなりました。
3位以降、他球団はソフトバンクとハム以外の選手から1巡目指名をしていかなくてなりません。
カープの1巡目はオリックスの山足。
後述しますが、私はカープの指名順位は 結構上位だった と思いますよ。
だって矢崎拓也をリストに載せて1位指名がゼロ票だったとは考えにくい。
まあ年俸4800万なので、ゼロ票だったかもしれないけどさ。
山足と鈴木
私のパリーグ音痴は有名です。山足も鈴木も全く知りません。
山足は31歳のユーティリティープレイヤー。
鈴木健矢は27歳のアンダースロー投手。
ネットでは
「カープの指名順位が最後なので、山足しか残ってなかったんじゃないか?」
と言われています。
私は「半分当たってる」と思います。
でももし畠や浜地が残っていても、カープには似たタイプの投手が大勢いるし、平沢大河もカープでは守るところがありません。
だったら面白キャラの山足が1巡目というのは正解だと思います。
2巡目がハムの鈴木健矢投手。
こちらも全く知りませんが、新庄がサイドスローの投手をアンダースローに転向させた話は聞いたことがあります。
カープが2巡目に参加した理由はまさにこの子が欲しかったから。
これで九里がメジャー移籍すれば支配下は68人。残留or国内移籍なら69人です。
私の矢崎拓也
矢崎拓也について。
非常に寂しいですが、なるほどなと思わないこともない選択でした。
私の予想は宇草&ケムナでした。まあ2人ともリストに載ってて指名されなかっただけかもしれないけど。
カープはクローザー候補の矢崎を現ドラにかけました。過去にないチャレンジだったと思います。
良い選手が欲しかったのかもしれませんが、予想記事にも書いた通り、今年の現ドラで補強したいポイントというのはそんなに無かった。
エースや四番というのは現ドラで補強できるものではありません。現ドラで補強できるのは中継ぎ投手とか右の代打とか、将来の四番候補とか。
そんな中、博打を打ってまで補強したい選手はいなかったはずです。
山足と鈴木が欲しかったから矢崎で1巡目指名権を得たかったわけではないと思います。
カープが矢崎を現ドラにかけた理由。
それはおそらく 黒原拓未に勝ちパターンを任せるため でしょう。
カープの勝ちパターンは「7回ハーン、8回島内、9回栗林」が基本です。
ここに三振マシーン森浦、左キラー塹江、んで大野二世の黒原拓未。
さらに矢崎まで控えててくれれば頼もしいに決まっていますが、矢崎個人の給料は増えるのか?
現ドラの趣旨でもある「出場機会は増えるのか?」
勝ちパが3人じゃ少ないことは事実です。人数が多ければ多いほど良い。
だがカープの先発投手陣にも長いイニングを投げる力があります。
矢崎個人のことを思うと、他球団への移籍もなるほどなと私は思います。
ヤクルトでセーブ王でも獲ってやれ。
2巡目の珍
今年は史上初めて現ドラの2位指名が行われました。
2位指名を行ったのはカープ。ったく新しいことが好きなんだから。笑
カープは2巡目でアンダースローの鈴木健矢を指名。なのにカープは2人目を獲られませんでした。なんで?
説明しよう。
最初に言ったように、今年の現ドラで人気があったのは日本ハム勢。
カープともう1~2球団、鈴木健矢を欲しかった球団と日本ハムが2位指名に踏み切りました。
その中でカープの指名順位が1番目だったので鈴木の指名に成功しました。
現ドラ2巡目に参加した球団が「カープ、ハム、ソフトバンク、巨人」の4球団だったと仮定します。
この中で1番目の入札で1番人気だったのがハム。私の予想では「田中3+鈴木3」で計6票。
んで巨人とソフトバンクが2票、カープが矢崎1票とか。
このケースだと1巡目指名順はハム→巨人→ソフ→カープです。
2巡目の指名は順番が逆になります。カープ→ソフ→巨人→ハム。
カープ、ソフ、巨人が欲しかった選手がハムの鈴木健矢。カープが先に獲ったのでソフと巨人は降りました。
ハムが欲しかったのはソフか巨人のどちらかの選手。ソフと巨人が降りたため、ハムはその選手を指名できずに2巡目指名を棄権しました。
ソフトバンクのリチャード砂川もリストに載っていたんじゃないかという声がありますが、だったらハムは1巡目で指名したはずなので、私はリチャードは現役ドラフトにいなかったと思います。
以上のような理由から、
「カープが2人獲ったのに1人しか獲られていない」
「ハムは2人獲られたのに1人しか獲れていない」
という事態が起こりました。
カープとハムはどっちが得したのかよくわかんないけど、カープの2人目が取られなかったことは何となく嬉しい。
ハムも案外「支配下枠が1個空いて良かった」とか思ってるかもしれない。
もしカープが獲ったのが山足だけで、矢崎と宇草の2人を獲られていたとしても、宇草が移籍先で活躍できるなら私は嬉しいです。
新たなルール改正も必要かもしれませんが、今年の現ドラはいい感じに終わったんじゃないですかね。