今日は唐突に10年前の話をします。
2015年の広島カープ。何があったか覚えてますか?
緒方孝市新監督の1年目。キラをクビにしてグスマンとシアーホルツを獲得し、勝負に出た年。
先発ローテには前田健太、黒田博樹、クリス=ジョンソン、大瀬良大地、ノムスケ。当時はまだ6連戦が少なかったため、この5人がメインで回ってました。
中崎翔太が自己最速156kmを出したのもこの頃じゃなかったか。
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高卒3年目
なぜこんなことを思い出してるかというと、2015年って多くの評論家が「カープ優勝」を予想した年なんですよね。
カープは1991年以来24年間も優勝してないのに多くの評論家が「カープ優勝」を予想しました。いったいなぜか?
それは前年のカープが強かったからなんですよ。
2014年の広島カープ。まずはエルドレッドが本塁打王。前半だけで30発。
菊池涼介が2年連続GG賞。一岡竜司大爆発。オールスターファン投票11人中8人カープ。※NPB
24年間優勝してないのに「カープ女子」が流行語大賞。
年が明けた2015年。
黒田博樹が漢気復帰しカープ熱はますますヒートアップ。一方、新井貴浩はカープファンのブーイングを恐れていた。
キャンプを引っ張るのはマエケン軍団。中田廉と大瀬良大地。
野手ではキクマルコンビとルーキー野間峻祥に注目が集まる。
だけど私が最注目していたのはヒョロッとした高卒3年目の若者でした。
その選手の名前は鈴木誠也。20歳。この年から外野手登録となりました。
開幕スタメン
鈴木誠也は2014年のクライマックスシリーズにスタメン出場し、5タコ。
特に8回表1死満塁の場面で凡退した悔しさを20歳の鈴木誠也は忘れていませんでした。
その悔しさを胸に2015年のキャンプは一軍スタート。そこで誠也は
「(ドラ1の)野間さんは関係ない。今年レギュラーを取らないと終わる」と覚悟を語りました。※参考記事
2015年の鈴木誠也は開幕戦に1番ライトでスタメン出場。3タコで迎えた4打席目に代打天谷を送られました。
開幕2戦目もスタメン出場。5タコに終わり、以後ライトのポジションには野間峻祥が座りました。
6月には誠也の打率が3割に乗り、シアーホルツが打てなくなった8月頃からスタメン出場の機会が増えます。
結果、2015年の鈴木誠也は51試合にスタメン出場。出場97試合、打率.275、本塁打5本をマークしました。
内田湘大
3年目の鈴木誠也にはライバルが大勢いました。
センターには丸佳浩。レフトには松山とエルドレッドとロサリオ。ライトには野間とシアーホルツ。
そんな中で21歳の誠也が51試合スタメンしたことはなかなか立派です。
さて時を2025年に戻しましょう。
3年目の内田湘大も一軍キャンプが決まりました。
内田にもライバルは大勢います。
同じサードの佐々木と二俣。小園海斗もサードを守れる。
中でも内田の最大のライバルになるのは通算1700安打の 菊池涼介 であります。
私の構想では矢野と小園が二遊間を組み、坂倉奨成と4人でセンターラインを組むこと。んでサードとファーストに大砲を揃えたい。
内田は自主トレで13年目の鈴木誠也から打撃のアドバイスを受けました。2025年は暴れてほしいですね。
一軍メンバー
手術明けの坂倉と栗林も一軍スタートが決定。
キャッチャーが1人足りない気もしますが、紅白戦をする時だけ二軍から高木翔斗を借りてくればいいのか。
新井監督は今年のキャンプを「がっつり競争」と言っています。爽やかで大変よろしいです。
仲田侑仁と斉藤優汰はちょっと時期尚早じゃないかと思うが、まあ一軍でもう一度しっかり見てやる。
羽月が二軍スタートなのは韮澤が一軍スタートだから。
奨成が一軍なのは私も嬉しい。細かいことだけど奨成が「外野のどこを守るのか」に注目したい。
宇草じゃなくてケンティーがいるのはセンターを守らせるためか?
レフトは末包と貴浩、ライトはファビアンと田村と予想するが、センターは秋山と誰になるのか?
中村奨成のセンター構想は果たして今年ホントに実現するのか?
センター守れりゃライトも守れる。
中村奨成はプロ8年目の25歳。がけっぷちとはいえ、矢野雅哉の1個下で黒原拓未と同い年です。
脂の乗ったいい年頃。今年も奨成と内田を徹底的に応援します。