2024.6.30(日)
巨人 3-2 広島 東京D
0対3から2対3の1点差までよく追い上げたものです。
特に9回表、4番の小園までよく繋いだよ。
一打逆転の場面でボール球を振りまくった小園。お前らの言う通り小園で負けました。つまり小園の保護者である私の責任です。ごめんね、ごめんね。
2死満塁でアウトになった小園も重罪だが、1死23塁で三振した堂林はハッキリ言って 論外 ですよ。今日はケースバッティングの話をします。
1死23塁の堂林
小園はカープで唯一ここまで70試合全試合にスタメンしています。カープの貯金8はハッキリ言って小園の手柄です。
その小園は今とても疲れていて、しかも 孤独 です。
巨人は小園にストライクを投げてくれません。阪神も投げない。DeNAと中日はアホやから投げてくれます。
末包が離脱してからの小園は孤独です。昨日の9回表にボール球を追いかけまくったのも、4番小園が5番坂倉を信用していないからです。
それも仕方がありません。打ってない坂倉も悪い。
昨日の9回表2死満塁は無得点でも仕方がないと思ってます。
ストライクが入らなくてあっぷあっぷの大勢を小園が助けた形ですが、それも小園らしさといえば小園らしさです。
そんなことより6回表1死23塁で巨人の内野は定位置。三振以外なら1点という場面で左の高梨を相手にしっかり空振り三振した堂林の方がよっぽど罪は重いです。ベテランのくせに何やってんの。昨日の敗因は小園じゃなくて堂林です。
2死23塁で代打松山
私が大キライな「2死23塁での代打松山」
久しぶりに炸裂しましたが、昨日の「2死23塁での代打松山」は完全に正解。オッケーです。なぜだかわかりますか?
答えはカープが「2点負けていたから」です。2点負けてて2死23塁の松山はオッケー。
2点負けてて切り札を出せば、普通相手は松山を敬遠できません。松山が勝ち越しのランナーになるからです。いわば2死無走者で代打松山を敬遠するようなもの。
昨日の阿部はそれをやりました。試合に勝ったのは巨人ですが、作戦としてはカープの方が完全に正しいです。
6回表、1対3。堂林がアホな三振をして2死23塁。
打者矢野、投手高梨。
ここで新井が代打二俣を送る。すると阿部は右投手を出す。
ここで新井は代打松山を出しました。四球は計算してましたしたが、まさか申告敬遠されるとは思っていませんでした。
阿部はアホやで。目先のことしか見えてない。
2死満塁でバッターは8番石原。新井は松山に代走菊池を送ります。
「ん? 7番矢野に代打二俣→代打松山→代走菊池? なら最初から代打菊池でいいやん」
そうね。素人ならそう考えるよね。
新井と藤井の作戦はまず高梨を下ろして右の船迫を出すことでした。
もしも代打菊池ならキクvs船迫でした。この時、キクに代打松山は出せません。
だが二俣vs船迫なら正々堂々と代打松山を出せます。
新井の勝負はここでした。選択肢は三つ。
1 二俣vs高梨
2 キクvs船迫
3 松山vs船迫
新井は3番を選択しました。私もベストの選択肢だったと思います。
2点差の2死23塁で阿部が松山を申告敬遠するとは、私も新井も思いもよりませんでしたよ。
カープはベストの選択肢を選びました。阿部は奇策に出ました。
結果は阿部の勝ち。こういうこともあります。
佐々岡時代に私が2死23塁で代打松山を出すことにいつもキレてた理由は「点差が1点差だから」です。
松山関係ないんですよ、ホームインしてもしなくても。2塁走者が勝負なんですよ。ほんで切り札敬遠されて8番バッターで勝負なんですよ。これはアホ丸出しで阿部と同レベルです。
昨日は代打松山が勝ち越しのランナーだったので、2死23塁で代打松山は論理的にオッケーなのです。
2死3塁で岡本和真
最後に石原と玉村に苦言を呈します。
末包とレイノルズがいなくなったカープにとって、失点はなるべく最小限に抑えたい。
1回裏、0対0、2死3塁、打者岡本、投手玉村、捕手石原。
あのな、いつも言うてるけどな、2死3塁とか2死23塁とかで「いつも爽やか真っ向勝負」はアホのやることやねん。
23歳で父親にもなった玉村昇悟。
前回も苦言を呈しましたが、お前いつまでもこんなポジションでいいのか?
初回に3失点して代打を送られ交代。2回以降は素晴らしいピッチングで巨人打線を寄せ付けませんでした。
1回2死3塁から4連打で3失点。
一番いけないのが1連打目の岡本和真です。
2死3塁で岡本和真と真っ向勝負。23歳のルーキー常廣ならそれでもいいよ。いつも爽やか真っ向勝負。
だが23歳でプロ5年目の玉村がそれではイカン。勝てる投手とただイニングを稼ぐだけの投手の差はここにある。ケースピッチングとでもいうのか。
2死3塁で岡本勝負。しかもカウント3−2。
私と坂倉と野村克也はここで100%ワンバンのボール球を投げます。
それを玉村石原はど真ん中。あり得ない配球でした。
6回表2死満塁でショートゴロを打った打者石原は無罪。ベストを尽くした。
だが1回裏2死3塁で岡本にストライク投げたキャッチャー石原は堂林並みに重罪です。敗因。
若い玉村をリードするなら石原はもっと「ボール球でいい」と強くリードしないといけませんでした。
一応石原は低めのボールゾーンにミットを構えていましたが、それじゃあ若い投手は高めに抜けることがあるんですよ。
「だけど1点を惜しむと3点取られるだろ」
もその通り。
しかし今のカープは1点か2点しか取れないのですよ。
今は「1点を惜しむ野球」をするべきだと思います。末包が戻るまでマジでカープは打てないですよ。
ちなみに石原は2死23塁で8番門脇にはちゃんとボール球を要求してました。当たり前です。三振した門脇がパッパラパーなのです。
宇草、田村、奨成、河野
坂倉に1本出たのは明るい兆し。河野も良かった。期待しましょう。
宇草にも1本出ました。フォークボールを打ったことも大きいですよ。
宇草はここまでストレートしかヒットしてませんでしたが、今季初めて変化球をヒットしました。
宇草の打率は.233ですが、カープの中では 平均値 です。
残念ですがこの先のカープは宇草クラスのバッターにタイムリーヒットを期待しなくてはなりません。
なに?
宇草に失礼だと?
アホか、お前ら、勝ちたくないんか?
末包とレイノルズのいないカープは非常事態宣言ですよ。
坂倉はスカタンだし小園はヘトヘト。
矢野や宇草のヒットに期待しなくてはならない。
私は秋山や野間に四番を打たせろと思っている。だが新井はやらないだろうな。
田村と奨成を使うのも今である。今週も雨が多いけどさ。