野間峻祥と今永昇太の因縁~2014明治神宮野球大会

カープの野間峻祥とDeNAの今永昇太の因縁をちょっとメモしときます。
まずは歴史的背景から。

■因縁の試合前後のできごと
2014年10月8日
カープ野村謙二郎監督が辞任を発表。

2014年10月14日
カープ緒方新監督を正式に発表。

2014年10月17日~19日
東海地区大学野球秋季選手権大会。
野間キャプテン率いる中部学院大が優勝。
4年生の野間がMVP。2年生の床田寛樹が優秀選手賞。
優勝した中部学院大は11月の明治神宮野球大会に進出決定。

2014年10月23日
ドラフト会議でカープが野間峻祥(中部学院大)を1位指名。

■明治神宮野球大会とは?
毎年6月に開催されるのが「全日本大学野球選手権大会」
こちらは全国26連盟の大学王者が集う大学野球最高峰の大会。
大学野球ファンはこっちが好き。

11月に開催されるのが「明治神宮野球大会」
こちらは高校の部と大学の部が開催されます。
大学の部は11チーム。
東京六大学と東都大学リーグの2つにシード権があり、残り9チームをインターリーグ方式で争います。
毎年ドラフト後に開催されるため、プロ野球ファンはこっちが好き。笑

2014年の神宮大会。
11月14日(金)に開幕。
カープファン注目の中部学院大学は2日目に登場。

2014年11月15日(土)
九州産業大学2-4中部学院大学
野間4打数3安打1打点
カープ1位の野間が中日2位の浜田を打ち砕いた。

■運命の試合「駒大vs中部学院」
そして2回戦が運命の試合。
野間峻祥、大学最後の試合。

2014年11月16日(日)
中部学院大学1-4駒澤大学
野間4打数1安打0打点

この日も野間は3番センターで出場。
一説によれば野間はアマチュア時代に一度も1番を打ったことがないらしいです。←未確認
ずっとクリーンアップ。

駒大の先発は3年生の今永昇太。
今永も有名人でした。
3年時点でもうドラフトの目玉。来年の1位は間違いないと。

その今永に野間は手も足も出ない。
おそらく初対戦だったでしょう。東京と岐阜。練習試合すらないと思います。
試合の映像はこちら。

ちなみに駒大のセンターは江越大賀(阪神)。
2年生の床田寛樹は7回8回をパーフェクトリリーフ。

2014年のプロ野球は菊池涼介(24歳・中京学院大出身)が2年連続でNPBの捕殺記録を更新し、キクマルフィーバー。カープ2年連続CS進出。
忍者菊池を輩出した岐阜大学リーグは完全にプロ野球ファンに認知されていました。

東都リーグでは2011年から2014年にかけて、東浜巨、九里亜蓮、山崎康晃らを擁する亜細亜大学が黄金期を迎えていました。
しかし2014年秋、3年生の今永昇太がその亜大を破って26季ぶり優勝。今永MVP。
駒大は勢いそのままに神宮大会も制したのでありました。

※試合詳細は中部学院大学のホームページ
※野間キャプテンの試合後コメントは日刊スポーツ

■2014ドラフト会議
野間は夏までは「ドラフト下位」という評価でした。
しかし夏場以降、野間は評価を上げ、ドラフト直前には「2位以上でないと獲れない」と言われました。

そしてカープは10月10日に有原航平(早稲田大)の1位指名を公表。
2位で野間を狙いましたが、有原をくじで外したため野間を繰り上げ1位指名。
2位で薮田和樹(亜細亜大)というサプライズ使命に踏み切りました。

2年後の2016年、カープは床田を3位で指名。
3年後の2017年は平岡敬人を5位指名しました。いずれも中部学院大。


おしまい
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ありがとうございました。

-赤辞苑