15年後の黒原から手紙が届きました

2022.3.20(日)

広島 3-8 ソフトバンク マツダ

佐々岡の試合って試合途中で「今何点差?」がわからなくなりませんか?

私だけですかね。

「今オレ達って何点取られたんだ?何点追いかけてるんだ?」

そりゃスコアボードを見ればわかりますけど、試合に集中していれば選手はスコアボードを見なくても得点差やカウントをハッキリ認識しているものです。甲子園で戦っている高校生たちはスコアボードで点差など確認しないはずですよ。

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オードブル

遠藤末包。まだスキだらけですが消去法で開幕スタメンが決定。チャンスを掴め。

坂倉栗林。ストライク勝負して2安打。一発のないバッターにはあれが正解。私はまだ変化球が多いと思ったくらいです。

田中広輔。4タコですが内容は非常に良かった。使えば打つと思います。サード守備も及第。

中村奨成。3タコ。振るべき球を振ってボール球はしっかり見逃せています。タイミングも合ってる。なのになぜファールになって前に飛ばないのか? 疲れか故障でしょう。開幕一軍ピンチ。磯村との争いです。

宇草孔基は左中間に打て。

レジェンドゲーム。誰もケガしませんように。特に高橋慶彦の若気の至りが心配です。笑

 

そんなこんなで本日のメインディッシュは黒原拓未です。

本日は「37歳の黒原拓未」を妄想します。

テーマソングはアンジェラアキさんの「手紙~拝啓十五の君へ~」

黒原が「15年後の黒原」に手紙を書きましたよ。

 

 十五年後の僕へ

拝啓。

この手紙、読んでいるあなたは

どこで何をしているのだろう。

 

ルーキーの僕には誰にも話せない悩みの種があるのです。

カットボールもチェンジアップもプロの打者は振ってくれないし、監督はいつも僕のフォームをいじるんです。

同期のみんなも苦しんでいて、僕が先頭に立って引っ張ろうと思うんですが、ますます気が焦って上手く行きません。

開幕直前だというのに先輩方もどことなく気が緩んでいて、コーチ監督を少し冷めた目で見ています。

 

僕は強いチームも弱いチームも両方経験しましたが、強いチームはみんな個人成績なんか後回しにしてチーム一丸となって勝利を目指していました。でもプロは違いました。

これってカープだけなのでしょうか?

それとも佐々岡監督だけなのでしょうか?

僕は誰の言葉を信じ歩けばいいのでしょうか?

プロ野球選手が個人事業主だということも知っています。でもプロ野球も「野球」でしょう? 僕はみんなで勝ちに行くチームで野球がしたいです。

 

十五年前の僕へ

拝啓 ありがとう。

ルーキーのあなたに伝えたいことがあるのです。

負けそうで、泣きそうで、消えてしまいそうな時は

大瀬良先輩と九里先輩について行きなさい。

今僕は37歳だけど、ずっとカープでプレーしています。

カープの大卒投手で15年間カープ一筋で頑張った投手は史上3人目だそうです。野手は大勢いるけどね。

 

ベテランになった今でも傷ついて眠れない夜はあるよ。

今の僕は若い頃のストレートがもう一度投げられたらって毎晩思ってる。君はそれを持ってる。羨ましいよ。

怖れずにあなたの夢を育てて下さい。

ランランラ、ランランラ

ランランラ、ランランラ

 

試合に負けそうな時や消えてしまいたい時は坂倉先輩を頼りなさい。

あの人めっちゃ頼りになるから。

年が1個しか違わないのに、毎年差を広げられてる感じがするよ。

 

晃汰と樹斗はたぶん15年前と今も何も変わってないよ。あのまま。

僕もベテランになったからわかることがある。

若い選手は悩んだ方がいいってこと。先輩もコーチも答えなんか持っていないから。自分に合った答えは自分でしか見つけられないものだから。

誰かに教えてもらった通りにやっても本当の意味で自分のものにはならないよ。

ただこれだけは言っておく。君のチェンジアップは本当に君を助けるよ。若いうちはチェンジアップとまっすぐを磨いておいてくれ。

え?

誰かの言う通りやっちゃダメなんだろって?

僕は他の誰かじゃない。僕は君だからいいんだよ。カタいこと言うな。笑