2019年カープ展望シリーズ。
第3回は野間峻祥。
今月で26歳。
意外といい歳なんです。
いつまでも夢見る若手じゃいられない。
野間が2000本安打を打つ選手になるためにはもう後がありません。
2018年は116安打で通算178安打。
残りだいたい1800本。平均150安打ならば12年かかります。
30代後半で150本安打は簡単じゃないですよ。
ちなみに
・35歳の前田智徳 148安打(2006年)
・35歳の緒方孝市 133安打(2004年)
です。金本は165安打で打点王
緒方は代走からレギュラーを掴んだのが27歳の時なんですよね。1996年。
初めて規定打席に到達し、シーズン100安打を超えました。
でもなぜか盗塁王は2回目。笑
別に野間が2000本打たなくてもいいんですけど、昨年の活躍で挑戦権を得ました。
となると今季はレギュラーの座を不動のものとしたい。
丸とは違うタイプのセンターになればいいと思います。
野間の課題は攻走守全て。
MLBに倣って「5ツール」別に考察します。
・アベレージ
野間は田中や丸のように四球を稼ぐのは苦手。
でもファールで粘ることはもの凄く成長しました。ここは非常に評価しています。簡単に三振しない。
野間は出塁率を求めるより、イチローや野村謙二郎のように積極的にヒットを打つタイプです。
もっと初球からガンガン行くべき。打率.300で出塁率.350が目標です。田中は.300で.400。
・パワー
入団当初は「トリプルスリー」とか言ってましたし、フリー打撃ではポンポン柵越えするらしいですね。
でも今はまだ中距離ヒッターでいいんじゃないでしょうか。野間の武器はバットじゃなく足。
本塁打は15本で十分でしょう。しかもそのうち5本はランニングHRでいい。
へえ。山田哲人と野間峻祥は同い年ですか。そうですか。へえ。
・走塁
ここが一番物足りない。
ベースランニングの素晴らしさをなぜ盗塁に活かせないのか?
一昨年の2017年シーズン、交流戦で2回盗塁を試み、2回連続で「2塁ベースを通り越した」ことがありました。
もしかして速すぎるのかも。野間。
んで1-2塁間の歩数ばっかり意識してベース手前でスピードダウンしています。←これは主観
あとちょっとで100盗塁できそうな気がします。
秋のキャンプではピッタリの歩幅と歩数を一生懸命模索していました野間。
・守備
ここは二番目に物足りないポイント。
守備範囲が狭すぎる。陽岱鋼の1.5倍しかない。丸は2倍。
ただしレフトとライトの守備範囲は広いので、試合に出てればセンターも上達すると思います。
1歩目のスタートが丸に2段3段劣ります。あとフェンスにも登らない。赤松コーチ、出番です。
・肩
これも全然物足りない。
ルーキーの時にライトで見せたあの肩はどこに行ったの。
2018年の補殺は3個。1年目は6個でした。
誠也やイチローに負けてる場合じゃないぜ野間。
ということで野間。結論。
打撃も田中に追いついてほしいが、この壁は壮大すぎます。1年じゃ無理。
でもまずは守備で丸を超えてほしい。これは一冬でできます。
実は野間が機能しなければ、いきなり手薄になるのが1軍のセンター。
野間以外では高橋大樹、下水流、堂林くらいです。
あとは赤松と誠也と指原莉乃くらい。
実はカープのマストアイテム野間。
いきなりこんな時代になるとはな・・・まる。