驚きますね。
今年のカープの大盤振る舞いに。
まず丸に4億円。4年契約17億。
続いてアドゥワ(20)に480万円→2200万円。
これはめちゃくちゃビックリした。
中村祐太(23)900万円→1200万円なのに・・・
堂林(27)は1600万円。
アドゥワは今季53試合に登板。6勝2敗。ERA3.74。
勝ちパターンで出てきたことも2度3度あったが、残りの50試合はほとんどビハインド時か同点の延長戦。
私は勝ちパターンの3人だけが「救援投手」なのではなくて、敗戦処理やロングリリーフの人たちも立派な「救援投手」だと思っているので、アドゥワのこともむろん高く評価しております。
勝ちパターンの3人は「勝てるゲームをキッチリ守り抜く仕事」で、ロングリリーフの人は「負けてるゲームを勝ちに変える仕事」だと思っているんですよ。
1980年代の川端順がその代表格ですね。
試合の展開上、先発投手に代打を出さないといけなくなり、6回から2番手・川端が登板。
6~8回の3イニングをゼロに抑えてチームは逆転。自分に勝ち星がつく。
シーズンが終わってみれば10勝2敗。最高勝率のタイトルまでゲット。みたいな。
今季のアドゥワは19歳でその仕事を立派に務めました。
143試合フルに一軍登録。二軍落ちは一度もなし。これまた立派。立派すぎ。
2011年にも19歳の今村猛が大フィーバーで大活躍しました。
54試合、3勝8敗2S、ERA4.69
アドゥワより勝ち負けが逆転した感じですが、この年の今村はサファテに繋ぐ「8回の男」を担当してました。ある意味、9回より厳しい8回を19歳の今村が担当。最速154km。
この頃の猛が一番凄かった。防御率はちょっと悪いですけど、ボールは凄まじかったです。
アドゥワは負けてる場面で出て行くので、自分に負けがつくことはない。
逆転のカープでむしろ勝ち星がつく。
猛の場合は同点や1点リードで出て行くので負けがつくこともありました。
とにかく勝ちパターンの今村。
ドラ1なので年俸は1000万円。
この飛躍の年の契約更改では1000万→2000万円。
暗黒のマツダガラガラ時代でチームも5位。
それで倍増。私は十分高い評価だと思いました。
ドラフト4位のアドゥワは480万円→2200万円。
チームは3連覇の黄金時代。グッズもバカ売れ、ウハウハ時代。
球団のアドゥワへの評価が
「一年間、ブルペンにいてくれてありがとう」
「どんな場面でも便利使いに耐えてくれてありがとう」
で年俸5倍なら私も嬉しい。
でも多分そうじゃない。
「6勝2敗、貯金4を作ってくれてありがとう」
「チーム4位の53試合登板ありがとう」
「防御率3点台ありがとう」
って「うわべの数字」が高く評価されたんじゃないかと思います。
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2年目の働きは猛の方が上です。アドゥワより。
勝ちパターンで投げてたし、サファテの代わりに9回を締めたこともある。
チーム状況は確かに違いますが、アドゥワに2200万円はちょっとサプライズでした。私には。
アドゥワが悪いって言ってんじゃないですよ。
480万円→1500万円がいいところかなと思っていたので、カープの大盤振る舞いに非常に驚いています。
丸に4年17億も非常に驚いています。
黒田の4億とか6億を引き合いに出す人が多いですが、アレは黒田への契約金(退職金)みたいなもの。
どちらも「1年限りの契約」のつもりだったのでカープ球団も大盤振る舞いできました。
丸には4.25億×4年=17億です。これは非常に負担が大きい。
丸を引き留めるとタナとキクとアツに払う金があるのか!?
誠也が三冠王でも獲ったらどうなるのか?
だから丸に出て行けと言ってる訳でもないですよ。
カープは本当にお金持ちになったのか!?
来季Bクラスに落ちてもマツダの売り上げは維持できると踏んでの大盤振る舞いなのか?
2018年のカープ総年俸は25億円でした。ジョンソン含む。
私は来季の総年俸は30億円と踏んでますが、来年も再来年もアップし続ければ非常に心配です。
他人のフトコロ、大きなお世話。
アドゥワの2200万円についての雑感でした。