もしも新井貴浩がドラフト指名されていなかったら[前編]

この記事はフィクションです。管理人の妄想100%のウソ記事です。
今日も暖かい目でご覧ください。

1998年夏
広島市内
野村謙二郎宅にて

ピンポーン

新井貴浩
失礼します!
駒澤大学の新井貴浩と申します。本日はお世話になります。

野村謙二郎
初めまして。野村です。
お前ずいぶんデカいんじゃのう。まああがってくれ。

新井
ハイ、ありがとうございます!
失礼いたします!

野村
そんなに緊張しなくていいよ。笑

新井
ぐわ!
こ、この方は!

金本知憲
おうワレが新井か。やっちゃるけえのう。

新井
金本さん!?
大ファンなんです。サインしてください。

野村
ばか。お前は何をしにここまで来たんじゃ。

新井
そ、そうでした。
実は野村先輩に折り入ってお願いがあるんです。

野村
おう、言うてみい。

新井
実は僕、どうしてもプロ野球に入りたいんです。
で野村先輩に自分のバットスイングを見ていただきく、失礼を承知でお伺いした次第であります!

野村
よう言うた。
実は太田監督から話は聞いていたよ。
さっそく庭に出て100本ほど振ってみな。

新井
ハイ!ありがとうございます!!!

ブン!
ブン!!
ブン!!!

野村
どう思う、カネ?

金本
波打ってますね。それに開きも早い。

野村
そうだな。高めは打てても低めの変化球には脆そうだな。

金本
同感です。

ブン!
ブン!!
ブン!!!

野村
よし、もういい。

新井
ハイ!

野村
大学のかわいい後輩だし、オーナーとスカウトさんにも推薦はしておく。
しかしカープが必ず指名するとまでは保証できんぞ。

新井
もちろんです。ありがとうございます。
なにとぞよろしくお願いします!

・・・4か月後

1998年11月20日
ドラフト会議当日

アナ
第7回選択希望選手・・・広島東洋・・・・
広池浩司、25歳、投手、立教大学卒

アナ
広島東洋・・・選択終了です。

同日、駒澤大学

太田監督
はい、わかりました。
ありがとうございました。失礼します。ガチャ。

新井貴浩
・・・

太田
おい貴浩、たった今ドラフト会議が終わったそうだ。
今年も駒大から指名された選手はいなかったよ。

新井
そうですか・・・

太田
気を落とすな。まだ社会人野球でチャンスはある。
お前はNTT中国だったな。
まずはそこでしっかりと鍛え直してみることだ。

新井
ありがとうございます。

太田
残念だったけど謙二郎にはちゃんとお礼を言っとけよ。
さあ、切り替えて秋のリーグ戦に集中しよう。

新井
ハイ・・・

2か月後、1999年1月
駒澤大学グラウンド

新井
おはようございまーす。

太田
おお新井か!今朝の新聞を読んだか?

新井
はい。
カープが新外国人のエディ=ディアスを獲得したそうですね。

太田
馬鹿モン!
お前の就職先のNTT中国野球部が消滅したぞ!

新井
ええ!?

つづく