CSでもう負けたくない!得点パターンを増やさねば

日本シリーズやクライマックスシリーズは得点が入りにくいです。
理由は二つ。
<1>良い投手から先に出てくるから
<2>継投策が早いから

いわゆるローテの谷間が少ないですよね、レギュラーシーズンよりも。
エースクラスがバンバン中5日とか、場合によっては中3日、中4日の人もいる。
さらにいつもなら先発投手は100球投げるんですが、短期決戦ではリリーフをジャブジャブ使っちゃえって野球です。近年は。
昨日のヤクルトも巨人も先発投手の他にリリーフ投手を8人ブルペンに入れています。
去年のDeNAは9人でした。
負けていても勝ちパターンがふんだんに起用されます。

■事実
CSはレギュラーシーズンより得点が入りにくい
と見て間違いないのではないでしょうか。

昨日はCS1st2試合が行われました。
4チームの放った安打数は7、6、6、0。やはり打てない。
昨日は各地で先発投手が頑張りましたが、それでも短期決戦では早い回から「仕掛け」が始まります。
代打も早けりゃ、リリーフも早い。

試合終了後に振り返れば
「チャンスは5回のあの時だけだったな・・・」
「思い切って代打を出しときゃ良かった・・・」
なんてことになりかねません。

レギュラーシーズンのカープは「逆転のカープ」で戦ってきましたがCSではなかなか逆転できないでしょう。ここまで残ってるのも強いチームばかりですから。

なので1点を獲る、1点をやらない野球をやらないといけません。

前置きが長くなりましたが、昨日のG菅野のように「打線が手も足も出ない」状況を作られた時、カープはどう戦うべきか?

<1>早めの継投
昨日のヤクルトはソロ、ソロ、2ランで4失点。試合は4-0で敗戦。
得点はHR3本だけなので、ヤクルトベンチの継投策も難しかったと思います。
しかし4点目をあげた4回の亀井の2ランはなんとなく「長打の予感」が漂っていたし、相手投手の菅野が完全投球をしていたし、次の打者は8番の小林誠司。
2死1塁で走者阿部。そりゃカメは一発狙いだよなあ。若いバッテリーに対するヤクルトベンチの指示は適切だったのかなあ・・・
カープで言えば危ないのは野村祐輔かな。
ノムスケもこういう場面ですーっと置きに行きそうな予感がしますよ。要注意。

<2>先発投手を攻略する方法
ポストシーズンには先発の「谷間」が少ない。エースから順番に出てくる。
ノーヒットノーランをやられたら手の打ちようがないですが、昨日の菅野には「つけいる隙」はいっぱいありました。
まず球数を投げさせる。
カープは今季対菅野6試合で2勝3敗1分。ERA2.79
菅野に土を付けた2試合でカープは5回で100球を投げさせています。
こういうねばねばが必要。
田中、丸は相手に球数を投げさせられる選手です。

<3>得点のレパートリーを増やす
あとは打者の調子の見極めですね。
私がキーマンにあげていたヤクルトのバレンティン。
3タコ、4タコで2試合無安打。
バレをスタメンから外すという選択はできないわけですが、四番で点が入らないなら、他の方法で点を獲らないといけませんでした。
バレはセリーグのダントツ打点王ですが、もろい打者としても有名ですよね。
菅野、メルセデスなど相手のエース格との対戦成績は打率1割です。

「バレンティン、打ってくれ」
だけではやはりこうなる。
ベンチの怠慢。どうした琢朗?

カープも終盤、丸と誠也が不調でした。
2人の打順を変えてはいけないのですが、ゲームプランを立てる中で「誠也と丸が打てない場合」も想定しておかないといけません。

いろんなプランを立ててみましょう。
■捕手2人制。曽根が緊急捕手
これはやってほしいなあ。磯村を外せれば代打1枚、リリーフ1枚、代走1枚のどれかが増えます。
1点を獲る、1点を守るためのレパートリーが増えます。

■バティスタ+メヒア2人制。投手はフランスア+ジャクソン。
CS初戦は大瀬良大地・・・みたいな空気が日に日に強くなっていますが、ジョンソンを初戦から出せば、メヒアかヘルウェグを1試合多く使えるんですけどね。
まあしかしメヒアもヘルウェグも「通用したら儲けもの」と思っておきましょう。この2人はまだ「やってもらわないと困る」って場面で使うべきではないです。

■代走で点を獲る
今季のカープの代走の切り札は上本。実際、盗塁も今年バツグンに上達しました。
警戒されている中で盗塁を決める確率はもしかしてコースケよりも野間よりも上本が上かもしれない。
代走の切り札は上本。
しかし野間もいる。CS6連戦はDHなし。
ファースト西川、レフト松山もじゅうぶんありえます。メルセデスも左が苦手。
今年の緒方監督は「代打野間」を5回も起用しています。
私は代打野間より代走野間の方が武器だと思いますけどね。

■代打で点を獲る
新井は確定。あと右は小窪or下水流。
左は龍馬が一番手か。松山は4打席打たせたい。
バティスタはHR狙いの代打。左右関係なく力尽くで得点したい時にバティ。
さっきの捕手2人制で代打の枠を増やせるのなら、高橋大樹も面白い。堂林は・・・

以上、時間切れ。
四番で点を獲る方法が一番です。