カープの全日程が終了しました。
無事にセリーグ三連覇を果たしたものの、チーム全員誰一人ここで満足していません。
新井さんがビールかけで言ったあのセリフ。
そう、あの名言です。
「二次会は黒田さんちで!」
・・・失礼
これじゃなかった。
こっちです。
「僕たちが欲しい旗はもう一本あります」
そうです。
日本シリーズのチャンピオンズフラッグ。
CSを勝ち抜き、日本シリーズを勝ち抜く。
これこそ新井さんラストイヤーとマツダスタジアム10年目を締めくくるにふさわしいタイトルです。
優勝決定後はヘルウェグやメヒア、1塁龍馬に2番野間、
緒方監督はいろいろなオプションをテストしました。
んで、気になった起用法として
「リリーフ岡田明丈」
も密かに試されています。
まず最初は10月3日の阪神戦。
先発九里を継いで6回表の頭からリリーフ登板。
大山ナバーロ伊藤隼太を7球斬り。三者凡退。
この時はちょこっと新聞にも載りました。
畝コーチは「まだ見極めているところ」と発言。
そして翌10月4日も岡田は密かに連投しています。
先発野村祐輔を継いで6回表2死から登板。
3番坂本を150km斬り。右飛。3球。
実はこの日は由伸辞任あり、天谷引退ありでうまく岡田の連投テストがカモフラージュされたんです。
で密かに7日のシーズン最終戦もベンチ入り。
しかし大瀬良の最多勝がかかっていたため岡田の登板はありませんでした。
これをどう捉えるべきか・・・
CSでの岡田リリーフはあるのかないのか・・・
私は「ある」と見ました。
今季の岡田は24試合に先発。136回2/3を投げました。平均は6回弱。ERA5.14。
リリーフは2試合。1回1/3。4人をパーフェクト。
投げた10球は全部ストレート。
・・・
ええんちゃう?
使えるんちゃう?
学生時代のオカちゃんは先発にリリーフに大活躍してました。
大学4年のオカちゃんはリリーフで出ると直球中心で押しまくるスタイルでした。
先発の時は今と同じポーカーフェイスのペース配分。
リリーフだと鬼の形相で直球一本グイグイ押しまくる。
その姿を知るカープファンは岡田明丈に津田恒美を思い出し「岡田はリリーフ向きだ!」と絶叫する人が続出していました。
この2連投のオカちゃんはいつもの「ポーカーフェイス」でしたが、テストには合格しました。
何より全球ストレートが非常に好印象←私の好み
打たれても悔しくないんですよね、オカちゃんと大瀬良のストレートは。
変化球を打たれると無性に悔しいんですよ。
ジャクソンも微妙、中崎も微妙。
ヘルウェグ未知数、猛は・・・
一岡、フランスアは安定しているものの、先発を早い回で交代させるのが最近の短期決戦の「流行」です。
5回や6回からリリーフ岡田を出せると非常に面白いと思います。
CSは最大6試合。カープは3勝すればいい。
なので先発は5人。6戦目には1戦目の人が中4日で出て行く。
私は中4日に反対なんですが、おそらく緒方監督は6試合を5人の先発で戦うプランを持っているんじゃないか。
だからリリーフ岡田をテストした。
先発の5人は大瀬良、ジョンソン、九里、野村、高橋樹也。
んで6戦目までもつれ込めば中4日で大瀬良。KJでもいいよ。
先発投手の順番に対して私の意見も以前述べました。
※参考記事:CS第1戦目は九里亜蓮!
緒方監督は1戦目からエースを立てて5試合目までに決着させる作戦なのか!?
そしてそのための岡田明丈リリーフプランなのか!?
まだわかりませんけど、岡田連投テストを見てそう思った次第。
先の先発5人に加えWBCの時のような第2先発として、岡田、アドゥワ、ヘルウェグ、戸田らが待機するのか・・・
とにかく緒方カープは過去2年間、「普段の野球」でポストシーズンに敗れています。
今季のCSでは「普段と違う野球」を見せるつもりなのでしょうか?
不安も半分、期待も半分。
岡田リリーフプラン・・・
個人的には反対ですが、私はついて行きますよ、緒方監督。
CSまでにもっと細かく分析していきますよ。