シビれる戦いに負けた…そして消滅した個人的大記録

巨人5-4広島
2つのビッグタイトル(個人記録)をかけた大一番。
ペナントレースでは「シビれる試合」が1つもなく、今年もあっけなく優勝したんですが、昨日の試合はシビれました。
そして負けました。相手は巨人。

悔しい・・・
んで2つの大記録が事実上消滅。
大記録とは丸の史上最高出塁率.487と
大瀬良大地の沢村賞初戴冠。

[1]丸の出塁率
ここまで548打席で259出塁。出塁率.4726
セリーグ記録は1986年のバースで.481
NPB記録も1986年。落合博満の.487
残り4試合で丸が16打席16出塁を果たせばギリギリ落合を追い抜けるが、これは至難の業。
現1塁コーチ、廣瀬純の持つ15打席連続出塁は日本記録です。
16打席で12出塁なら.4804
16打席で13出塁なら.4822
これでやっとこさバースを抜いてセリーグ記録。
ちょっと厳しい・・・というか、たぶん無理になりましたね。

[2]大瀬良の沢村賞
こちらも風前のともしび。
菅野vs大瀬良の争い。現在菅野14勝で大瀬良15勝。残り試合は二人とも1試合。
これに菅野が負けて大瀬良が勝ったとして菅野14勝、大瀬良16勝。
確定しているのは菅野3年連続最優秀防御率。そして9完投7完封。約200イニング。
大瀬良が16勝をあげても、イニング数は約180、そして2完投。

菅野のシーズン7完封は30年ぶりのことでインパクト大。
200イニングも12球団トップ。2位が大瀬良180イニング。
99%菅野で決まりか?
昨日大瀬良が勝って17勝、菅野14勝まで勝ち星の差が広がればチャンスあるかと思ったが、昨日のサヨナラ負けで大瀬良17勝は消えました。
最多勝はほぼ確定ですが、菅野15勝、大瀬良15勝で終わるのは避けたいところ。
せめて最多勝だけは単独で獲りたいです。

[3]中崎の無敗でセーブ王
セーブ王はまあハナから諦めてた感じですが、無敗は残したかった。
残り5試合まで来て1敗を記録してしまいました。ちっ。惜しかった。

試合の方は今季一番シビれる試合展開。
なんせ「勝たないといけない試合」でしたから。大瀬良の個人記録のために。
巨人は先発のメルセデスが好投。
角度のあるストレートでカープ打線を6回3失点。
田中広輔の2ラン以外はほとんど良い当たりがありませんでした。
6回に打席が回って95球で交代。私はラッキーwと思いました。

大瀬良大地。
立ち上がりは球数がかさみました。
2ストライクから四球や安打を出すことが多かった。勿体ない。
1~3回は5安打3失点。
4~7回は1安打無失点。
緒方監督は「修正できた。何の問題もない」と評価しました。
しかし私は昨日の試合の敗因は大瀬良大地だと思っています。
チームが負ければ四番とエースの責任です。←昭和の考え

■大瀬良大地9月の成績
9/1 ヤク戦 7回1失点〇
9/8 中日戦 5回6失点●
9/15 中日戦 7回6失点●
9/23 DNA戦 8回1失点
9/30 巨人戦 7回3失点
悪くないです、そんなには。
打たれることもある。

でも、やっぱり8月までの大瀬良の木鶏ぶりからすると
9月は失速した
感があります。

逆に菅野は8月9月で4完封。
選考ですからね、沢村賞は。
勢いとかイメージは菅野に流れちゃいますね、コレ。

やはり大瀬良にまだカープのエースの座は渡せない。
ジョンソンも不安定。
今年のカープのエースは中崎翔太かなあ・・・
ザキが一番「こいつで負けたら仕方が無い」と思える投手です。私の場合。

うーん・・・
久しぶりのシビれる試合。
ベンチも緊張感が漂ってました。大地に勝ち星を!
で、やっぱり負けた。悲

7回裏を投げきった大瀬良。
8回表に3塁打を打った鈴木誠也。
勝ち越して4-3。大瀬良に16勝目の権利が!

このまま勝ちきれば、今年のカープにはシビれる試合で勝ちきる力があるということ。
これがシビれる試合でなければ、ザキの逆転負けにも「まあ仕方ない」で済むんですが、昨日の試合はそうではなかった。

「大瀬良の勝ち投手の権利を消さない」は「絶対勝たないといけない」に近いものがあり、
さらに「短期決戦の試合」に近いものもあると感じていたので、
昨日エースが序盤にあたふたして、9回にクローザーが失点するという試合を見せられて、私は一抹の不安を感じました。
今年のチームにも「勝たないといけない試合を1点差でピシッと勝ちきる力」は備わっていないのでしょうか?
不安です。
そして2つの大記録・・・残念でした。