カープのビールかけはやるべきだろうか・・・?

先日、常連さんから鋭いご指摘をいただきました。
「アドゥワ誠もビールかけに参加させてあげたい!」
ぐおおおー!!!
悩ましいが、これはちとムリ。

 

アドゥワは未成年。19歳。10月が誕生日。
カープ優勝はおそらく9月中旬。
アドゥワは「ビールかけ」に参加できません。
今シーズンのアドゥワはオープン戦で無死満塁の場面に登板。
三振とダブルプレーで無失点で切り抜けました。

 

この時の好リリーフでベンチの信頼を得、開幕一軍を果たしました。
んで、ここからが凄い。
オープン戦の好調(実力)そのままに、一度も二軍降格がないまま、ここまで来ました。
あと10試合ほどでリーグ優勝が決まるというその時まで。

 

先発投手なら「1年間一軍ローテを守り抜いた」と言うところ。
中継ぎ投手はなんて言えばいいんだろ?
「1年間ブルペンを守り抜いた」でいいのかな?

 

とにかくアドゥワもれっきとした「V戦士」となりました。
仲間はずれにしたくありません。
「未成年だからしゃーない」ではありません。
一軍の仲間ですよ。
こうなったら私は「ウーロン茶かけプラン」を提案しますよ。

 

■ビールでなくウーロン茶をかけよう
これならチーム一丸、全員がALL-INで参加できます。色も似てるし、振れば結構泡も出ます。値段も安いし、目も痛くない。
いいことばっかじゃないですか。毎年これでいいんじゃね?
どうせビールをかけても飲めないでしょ。それに後片付けもたいへんそう・・・
ウーロンでなくても水でもいいのかな?

 

■今年の夏の豪雨災害への配慮はあるのか?
今夏の豪雨災害で日本全体が大きな被害を受けました。
中でも広島県は特に大きな被害を受け、昨日の台風21号でもまた被災地はダメージを受けました。
豪雨災害に遭った時、カープ球団は直後の阪神3連戦を3日連続で中止するといち早く決断。
阪神球団も快諾。←ありがとう阪神!
そしてこの時からヒーローインタビューでの「誠也シャワー」を封印。
名物だった「水かけ」を自粛してきたのです。
そしてここに来て「9月のビールかけ」をするのか、しないのか?

 

意見が分かれるところです。
肯定派は「優勝とビールかけは被災地に感動と元気を与えることになる」という意見。一理あります。その通り。
否定派は「被災者は野球ファンだけじゃない。やはり無駄な馬鹿騒ぎは自粛するべきだ」という意見。これも一理あります。その通り。

 

どちらが正しいんでしょうねえ・・・
ずばり私は「否定派」に一票入れます。今年に限り。
被災地に一人でも否定派がいるのなら、今年に限って「優勝のビールかけ」を自粛してもいいと思います。
優勝のビールかけは自粛しますが、ホテルの宴会場で「ビールで乾杯」はやってもいいでしょう。これならアドゥワも参加できるし。

 

■ビールかけである必然性
優勝のビールかけを「大の大人が飲み物を無駄にしている」という批判は以前から存在します。
その昔、ドリフターズのコントを見た視聴者から「生卵やケーキを無駄にするな!」との苦情も殺到したそうですね。
しかし私はこれを「食べ物を無駄にしている行為」ではなくて、食べ物を使って全国の視聴者を楽しませていると捉えています。
プロ野球のビールかけもファンと選手が一緒に楽しめるなら、私は続けても問題ないだろと思っています。
しかし時代の流れとか、選手達のマインドも変化してきていて、果たしていつまで昭和の雰囲気あふれるビールかけは続くのでしょうか?
数々のエポックメイキングを果たしてきた広島カープ。
これから何度も優勝します。
ビールかけという伝統行事を新しく改革するのもカープの役割でしょうか・・・

わかりません。ご意見ください。