代打ウィーランドと3番大谷翔平

DeNA7-6広島
いろいろあって悔しい敗戦でした。延長11回、4時間48分。
2死1,2塁から代打ウィーランドが四球を選び満塁。
続く倉本が一岡から初球ストレートをライト前にサヨナラヒット。

ラミレス、天才!
とまでは言わんが「代打ウィーランド」はいい作戦だったと支持します。
「代打を出された嶺井のプライドが!」とか言う人がいそうですが、カープで言えば「石原慶幸に代えて代打マエケン」みたいなもの。嶺井もDeNAファンも納得していると思いますよ。
昨日のアナウンサーはたびたび
「優勝するためには直接対決でカープを叩かないといけません!」
と言ってました。
確かにそうです。その通り。まだDeNAと直接対決は12試合残ってます。ゲーム差は11.5。
向かってくるDeNA。受けて立ちましょう。

これで今季の対戦成績は6勝6敗(1分)のタイ。
2017年は12勝13敗で、2016年は13勝12敗です。
私は独走で三連覇のカープが3年連続でDeNAとの対戦成績が互角なのは「たまたま」ではないと思います。カープの苦手意識とか、カープの嫌なことをラミレスが知ってるとか、なんかあると思います。
古くは中日の八木智哉に全く勝てないことがありましたよね。もっと古くは巨人の定岡とか、中日の三沢とか。←古すぎる

昨年はウィーランドが広島相手に5勝0敗。
昨季の大瀬良大地先発試合は0勝3敗。今季もなんと0勝3敗。
※参考記事
2017年なぜカープはDeNAに負け越したか?(2017.10/16)

今季のウィーランドはカープ戦に1試合先発して2打席2四球。
昨日の四球で3打席3四球。出塁率1.000。威圧感〇。肝心の防御率は7.20。

まあ面白いバッターですよ、ウィーランドは。
ここは代打エスコバーでもなんでも良かったんじゃないですか。
一岡にインコースを投げさせにくくすることが狙いだったのでは。

私は大谷翔平のインコースを攻めないパリーグの投手にずーーーーっと
「なにやっとんじゃ!」
と感じていました。

昨日の一岡もツーストライクまではインハイのいいとこに投げてました。
ウィーもノー感じで空振り2つ。3球目もそこに行ってほしかったなあ・・・
結果は2-2からアウトローフォーク、アウトローカットボールで四球。
確かにウィーもよく見たよ、だけどね・・・
「代打投手」とか「7番投手」みたいなナメた作戦に対しては死球をぶつけてもいいんじゃないですかね?
だって出すほうが悪いんだもーん。

一岡も石原もやさしいので外角低めに変化球。
ウィーランドはあの打席で打つ気があったのかな、なかったのかな?
インコースは振ったけどアウトコースには全く手を出してきませんでしたね。
打つ気あったのかなあ・・・ラミレスになんて指示されてたのかなあ・・・
ばかばかしいのでDeNAサイドの妄想はしませんけど。

■結論
代打ウィーランドはいい作戦です。カープに対する奇襲というか嫌がらせというか。
効果あったと思います。

さて、その他の気になったこと。
<1>アレサンドロ=メヒア
もともとバティスタと同レベルの打撃力を持った二軍の帝王。
昨日も2試合連続HRに、9回レフトオーバーのシングルヒット!
守備で足を引っ張り、走塁では足を痛めて退場。
これもメヒアです。守備力は使ってくうちに上手くなるのかな・・・
7回裏にメヒアのエラーから永川が3失点。
ちょっと信じられない落球でした。これでは一塁手で試合に出せないです。
三塁守備はもっと酷いんですよ。どうしましょうか?苦笑
いっそ三塁メヒアのほうがまだダメージは小さいかも?
メヒアの打撃は凄いんです。代打だけではもったいないし、メヒアも成長しません。難題ですな。

<2>高橋樹也
この子、めっちゃいいやん!21歳。
去年も8月5日のDeNA戦で先発して好投。
昨日も1安打(ポテン)されましたが、それ以外は3三振。
ストレートが切れてました。142~143km。
飯田よりいいですね。薮田の代わりに登録されて即好投。二軍にもいい風を吹き込みました。
このままシーズン最後まで駆け抜けましょう! 昨日のミッキーなら筒香にぶつけてみてもおもしろいですよ!

<3>菊池涼介
打撃も守備も元気ありませんね。
ついに代打を送られ、筒香の速い打球にも追いつけず。
寂しいですね。まだ28歳ですが、今季の全試合出場はちょっと厳しいです。
休み休み使ってはどうですかね?

<4>投手リレーの順番
同点の7回永川はいい。本当は野村祐輔に続投してほしかったが。
8回裏にフランスア。え?同点で?
9回裏に中崎。なんで?同点やで!
んで10回裏に一岡。ビジターゲームの順番ではありませんでしたね。これは何故?不可解でした。

<5>DeNAの山崎康晃
9回表の登板時、DeNAは3点リード。攻撃は丸から。丸と誠也が打ってもまだ1点負けています。
正直厳しいなと思ってましたが、登板時のヤスアキの防御率が2.35だったんですよ。
「あれ?こんなに打たれてるっけ?どうしたん?」
と思ってたら、筒香のヘンテコな守備のおかげでカープ3点!同点。
ヤスアキは2週間前のヤクルト戦でも1回5失点していますね。昨日も3失点。球が速いがコースが甘い。
落ちる球を振らなければ、今季のヤスアキは攻略できる可能性があるってことか。後半戦とCSに期待が持てそうだな。

<6>藤岡好明・・・って誰?
DeNAの中継ぎ投手。
昨日の延長戦で1回2/3をパーフェクトリリーフ。今季初登板で初勝利。
なになに・・・現在33歳。一昨年はわずか9試合で、昨年は6試合の登板ですか。
左腕王国DeNAでよくクビになりませんでしたね。推定年俸1000万円。
ルーキー時代にソフトバンクで62試合に登板。5勝3敗1セーブ、21ホールドで防御率2.60。

「なにこれ、新人王!?」

しかしこの年(2006年)のパリーグ新人王は12勝8敗の八木智哉(日本ハム)。
ちなみにセリーグの新人王は広島カープの梵英心!

藤岡投手はそこから勝ったり、負けたり、故障したり、人的補償となったり、金銭トレードされたり・・・
素晴らしいプロ野球人生です。カープで言えば誰だろう・・・
長冨浩志かな? 新人王→故障→開幕投手→サイドスロー→戦力外通告→金銭トレード・・・
長冨は41歳まで現役を続けましたよ。藤岡投手もガンバって!!