今日はプロ野球のオールスターゲームについて構想&妄想します。
2005年から始まった真剣勝負のセパ交流戦。
交流戦は毎年6月頃に開催されています。もちろん公式戦の真剣勝負。菅野vs柳田、雄星vs誠也、夢の真剣勝負はもはやオールスターではなく交流戦で見るものとなりました。
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では7月に開催されるオールスターの意義を今はどこに求めれば良いのか?
社団法人NPBの大きな財源であるという点は今回無視します。
オールスターも「やめたら」とか「1試合にしたら」というご意見も今日はナシでお願いします。
私も堂林が出なくなってからオールスターをほとんど見なくなりました。
だってつまんないんだもん。
あれだけ熱狂的なカープファンもファン投票では敢えてカープ選手に投票しないんです。
「だって菊池や今村を休ませたいから」
だそうです。どこまで凄いん、カープファン!
本当に野球に詳しく、選手思いの方が多いです。
そんなオールスターゲームですが毎年、冠スポンサーが付いて、地上波テレビで全国中継されます。
実はテレビ視聴率は案外健闘しています。サッカーのワールドカップが40%ならオールスターは毎年10%前後。大健闘です。普段プロ野球を見られない地域で高視聴率を得ているようです。
■選手サイドの事情
昔の現役選手はオールスターに出ることがステータスでしたが、今の主力選手はむしろ「隙あらば休みたい」と考えるようになりました。走りは中日の福留孝介選手。
もちろんベテラン選手でも「オールスターに出てホームランを打ちたい!」ってな無邪気な選手もいるでしょうけど少数派だと思います。
■ファンサイドの事情
上記の理由で出場選手も「ケガしないように」プレーするオールスターゲーム。
しかもセリーグvsパリーグの極上真剣勝負(交流戦)を見たわずか1ヶ月後のエキシビジョンゲーム。
私は興味が湧きません。ただし地方球場でオールスターゲームを開催するのは大賛成。素晴らしい試みだと思います。
■ひがのオールスター改造論
まずセvsパをやめる。オールスターは12球団ごちゃまぜ対決。
たとえば大瀬良大地vs鈴木誠也とか同一チームの対戦も見られるようにする。
12球団でファン投票。ただし選出は上位3人。
現状のファン投票は9人+リリーフ投手2、DH1の23人。
これを拡大してファン投票の選出は33人+DH3人。後は監督推薦と選手間投票。
パリーグが強いんならパリーグ選手が多くなってもいいと思います。
監督推薦も「選手の総合力」で選ぶのではなく「将来性」と「一芸」で選んでほしい。
「将来性」の清宮幸太郎はフレッシュオールスターではなく本戦に出せばいいと思います。かつての堂林翔太のように「人気先行」でのオールスター出場はこれからの時代にぴったりだと思います。
我らが野間峻祥や阪神の植田海の快足もオールスターにふさわしい「一芸」。野球ファンに見せつけないといけないプロ野球の「財産」です。
んで人気先行で言うと、今回の松坂&上原。
衝撃でしたね。菅野を抑えて松坂がファン投票一位とは・・・
もうこの事実だけでファンが「交流戦明けのエキシビジョン」に何を望んでいるのかが垣間見えるというものです。
21世紀の野球ファンはかつての「江夏vs田淵」とか「王vs山田久志」とか夢の対決をもう6月に見ちゃっているんですよ。
ですからオールスターゲームは普段一軍の公式戦で見られない「もう一つの夢」を演出するべきです。
松坂大輔vs清宮幸太郎
菅野智之vs岡本和真
上原浩治vs阿部慎之助
大田泰示vs原辰徳
菊池涼介vs丸佳浩
・・・
なんかおかしい?
やっぱオールスターは「夢の対決」であるべきす。