ビデオ判定でも間違うのか!唖然

ソフトバンク5-3オリックス

交流戦で3タテを喰らってから密かにオリックスが気になっております。好きってことです。
延長10回、ソフトバンク中村晃の打球はライトのポール際へ。
きわどい当たりでしたがファールの判定。
バッター中村、ものすごく顔に出る人ですね。妄想しやすいです。笑

「くそーファールかあ・・・」

工藤監督も最初はビデオ判定を要求しない雰囲気だったんです。
しかし言われてもいないのに「自主的に」4人の審判が集まり協議を始めます。

なんだなんだ?
ホームランになる可能性があるのか?
じゃあ、リクエストしておくか?
って感じで工藤監督、後になって登場。

んでビデオ検証。
判定ひっくり返りホームラン。

中村晃
「えっファールやで。なんで? え、ファールやんか」
と何度も「ファール」を口にしながらダイヤモンドを一周しました。

結局これが決勝点。2ランなので5-3。ソフトバンクが延長戦を制しました。
試合後にもひと悶着。
福良監督が審判室に抗議に行き、もう一度ビデオを見直すと審判団は

「ほんとだ・・・ファールでした・・・どうもすんません」

これたまらんやろなあ・・・福良監督とオリックス。
ビデオ判定でも間違うんか・・・
俺でも審判できるん違うか・・・
いっぺん審判やりたいなあ。←妄想

これカープ戦で起きたらどうしましょ???

いや、どうもしないんですけど。
泣き寝入るしかないんですけど。

過去に数々の誤審がありましたが、ビデオを見て間違うってのはNPBではこれが初めて。
最近ではリクエストが頻繁に繰り返されるので
「ビデオ判定をもっと迅速に!」
という声も上がっています。

んで急いだらやっぱり間違うという・・・
私は当初からビデオ判定に反対だったんですよ。申告敬遠もです。

ビデオを見ている間、試合がだらけるじゃないですか。
一方でビデオ判定のおかげで監督の抗議とか退場とかがなくなって、逆に「時短」に成功しているという見方もできます。
しかしねえ・・・私は個人的にはビデオ判定はキライです。
間違うのも人間だと思っているからです。

メジャーリーグで世紀の大誤審と言われたガララーガ事件
ガララーガ投手の「完全試合まであと一人」の場面。一塁塁審が9回2アウトでピッチャーゴロをセーフと言っちゃんたんですね。これは酷い大誤審でした。
しかし、その後のガララーガ投手が爽やかでした。

「人間、誰しも間違うことがある。私より(審判の)彼のほうが苦しんでいる」

なんて人だ!
こんなこと言えませんよ、普通!

一方の福良監督
「誰が見てもファールやないか!」

すんません。福良監督をディスってはいませんw
この反応が普通であります。

ガララーガは勝敗に関係ありませんでした。
偉大な個人記録は失いましたが、1番打者を打ち取って3-0完封勝利をあげる。

このガララーガ事件がきっかけでMLBのチャレンジ制度ができたと言われており、チャレンジ制度を真似て日本のリクエスト制度が今シーズンから始まりました。

恩恵を受けるとか受けないとか、
得した損したとか、
合理的なアメリカらしさも感じるビデオ判定ですが、アメリカは「古き良き伝統を守る」という文化も持ち合わせた国であります。

昔はなかった「ビデオ」を使ってジャッジをクルクルひっくり返すのどうなんだろ・・・
前もこのブログに書きましたがリクエスト制度で判定が覆る確率はおよそ40%だそうです。
NPBの80年間できわどいプレーの4割はミスジャッジだったわけです。

私はそれも含めて野球だと思いますけどね。
高校野球にも導入するんですか、ビデオ判定を。
高校野球に導入できない制度をプロが使っていいんですか?
指名打者制度は高校野球にもあります。国際試合や練習試合では。