今日から巨人戦。宇都宮で1試合。東京ドーム2試合。
カープの予告先発は遠藤淳志です。その後は床田→九里と続くでしょう。
巨人の予告先発はメルセデス。その後は誰か→菅野と予想されます。
遠藤は別に凱旋登板というわけでもなく、普通に登板間隔順のローテでしょう。
これで来週からのセパ交流戦にも遠藤-坂倉で切り込むことが決定です。
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島内抹消
一方でカープは島内颯太郎を登録抹消しました。
日曜日の接戦で投げなかった理由が謎だったのですが、ケガでないことを祈ります。
島内の代わりに上がってくるのは黒原拓未、中﨑翔太、松本竜也あたりでしょうか。
二軍でずっと頑張り続けてる森翔平にもチャンスをあげたいところです。一軍では不慣れなリリーフ起用になりますけどね。
島内の代わりに野手を昇格させるというウルトラCも可能性ゼロではありません。安部友裕とかね。一軍の先発陣が安定していることと、矢崎と薮田が自信を付けたからブルペン7人体制もおもしろいと思います。まあ99%ないでしょうけど。笑
本命は黒原。対抗は松竜と菊池ヤスかな。
西川龍馬の状態
メルセデスに相性が良いとされているのは堂林翔太、上本崇司、西川龍馬。
カープは現在1番打者を日替わりで戦っていますが、先週は堂林がタコってケンティーが結果を出しました。
同じ戦い方を継続するなら、スタメンは1番堂林orケンティー、3番龍馬、6番小園と予想されます。
西川龍馬がメルセデスに対して相性が良く9打数4安打。
私は分母の小さいデータなど信用しませんが、カープ首脳陣は過去の対戦成績が大好きです。
その龍馬が実はヤクルト戦2試合で9タコでした。守備は元気なので普通に今日もスタメン3番の可能性が大ですが、「雨の地方球場ナイトゲーム」という特殊事情もあって、1試合だけ休養する可能性も考えれます。その可能性は10%くらい。
小園の打順
んで本題はここからです。
5月の打率が4割の小園をこのまま6番に置いておくのかどうか問題。
現在のカープは2~5番をガッチリ固定して、送りバントを絡めた良い攻撃ができています。
先週は2勝1敗1分(2雨)と勝ち越せましたが、カープの1番打者は出塁率が低かった。堂林、ケンティー、大盛で15打数2安打1四球でした。
1番打者が出塁しないと2番キクも強引な打撃をします。するとここでも出塁率ダウン。
カープが調子いい時は1番打者がよく出塁できていました。開幕直後は西川龍馬。その後は堂林翔太。
ムードメーカーのケンティーや上本崇司が1番で出塁すればチームのムードも高まりますね。
だがカープにはもう一人タイプの異なるムードメーカーがいます。
私は今こそ小園海斗を1番ショートで使いたい。
小園は盗塁がヘタなことと、四球が少ないことで有名です。
このため2021年シーズン、小園がスタメン1番を打った試合は0試合でした。2番3番がほとんどでした。
2019年に1番ショートでプロデビューした小園ですが、意外なことに4年間でスタメン1番は通算3試合しかありません。二軍ではどうだったっけ・・・
とにかく小園はプロで1番打者をほとんど経験していません。
理由は上述した通り盗塁がヘタ、空振りが多い、四球が少ないからです。
だが待って下さい。
今年の小園は空振りが減って四球も増えています。
盗塁は相変わらずヘタクソですけど、今年のカープは盗塁やエンドランなどの機動力野球をせず、愚直に送りバントで走者を進める方針です。
オープン戦では牽制で刺されたり、盗塁失敗するシーンが目につきましたが、カープは開幕すると2番に菊池涼介を入れて、送りバント作戦を始めました。
古典的広島戦法ですが、誠也がいないし盗塁もヘタなので仕方ありません。私は送りバント戦法が今のカープに最適だと思っています。
小園にボール球を投げさせないプラン
小園は日曜日のヤクルト戦、10回裏1死23塁の場面でボール球に手を出してピッチャーゴロに倒れています。
ヤクルトは1点取られればサヨナラ負け。1塁は空いています。1死23塁で絶好調の小園にまともなストライクなど来るはずないのです。
それを小園は興奮してボール球を追いかけ、19歳の内山君のリードにひねられてしまいました。
東出輝裕は小園海斗5番構想を掲げていましたが、小園にはまだ「冷静さ」や「忍耐力」が足りないと思います。当たり前です。大学4年生の年齢です。
去年の小園は鈴木誠也の前の打順でヒットを量産しました。
敵のピッチャーは小園がいくら当たっていても、次が誠也なので小園にストライクを投げざるを得ませんでした。それで小園が打てていた部分はとても大きいです。
野球というスポーツで最もタブー視されることは「先頭打者への四球」です。
小園を1番に置けば、相手バッテリーは小園にストライクを投げてくれます。
そうすると小園はもっと暴れることができると思います。盗塁はヘタだけどさ。
小園海斗のチーム
小園は直近5試合で12安打しています。年間343安打ペース。分母の少ないデータです。笑
試合を見ていて感じるのは、走者なしの打席では、やはり相手は小園にストライク勝負をしてくれるということ。
小園が初球を大好きなため、初球はボールくさい球で誘ってきますが、それを見逃してボールワンにできれば最終的にピッチャーはヒットできる球を投げてくれます。
やはり小園は1番打者向きではないか?
さらに一見無関係に思えるかもしれませんが、今年の小園は守備が非常に良い。この話、もう10回くらいしていますが、打撃よりも守備の方が数段成長しています。
打球への入り方が柔らかくなりましたし、盗塁された時に坂倉のワンバン送球を拾ってタッチに行く献身性にも感動します。
少なくとも小園の守備は既に高橋慶彦と野村謙二郎を超えたと思います。
慶彦や謙二郎のような派手さはないのですが、小園の守備は非常に堅実です。小園の守備は源田ではなく井端っぽいです。後ろの飛球を捕るのも上手いです。
こういう選手はいわゆるセンターラインで内野の要。
カープには菊池涼介という職人がいますが、小園の守備もキクに近づいてます。
3連覇した時のチームがタナキクマルのチームだったように、この先のカープは小園海斗のチームになっていかないといけません。
センターラインに坂倉、小園、キク。このラインは強固です。
個人的には「3番センター中村奨成」なんですが、その話はまた今度。
小園は守備でチームにグッドリズムをもたらすと共に、打席でも積極的に初球攻撃。グッドリズムを作れると思います。小園の顔と性格も切り込み隊長向き。渡辺リサちゃんに切り込んだのは19歳の時です。
今日、1番ショート小園が始まる確率は20~30%くらいあると思ってます。