1対0のスコアで[守り勝つ野球]

2021.3.6(土) 教育リーグ

広島 7x-6 ソフトバンク 由宇

今日は二軍の話から。スコアしか見てませんけど小園海斗がソフトバンク相手にサヨナラ安打。

どんな当たりなのかわかりませんけど、昨日の小園は「5番ショート」で先発しています。

きっと状態がいいのでしょうね。

野間は1番センターで先発。大盛に負けての二軍かと思っていましたが、どうやら違いますね。

野間降格の理由は「一軍のオープン戦でテストしたいのが59、50、49の3人だから」というだけのようであります。

野間はおそらく現在も好調で、首脳陣から「一軍で打てる」と信頼されているのではないでしょうか。一軍投手を打てるかどうかを今見たいのは59、50、49という意図。

「63と37の100点コンビは計算できる」

と首脳陣が考えているのではないでしょうか。

「野間が3割打って4割出塁できる」とまでは言いません。あくまで「打率.280、出塁率.350」の期待値ですよ。んでエース級は打てない、バントも下手。どこにでもいる1番打者が野間です。


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大瀬良と九里

2021.3.6(土) オープン戦

広島 1-0 ヤクルト マツダ

マツダで大瀬良→九里→塹江の継投。ヤクルトは外国人と山田がいない。

完封で当然。驚きも喜びもありません。

 

大瀬良は前回よりさらに良い。90%。もう開幕OKです。ちょっと順調すぎてコワいくらいです。ケガすんなよ。

昨日、あんなに寒かったのにシュートもフォークも投げてました。最速146km。ナイターになっても大丈夫そう。

捕手はアツでした。全球種をバランス良く配球し4回2安打零封。無四球。53球。8回零封まで十分行けました。

開幕投手に抜擢されたのも当然!という感じの安定感でした。ケガがなければ今年も「180回15勝」です。

 

5回表から九里亜蓮。捕手も磯村。

平均球速は140kmくらい。130km台のストレートもチラホラ。九里はストライクボールがハッキリしてました。

ヤクルト打線の貧打に救われて4回3安打零封。無四球。59球。

面白かったのは6回表。1対0の2死3塁で打者村上宗隆。

カウント2-0まで行ったので敬遠するかなと思いましたが、九里と磯村は外角低めのストライクゾーンにスライダーを投げました。若い村上、手を出してセカンドゴロ。

「おお!寒いのに今日のキクはキレてるな!」

と思いきやセカンドは羽月隆太郎に交代していました。元気いっぱいスリーアウトチェンジ。

 

余談ですが、先日上本が二軍に落ちたので羽月の開幕一軍も決定!・・・でしょうか。

羽月は左打者です。野間が二軍に落ちたのは羽月の代わりかもしれません。右打者と左打者のバランスで。

私は「羽月(左)が二軍で、野間(左)と上本(右)が一軍」という構想でした。参考記事「野間>大盛

しかし現状は「上本(右)と野間(左)が二軍で、羽月(左)と正随(右)が一軍」です。

もし羽月(左)の開幕一軍が先に決まれば、正膸(右)と高橋大(右)が野間(左)より若干有利になりそうな気がします。

 

ま、そんなこんなで九里も4回無失点。

悪いなりに粘ったと言うより、あくまでヤクルトの貧打に救われたという感じでした。

私の九里亜蓮に対する期待値は非常に高いのです。大瀬良と同等。

カード2戦目の土曜日に投げるなら九里にも15勝はしてもらいたい。火曜日なら10勝でもいいけどね。

「2死3塁、カウント2-0」で村上にストライク要求した磯村と投げ込んだ九里亜蓮。

調子が出ない中でも「ストライクゾーンで勝負する」という九里亜蓮の闘魂スタイルを貫いたところは高評価します。九里は逃げないのです。だからエースだって言い続けてんです。

 

塹江敦哉

佐々岡曰く塹江もクローザー候補らしい。

わかるぜ佐々岡、至極真っ当。

しかし塹江は絶対的に左に強いんですよ。だから9回と決めず左の続くところに出したいです。

S村上、B佐野、G丸、D高橋周平など。

阪神のクリーンアップは右ばかり。佐藤、近本あたりに当てればよい。

 

この日の塹江は9回に登板。

グラブで口を隠して磯村と打ち合わせ。打順は2番濱田(右)、3番元山(左)、4番村上(左)

右の濱田、ショートゴロ。矢野雅哉が軽快なプレー。

「よしよし、あとは左2人だ。ヤクルトに塹江を打てる左はいない」

3番元山。ルーキー。サードゴロ。曽根も軽快。2アウト。

「よしよし、アホの村上や。ボール球なんか要らんで」

外外外外・・・カウント3-2。

 

「んもう、慎重やのう。ボール球要らん言うたのに・・・」

「3-2になったらしゃーない。敬遠OK。外スラをボールゾーンやで」

 

実際に磯村は外のボールゾーンに構える。

球種はスライダー。

塹江の投球は真ん中に抜ける失投・・・

 

塹江の失投と四番の打撃

私が1ヶ月前に書いた記事

「9回裏の守り方」

9回裏の0対0で1点も与えない守備について書いた記事。

 

この中で私は

「9回裏2死3塁でバッターと正直なストライク勝負は厳禁。続く3人の打者のうち一人からアウト1個とれば良い」

と言いました。

 

正直者のフランスアはストライクゾーンで真っ向勝負するから心配だけど、

塹江敦哉は間違えることないだろうと言いました。

残念。

昨日の塹江は間違えました。

 

勝ちパターン投手の失投は「オープン戦だから」で済ませたくないです。

塹江はスポニチで言い訳してましたが、コレは真っ赤なウソです。絶対失投。だってイソはボールに構えて塹江もウンて言ったもん。笑

 

村上はフェンス直撃のツーベース。

ふうぅぅ・・・村上がアホで助かりました。松井秀喜なら場外です。

 

今年の村上。

私は「去年より成長した」と思っています。

内角をコンパクトに振れるようになってるからです。

こないだG菅野のインロー真っ直ぐをライト前に打った時も「お、やるやん」と思いましたし、この日の大瀬良のアウトローカットボール(バックドア)をライト前に運んだ時も「やるやん」と思いました。お手本のような打ち方で、去年は空振ってた球でした。

ただ村上がこれをシングルヒットにしていいのかどうかは、私にはわかりません。

村上が単打で満足ならこの打撃を続ければ良い。

しかし村上が早いカウントで難しい球を単打してくれると大瀬良と菅野はラクです。

厳しめの球をこれまでは空振りやファールしてきた村上。

これがフェアゾーンに飛ぶと打率は上がるが、本塁打は減ります、

 

9回表の塹江のスライダーはクソど真ん中でした。

松井秀喜に必ずホームランされていたボールです。カープだけじゃなく阪神もDeNAも打率100%で松井に打たれました。

フルカウントからの真ん中変化球は、

「松井さん、ど真ん中にストレート投げますよ。ソレっ」と投げるストレートより遙かにホームランになりやすいボールです。

村上はツーベースでカープは助かりました。完全に失投で、勝てる試合を落とすところでした。

うわべの「打撃成績」が似ていても、S村上とG岡本は松井の足下にも及びません。

試合を決めるのが四番打者。別に2番打者でも3番打者でもいいですけど「試合を決める、勝利に導く打撃」をできる打者が松井と誠也。まだできてないのが岡本と村上です。

個人タイトルなんざ、いくらでもくれてやる。

ただしチームの勝利は譲れんのだ。

 

無四球&無失策

さて、ここからシリーズ「守り勝つ野球」

今日は無四球と無失策について。

昨日のカープは無四球、無失策でした。

素晴らしいですね。ディスイズ「守り勝つ野球の象徴」みたいなもの。

 

大瀬良はほぼ完璧でした。四球を出す雰囲気はゼロでした。調べたら一度も3ボールまで行ってませんでした。

九里はほとんどの打者にボール先行、ボールワンからのピッチングでした。無四球で粘ったことは評価しますがエースとしては物足りない出来でした。最低限にも届いてません。ヤクルトがアホで助かっただけ。

塹江の無四球はダメ出しします。村上に「3-2からストライク変化球」は絶対ダメ。オープン戦でもダメですよ。ヤクルトに夢と希望を持たせてはいけないのです。カープには勝てない、塹江は打てないと思わせなきゃ。

ほとんどのホームランバッターはカウント3-2からのボールになるスライダーを振ります。

村上はだいぶこの球を見逃せるようになって来ている。2年目の時より4年目の今年、成長していることは確かです。

「フルカウントからの変化球ストライク」は最も危険な球。大事故に繋がります。塹江の無四球はNGなのです。あそこはしっかり腕を振ってボール球。んで敬遠オッケー、ホームラン厳禁です。

ストライク勝負するならストレート。変化球なら必ずボール。基本中の基本。塹江ならわかってると思います。シーズン中は絶対にないようにお願いします。勝てる試合を落としたのが去年の敗因ですぞ。

 

無失策。

昨日はクロンがファースト、堂林がサードに入りました。

一時期クロンがサードで、堂林のファーストが流行してましたが、私は昨日の布陣が良かったと思います。

 

ファーストの方がボールにさわる機会も多くフォーメーションも複雑です。だから堂林をファーストに回したのでしょうが、ファーストはボールをこぼしても何とかなりますが、サードがこぼすと出塁を許しやすいです。

クロンは足の動く内野手ではなさそうなので、ファーストベースに張り付いてもらった方がいいと思います。捕るだけで良い。

クロンは捕るのと投げるのは普通にできます。フットワークが遅いのと、あと牽制球を投手に返した後、下を向いている時間が長い。投手からも走者からも5秒くらい目を離します。コレ、大キライなのでやめてほしい。ボールや走者からなるべく目を切らないでもらいたい。

クロンファーストの楽しみは一塁走者といちゃつくところ。

シャイな堂林は相手選手と会話しませんが、クロンは背の低い選手にもれなく絡みます。

昨日は村上に「ナイスバッティング」って絡んでました。村上も驚いてはにかんでました。なんかカワイイぜ。

 

堂林はいいフットワークで3個ぐらいサードゴロを捌きました。

堂林はフットワークが良く、守備範囲も広い。スローイングも良い。

クロンに代走曽根を出し、曽根がサード、堂林がファーストってパターンも定着しました。コレでいいと思います。

 

おまけ 内川と誠也ともう一人

S内川。久々に打撃を見ましたが鈴木誠也とまるっきり同じ打ち方です。こっちがマネしてるんですけども。笑

ものすごいインサイドアウトで芸術的な2安打。首位打者でも取る気か?というほど芸術的な打撃でした。

 

誠也はこの内川打法を捨てて、レベルスイングをテスト中。

しかしここまで見ていて誠也のスイングはあまりレベルじゃありません。右方向にフライが上がるのは「レベルだから」と言うより「タイミングが遅れているから」に見えます。

私は「バッティングの9割はタイミングだ」と思ってるんですよ。

草野球レベルのようですが実はプロでも「タイミング9割説」の人はけっこう多いです。

誠也はショートゴロを打ちたくないから今の一本足打法で右にフライを打とうとしているが、一本足でもけっこう3塁線ゴロのファールは見るし、昨日はショートゴロも打ちました。

 

一本足打法、もうやめたら?

私に言われんでもわかってるでしょうけど。

去年の遠藤は千賀フォームをやめたら良くなりましたよ。

 

んで最後に高橋大樹。

バットの先でセンター前。

高橋大樹はミスショットも多いですが、彼はいつもストレートでも変化球でも「自分のタイミングでしっかり振る」んですよ。コレは非常に難しい技術です。

守っていて怖いバッターです。スイングが強いから。

もっと一軍の試合に使ってほしいです。