2024.6.13(木)
西武 0-5 広島 西武D
前日に西武が2死から5連打で5得点。私の森下暢仁をノックアウトしました。
「源田の涙でチームが蘇った! 西武はここからだ!」
と盛り上がったド素人の皆さん。プロ野球はそんな甘いものじゃありません。私が昨日のブログに何と書いたか覚えていますか?
西武の今後について
私が昨日のブログに書いた内容は
「5点はマグレ。所詮単発だ」
です。
ダメなんだよ。鈍足単打打線は。ヒット3本打たないと点にならないから。
1回裏、0対0、1死12塁、打者おかわり、投手九里
私は「送りバントしてくるかもな」と思いましたよ。セーフティー気味に。
なんでおかわりにバントさせる必要があるのかと言うと、まず一つにはアイツけっこうバント上手いんですよ。
あと二つ理由があります。
一つはカープ戦で全然打っていないから。8打数1安打。数字だけでなく内容もノー感じ。1安打もボテボテの内野安打。
もう一つはチーム全体に「俺たちはこうやって勝つんだ」って姿勢を見せないといけないからです。
西武は現在19勝41敗。勝率.317。1950年代カープ創世記のような勝率です。
いつまでも40歳の栗山とおかわりに勝敗を任せている場合ではありません。ハッキリ言って今はもう源田壮亮も脇役に徹する時代ですよ。
佐藤龍世が骨折? ほな4番は32歳の陽川でええやんけ。
カープだって外国人二人が骨折して一軍を離脱しました。でも最少失点で粘ってきました。
私は西武にもそれができると思うんですよ。
2回裏には1死1塁で古賀に送りバントさせてきた西武。
この作戦は 全く正しい と思います。
盗塁もできない、長打も打てない。そんな時は迷わず送りバントすればいいんですよ。
キャッチボールもできないデータ野郎が「得点効率がー」とか言ってきても、無視すればいいんですよ。
私たち野球人の目的は「9回終わって1点リードしてること」です。何百回も言ってます。
一度もヒットを打ったことがないデータ野郎の目的は「160kmをどう投げるか」そしてそのタマを「どうヒットするか」です。
私とイチローはそんな競技を野球とは認めていません。そんな競技は「プロレスラーがやってるホームラン競争だ」と舐めています。※参考記事
西武もスモールベースボールで行くべきです。
栗山もおかわりも素晴らしい打者です。だけどレフト守ってファースト守って1回から9回まで出てる場合ではないというのが私の考えです。
走者松山と九里の続投
同じ理由で松山竜平のスタメン起用も真っ向から反対します。
昨日はたまたま4打席とも松山の前に走者がいて松山がタイムリー。一見「5番DH松山」が機能したように見えますが、松山スタメンは金輪際やめていただきたい。
松山の打席で走者がいなければ打者松山がもったいないし、走者松山も得点機を逃すと思います。
昨日のカープは 13安打 しています。四死球も7個取りました。んでわずか5得点。残塁祭り。
矢野のタイムリーで2点入りましたが、その前の打席で佐藤啓介が一塁ゴロを打っているんですよ。前進守備でホームアウト。2死満塁。
この時2塁走者だった松山が3塁に進みました。私はこの時、
「ナイス佐藤、走者を進めたぞ。これで矢野が打てば2点入る」
と思いました。
2塁走者が松山のままなら、矢野のヒットでは2死でもホームインはできないでしょう。
ところが松山が3塁に進みました。2塁走者は田中広輔。
これなら矢野の浅いヒットでも一挙に2点入ります。2死ですからね。
ちなみにアツは松山よりもさらに足が遅いです。スタメンは大瀬良の時だけでいいと思います。
九里亜蓮。2安打完封。130球。
去年から九里はいつも2安打完封していました。ただ味方の援護がないので勝ち星が付かなかっただけの話です。
8回終わって125球。点差は5点。週明けは長期休暇。
「9回も行かせてください!」
は当然の九里だとして、9回裏の西武の攻撃が5球で試合終了。
坂倉が球数節約の配球をするのは当然として、それをまんまと打ちに行く西武打線の無邪気な姿は無策で知られる佐々岡野球のようでした。
「何としても九里を引きずり下ろすぞ!」
とは1ミリも考えていない様子でした。もしかして西武打線も「データ野郎」なのかな?
「俺が打って点を取りたい!」
「投球の軌道にバットを入れたい」
「九里さんの投球の6割はスプリットだ」
全くつまんない。こんなのはアホ野球を通り越して、もはや野球じゃありません。バッティングセンターです。
西武のチームの目的は「ヒットを打つこと」になっています。弱いチームの特徴です。朝山と佐々岡も3年間ずーーーっとこれでした。辛い日々でした。
東北楽天イーグルスにもその匂いを感じます。交流戦優勝と息巻いていますが、私はそんなに強くないだろと見ています。
球団創設1万試合
前置きが長くなりました。
ここからが本題です。
昨日の試合でカープは球団創設 1万試合 を消化しました。
カープとセリーグは同い年。カープは2リーグ制スタートの年にプロ野球に参入しました。
今年、阪神や巨人も1万試合と言っていますが、彼らの1万試合は「セリーグ1万試合」です。1リーグ時代も含めると1万試合以上やってます。
カープは通算4654勝4965敗381分。スゴいね。だいぶ勝率5割に近づいてきました。
1950年から2024年にかけて通算1万試合。1万試合で借金311。
1950年から1959年までの最初の10年で489勝783敗です。借金を244作りました。勝率はジャスト.400です。
1950年のカープ元年。
カープの順位はセリーグ何位だったと思います?
まさかの・・・
8位 でした。
セリーグは8チームで始まったんですよ。
1万という数字
「1万」ていう数字は日常生活ではあまり意識しない数字です。
「1万円札」は毎日見ますが、その1万と私が言ってる1万は別の1万です。
例えば「100人」は簡単にイメージできますよね。学校で言えば2~3クラス分。
んで「1,000人」もまだイメージが届きます。学校で言えば全学年の人数より少し多いか少ないか。
ところが「10,000人」をイメージするのは、けっこう難しい。ちょっとした「街」です。
1000年前はまだイメージできるけど、1万年前は全く意味がわかりません。案外1000年前とそんなに変わらないかもしれません。
何を言いたいかと言いますと、こないだソフトバンクの近藤健介が通算4000打数に到達して、NPB歴代通算打率ランキング11位に達したと話題になりました。※スポニチ
この結果、前田智徳が22位、内川聖一が23位、王貞治が24位へランクダウンしました。
2000本安打する人って、何打席くらい打席に立つんだろう?
西武の中村剛也で8,000打席です。
前田智徳は7785打席でした。ケガしてる時間が長かったからねえ。
では3000本安打する人って何打席くらい立ってるんだろう?
野村克也が11,970打席。王貞治が11,866打席。張本勲が11,122打席。
NPBで通算2000本安打を達成した選手は55人いますが、通算10,000打席立った選手は 9人 しかいません。※NPB
ただし、4000本安打したイチローは通算14,832打席立っています。
福留孝介や松井秀喜も日米通算1万打席。青木宣親や松井稼頭央も行ってるでしょう。めんどくさいので調べませんが。
1万という数字はけっこうな金字塔です。カープ1万試合の日にそんなことを考えました。
100×10=1000
100も10もイメージできるので1000はイメージできる。
100×100=10000
マツダスタジアムには毎日3万人も人が来るのか。ビックリです。
新宿駅の利用者は1日 276万 人らしい。30年前は150万人くらいでしたけどね。今は半分くらい外国人なのかなあ。