齊藤汰直の詳細と横山竜士の解説を解説します

今日はルーキー齊藤汰直について 辛口評価 をします。

なお横山竜士の解説がおもしろかったので、後半は昨日の横山語録です。

 

齊藤汰直

日南キャンプ第2クール1日目。

齊藤汰直が2度目のブルペンで132球。

解説の横山が「1回目はふわふわしてたけど今日は良かった」とコメント。ハッキリ言って私は「まだふわふわしてるな」と思いました。

新井もホメてたし、里崎もホメてたみたいですが、本人は「まだまだ」とのこと。

 

私、この齊藤君がどんなピッチャーなのか、イマイチ特徴が見えないんですよね。

すごくオーソドックスで、見た目と力感から「こういうタマが来そうだな。ああやっぱりな」という感じなんですよ。

マジメないい子で向上心もあって、フォームもまとまっていて、大学時代の成績も良い。

そんな齊藤に決定的に足りてないのは 個性 なんですよね。亜細亜大学の150km右腕でフォークボールが武器とか、ハッキリ言って毎年いるんですよね。

齊藤のことを悪く言ってるんじゃなくて、小さくまとまるなと言ってるんですよ。

 

例えば5位の赤木晴哉。私、彼をドラフト前から「3位くらいで獲りたいな」と思ってました。赤木の場合は高身長のわりにリリースポイントが低く、身長を活かした投げ下ろすフォームかと思いきや、顔の横から押し出すように投げ込むストレートは独特の軌道で、バッターの反応がおもしろかったからです。

「スタミナがどうかな?」とか「左打者に弱そうだな」とも思いましたが、私はそれ以上に「赤木の個性」に魅力を感じました。

 

上の動画では楽天ドラ1位の藤原君も映っています。藤原君の方が赤木よりストレートの球速もスピン量も効いていますが、バッターはみんな藤原の速球についてきているんですよね。振り遅れてはいるけどついてきている。

赤木のストレートには差し込まれています。振り遅れると差し込まれるはほとんど同じ意味ですが、「振り遅れ」はポテンヒットになりますが、「差し込まれ」は打球が前に飛ばないイメージです。

赤木のスライダーとチェンジアップに打者は全く反応できていません。これも赤木のストレートが効いている証拠です。

私はトラックマンを持っていないので「打者の反応」を拠り所にピッチャーとキャッチャーを評価します。

齊藤汰直はここに不安を残すんですよ。大学時代の映像を見ただけですけどね。

 

神宮大会で赤木が青学の中西に完封負けする試合をじっくり見たんですが、中西も馬力はあるけど引き出しが少ない感じがしました。私は中西や齊藤がカープの1位だったらイヤだなと思ってました。即戦力の大学社会人投手を毎年1位指名するチームって、選手を育成できないアホ球団みたいだからです。

第1クールのゲストで来た松本スカウトが

「平川のクジを外せば、カープは齊藤を1位指名していたかもしれない」

と爆弾発言をしてましたが、これは齊藤へのお世辞も入ってるのでしょう。

 

齊藤はマジメないい子だと思いますが、ピッチングはマジメで正直だけではいけません。

ルーキーの1年目からひねくれたピッチングを教えても、それはそれで大きく育たないですから、私は齊藤汰直の1年目にはまずストレートとスタミナを磨いてもらって、大きな先発完投投手になってほしいと思います。

それと、この日は投内連携もありましたが、齊藤は守備もガタガタでした。少し寒そうでアップが足りてない感じでした。齊藤のフィールディングが悪いというより、足が動いてない感じでした。

ルーキーの悪いところばかり書きたくありませんが、素人が齊藤に「一軍ローテで二ケタ勝利」とか夢みたいなことを思い描くといけませんので、あえて書きました。

2014年に新人の九里亜蓮が開幕2戦目に先発すると聞いた時も「他にもっといるだろ」と思いましたよ。ドラフト順位とか出身大学とか、私には全く関係ないのです。

 

出身校ついでにもう一つ。

齊藤は亜細亜大学出身ですが、実は高校は公立の 武庫荘総合高校 という無名の高校です。むこのそうそうごう高校。

確かにマニアの私でも聞いたことのない学校です。だから調べてみました。

すると武庫荘総合高校は2003年に2つの公立高校が合併して誕生した新しい学校でした。

合併前の高校にはプロ野球選手OBも若干名いましたが、武庫荘総合高校に名前が変わってからはたぶん齊藤がプロ第1号です。

 

横山竜士

長くなりました。齊藤ももちろん応援してますよ。

んでその齊藤を見て「ふんわりしてる」と私と同じ感想を吐いたのが横山竜士。

横山の解説は独特で面白かった。

横山は齊藤を見て「クローザーの可能性もある」と言い出しました。

私は「おいおい何を言いだすねん」と思いましたが、横山にしてみれば「齊藤は先発ではキビシイ」と言いたかったのかもしれません。

 

床田の時には「カーブをもっと投げたらいいのに」と言い出しました。

床田のスライダーとツーシームは魔球なので、目先を変える意味でカーブは有効だと言うのです。

まあねえ、そのつもりで床田もカーブとパームを交えているんですが、正直あまり有効ではないですね。チェンジアップが去年は良かったけど。

横山はタテカーブの名手だったので、もっと教えておいてくれりゃ良かったのにと思いましたが、横山の最後の2年は二軍コーチでしたから、床田との接点はあまり無かったのかもしれません。

 

その分、横山は二軍の投手についてたくさん言及してくれて面白かった。

「アドゥワは何をやってるんだ」とか

「佐藤柳之介は今後伸びる」とか

「玉村なんてもうエースになってなきゃいかん」とか。

 

一番面白かったのは二俣のキャッチャー挑戦を受けて、

「彼はこのままでいいんですかねえ…」

「マルチポジションで一軍ベンチに残るのか、二軍でもっとキャッチャー練習をするべきなのか?」

「私もキャッチャーじゃない人に受けてもらったことがある。木村拓也とか中東とか。正直不安だった」

と面白い裏話を披露してくれました。

「石原慶幸は私の前回登板の内容もちゃんと覚えていた。先発のは覚えてて当然ですが、リリーフのまで覚えている石原はさすがだ」

 

あと「4番はモンテロか末包か」という話になった時、「打順は固定した方がいい」みたいな話もしていました。それをもっと新井に言ってくれよ。

横山って新井と同い年なんですよ。仲も良かったはずですけどね。

とにかく今日もJSPORTSで横山節が聞けるでしょう。このまま紅白戦まで横山に続投させてほしいですけど、来週は安部友裕あたりが来るのかな。

 

佐藤柳之介

齊藤汰直は今年のドラ2。「1位でなくて悔しい。1年目から一軍二桁」と語りました。

佐藤柳之介は昨年のドラ2。キャンプ初日に「何で俺が二軍なんだ。今に見てろよ、この野郎」と語りました。

 

その佐藤柳之介が侍ジャパンのサポートメンバーに選ばれました。

素人の皆さんはすぐに「おめでとう!」って言うかもしれませんが、私のような玄人になると、まず最初に

「サポートメンバーって何すんの?」

と考えます。

そりゃそうでしょ。2月3月の大事な時期にチームを離れるわけですからね。柳之介を簡単にサポートメンバーなんかにさせるわけにいきませんよ。

 

だからまた調べてみました。

すると2月22日から始まる侍ジャパンの練習試合に、侍ジャパンのメンバーとして出場することがサポートメンバーの仕事みたいです。

要するにメジャー組がまだ試合に出るコンディションじゃないため、代わりに出ろということのようです。佐々木泰もサポートメンバーに選ばれてます。

サポートメンバーは投手と内野手を中心に14人。14人と言っても一度に14人が集まるわけではなく、宮崎のソフトバンク戦に6人、名古屋の中日戦に6人。大阪の京セラドームに3人みたいな感じ。

合計が15人になるのは2回出るやつがいるため。京セラの人数が少ないのは3月だからメジャー組もそろそろ試合に出るためです。

 

柳之介は宮崎の2月の2試合だから負担は少ないんですが、これってもしかして柳之介は沖縄キャンプに行けないってことじゃないのか。ったく。

佐々木泰は2月末のナゴヤドーム。泰も一軍を離れて単独行動となります。

断ればいいのに、柳之介も泰も「1秒も無駄にせず盗む」とマジメなことばかり言ってる。マジメか。

 

まあ、実際ジャパンで得るものも多いと思います。

柳之介は東北つながりで菊池雄星のスライダーでも習ってこいや。