黄金時代の作り方

2025.3.6(木) 

ロッテ 4-0 広島 千葉 

寒い試合でした。気温も内容も。

4安打完封負け。そりゃロッテの投手も全員150kmだったけど、カープ打線も守備要員だらけ。

今年も外国人がいなくなれば守備要員で戦うの?また守り勝つ野球?

今日は思い切って「連覇のしかた」を解説します。

いわゆる一つの黄金時代の作り方です。

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広島カープの黄金期

カープの栄光時代はいつですか?

3連覇の時ですか?

私は だと思います。

 

明日は本拠地マツダスタジアムでオープン戦。今季初見参。

今年、マツダの天然芝が9年ぶりに新しく張り替えられたそうです。

9年前、マツダスタジアムの芝生を張り替えたら何が起きたかご存じですか?

そう。芝生を張り替えたらカープは3連覇しました。またやっちゃろうや。

 

昭和50年代も浩二衣笠、北別府慶彦を中心に第一次黄金期でした。第二次が2016~2018年。

昭和50年代と3連覇が広島カープ黄金期。

この時のカープにあったものは何でしょうか?

それは スカウトと育成 です。間違いありません。

 

地獄のキャンプ

広島カープの黄金期には必ず「スカウト→育成→努力→練習→地獄のキャンプ」がありました。

「そんなの時代遅れだよw」

そう言われたのでカープも一応ラプソードとホークマンを揃えました。でもそれは 4位の野球 でした。だってそんなの他球団をマネしてるだけだから。

 

新井は今年、地獄のキャンプを復活させました。毎日激しく振り込んで、内田湘大なんか今ヘロヘロで全くバットを振れてません。

「練習で疲れて、試合で打てない」は弱い時代にあった現象です。達川-大下時代の現象。

だけど練習しないでどうやって強くなるのか?

野球で強くなる方法は二つ。

一つはお金を使って初めから上手い選手を集める方法。

もう一つは誰よりも練習して誰よりも上手くなること。

高橋慶彦が言ってましたが、死ぬほど練習すれば自信が付くそうです。

「何しろ頭より先に体が動く」そうです。染み付くんだそうです。

 

令和の今、ど素人の皆さんにも

「カープ=猛練習」

のイメージがあるらしい。

これは高橋慶彦から継承されているカープの伝統です。

野球の練習にも様々な「科学」が取り入れられておりますが、「練習量」も選手を裏切らないと思います。

 

内田湘大を中心に攻める

昭和カープの中心人物は浩二と衣笠。

3連覇の中心人物はタナキクマルと鈴木誠也。前田健太と黒田新井も多分に影響している。

この人たちってカープが自前で獲得した選手たちです。んで彼らはカープで猛練習しました。一人だけ途中で阪神に逃げ出したヤツがいるけど、今日はまあ許してやるぜ。

 

黄金期には江夏豊とかフランスアとかバティスタとか強力な助っ人もいました。いましたけど、チームの中心はやっぱり生え抜き選手でしたよ。

2025年の今のチーム、中心選手は誰ですか?

野間?新井?アツ?堂林?

今までは大瀬良とキクでした。

これからは森下と坂倉じゃないですかね。床田と小園もいる。

ベテランと若手をミックスするとカープは強くなる。今のカープにゃ若手が足りない。

矢野もいいけどやっぱ 内田湘大 をチームの中心に育てないといけない。サード内田を今季育てないといけない。

もちろん時間はかかるよ。私も内田が今すぐ打てるなんて思ってないよ。

 

だけどオープン戦で打てないから明日はベンチじゃいつまで経っても強くなれない。相手投手との相性や過去の数字ばかり眺めてる間にカープは優勝から6年も遠ざかってしまいました。

俺たちはやり方を間違えてました。カープは他球団と同じことをすれば負けるんです。金を持ってるチームと同じことをやってもダメなんです。

 

関東遠征にファビアンモンテロはいませんでした。キクもいない。

寒いことも原因ですが、彼らは「練習時間」を確保したかったと思われます。遠征に出れば練習施設を自由に使えない。オープン戦で2打席立つためにマシン打撃の時間を削らないといけなくなる。その点、マツダに残れば1日中マシンを打てる。

新井はシーズン中も連ティーを継続すると言ってますが、実はコレ、高橋慶彦もやっていたことです。慶彦はシーズン中も毎日バットを振っていた。試合前にも打っていた。球拾いを後輩にさせて自分は一軍の試合に向かっていた。

新井もただがむしゃらに打たせるわけではなく、しっかり選手の体調コントロールをしてくれると思います。新井は就任以来そればっかり口にしてますから。

 

二俣もだいぶ打てるようになってきましたが、それでもオープン戦の打率は.200です。15打数3安打。

キクならシーズン打率.230~250を見込めます。守備も当然職人。だからキクを試合に出せでやって来たのが去年まで。これが4位の野球でした。

今年は内田と二俣を中心に戦おう。

投手陣は明日考察しますが、栗林と黒原が今シーズンも万全かどうかは未知数ですよ。

打線はもっと未知数。ファビアンとモンテロがいない関東遠征では2試合で9安打。18イニング24三振でした。

 

2025年のカープは山本浩二と鈴木誠也を作らないといけません。それが黄金時代の作り方。

カープが外国人の力だけで優勝したことは過去一度もありません。黄金時代の中心にはいつも生え抜きのスター選手がいました。

高橋慶彦はドラフト3位。鈴木誠也は2位。中崎翔太は6位でした。

内田湘大はドラフト2位。二俣翔一は育成指名。こういうやつらを育成しよう。

 

堂林では勝てない

オープン戦で好調なのが堂林翔太。7打数5安打。選手会長。

ですが堂林では優勝できないと思います。堂林がシーズン3割30本する可能性は低い。

内田、二俣、林、末包、小園、坂倉にはその可能性がある。佐々木泰にも少しある。仲田侑仁と渡邉悠斗も大きく育てたい。

 

若手が打てないから二軍から田中と上本を呼んで来れば、また今年も4位の野球です。5位かもしれない。

昨シーズン、カープファンは「打てないなら二軍から打てるヤツを呼んで来い」と騒いでいましたが、今年もそれをやるとまた4位です。

今一軍にいる関東遠征で9安打24三振だったヤツらを我慢して育てないとカープは優勝できません。

 

なんで佐々木泰の情報がないのか?案外軽傷なのか?

広島の病院には昨日行ったはずです。異常がないから発表するほどでもないのかなーと思いたい。ささきたい。