今日も唐突に食堂車の思い出を語ります。
平成生まれの子は知らんやろけど、昔の新幹線にはエビフライ定食を食べられる食堂車とサンドイッチを食べられるビュッフェ車がくっついてたんやで。
よお食べたわあ。幼心に食堂車はロマンの塊でした。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
新幹線vsブルートレイン
私が小学生のころ大阪から広島へ帰省する際、よく新幹線を利用していました。
んで母方の田舎も鹿児島だったのでブルートレイン「はやぶさ」にも年1回程度乗ってましたね。
昭和50年代の話ですから、どちらも食堂車がついた列車でそれはもう小学生の私には夢の旅だったわけですよ。広島に着いたらカープも待ってるしさ。
当時は毎週テレビで松本零士大先生の「銀河鉄道999」を見ていた影響もあって、食堂でメーテルとビフテキ食べるのは憧れというより、もはや「日常」でした。
こないだ話した力餅食堂は純和風。
国鉄の食堂車は完全に洋風でした。ハンバーグとビーフシチューの世界。
ハッキリ言って洋食は小学生にとって敷居の高い大人の世界でした。カレーライスは妙に辛いしさ・・・
それにあのフォークとナイフってのが敷居が高いんだよね。私は今でも洋食店で「すみません、お箸ください」と言うタイプです。
銀河鉄道999の星野鉄郎も私と同い年で、やはり999号の食堂車にはちょっと不釣り合いでした。食堂車のメニューは高級ホテルのようで、最初鉄郎は何を注文していいか困っていました。鉄郎と私はやっぱりラーメンライスが似合う男です。
「男はつらいよ」の寅さんも新幹線に乗らないことで有名ですが、たぶん食堂車にも一度も行ったことがないと思います。
寅さんが新幹線に乗らない理由は「せっかく高い切符を買ったのに早く降りちゃ勿体ないだろ!」で、
寅さんが食堂車に乗らない理由はたぶん山田洋次監督の都合でしょう。「寅さんにハンバーグは合わないだろ!」とかね。
楽しかったねえ。食堂車は。私が好きだったのはエビフライ定食かな。
帰省ラッシュの時、新大阪駅で自由席に乗れなかった時は食堂車で2時間近く粘ったこともあったなあ・・・迷惑なお客だったなあ。笑
当時は新幹線の通路に3時間立ちっぱなしなんてことも珍しくありませんでした。床に新聞紙を敷いてその上に座ったりとかさ。
でも大人になってみればそういうイレギュラーな経験をしていて良かったなあって思いますよ。普通に指定席で広島に帰った時のことなんか普通すぎて1ミリも覚えていませんもん。
ビュッフェの思い出
さて小学生の私には大人の世界だった食堂車。
さらにもうワンランク上のアダルトな世界がビュッフェでした。朝食バイキングのことやないで。
新幹線の中にビュッフェ車両っていうのがあって、たまにビュッフェが2両付いてる新幹線もあった。ブルートレインには付いてなかった気がする。覚えてません。
食堂車が高級レストランなら、ビュッフェは喫茶店のようなもの。立ち飲みのバーみたいな雰囲気もありました。
販売されているものがコーヒーにサンドイッチ。あとビールとタバコ。私のイメージでは「おっさんが多い」イメージでした。当時の私から見れば25歳もじゅうぶん「おじさん」でしたしね。笑
食堂車は憧れましたがビュッフェにはあまり用事がなかったですねえ。親父に「タバコとコーヒー買ってこい」とお使い行かされたくらいですかねえ。
まあジュースやカレーくらいは食べた記憶もありますが、テーブルも高いし、小学生にビュッフェは敷居が高かった気がします。笑
あとビュッフェで忘れていけないのが殺人事件です。
なぜか映画や小説ではビュッフェがカギを握ることが多いのです。
丹波哲郎主演の「点と線」
山崎努の出世作「天国と地獄」
「古畑任三郎vs鹿賀丈史」もビュッフェで買った酢豚弁当がキーアイテムでした。
そんな昔懐かしい新幹線の食堂車やビュッフェも2000年を最後に絶滅しました。
2000年ですか。けっこう最近まで現役だったんですね。私は90年代もあんまり見かけなかったような記憶がありますけどね。
乗りたくなってきた。笑
でさあ、
食堂車の話をしてたらさ、
なんかさ、
無性に食堂車に乗りたくなってきた。笑
カープも弱いし、何かぱーっとやりたいな。
ってことで、今朝勢い余って食堂車付きの特急券を予約しちゃいました。てへ
いっちょ旅にでも出るかあ。笑
マジメなビジネスマンが乗る「働く特急」に食堂車はもう付いていませんが、観光客が乗るような「楽しむ特急」には今もなお食堂車が健在です。
例えばJR西日本の「瑞風」。大阪と中国地方を周遊する特急列車です。元トワイライトエクスプレス。
お値段はだいたいお一人様27万円より。1泊2日。
まあ私のお小遣いなら楽勝ですが、今回は勘弁しといてやるぜ。
そこで私が予約した電車は近鉄特急「しまかぜ」です。
大阪難波から伊勢鳥羽までお一人様、片道5,000円。とってもリーズナブル。んでキッチリ食堂車付きです。
うちの子供たちはもちろん初体験だけど、嫁さんも初めてじゃないかなあ。うちの嫁さんけっこう若いんですよ。
さらにお得情報です。
近鉄電車では「まわりゃんせ」という周遊パスが販売されており、特急券と乗車券が付いて4日間9,900円。こちらは往復で9,900円です。
しかもこの9,900円の中にはパルケエスパーニャや鳥羽水族館の入場券も付いています。
追加料金なしで特急に4回乗れます。在来線は乗り放題。他にもお得な割引サービスや入場券も付いていて、ハッキリ言って1泊2日でも十分お得です。
※ただし使えるのは1回の旅行だけ。1泊2日を2回とか、日帰り旅行を2回はできません。
まとめ
ってことで子供たちに食堂車を見せるためにちょっと伊勢まで行ってきます。カープも弱いしさ。
伊勢旅行の様子をまとめてyoutubeにアップして、私がユーチューバーデビューするかもしれないし、たぶんしないと思います。笑
まあ天気が良ければ海の写真くらいアップしてもいいかもね。ラッコとジュゴンは撮影禁止だろうなあ。