飛躍するためには助走期間が必要

2025.3.14(金) 

広島 3-0 ロッテ マツダ 

林晃汰とキクに一発。林のは逆風を切り裂き右中間。キクのは追い風に乗って2階席。

今シーズンのカープはこういうわかりやすい野球をやります。2死1塁で3塁打を打った秋山をホメて、ロッテはなんで長打シフトを敷いてないのかとか細かいことはもう言わない。

田村にも1安打。これで田村は 4打席連続安打 です。

 

寸評

森下暢仁。5回1安打0失点3四球7三振。

ストレートは操れていましたが、変化球の制球に苦しみました。

立ち上がりにフォークらしきタマを多投しました。チェンジアップより曲がりは小さいですが、ゴロを打たせるのにいいボールかもしれません。

 

栗林良吏。1回0失点1四球。

オープン戦2度目の登板。前回は見てないのですが、この日は球が高かったです。開幕戦の9回を任せるにはまだ少し心配だなと思いました。

まあ栗林は顔で抑えられるので、いきなり1点差の9回に出してもいいけど、今日の内容なら 打たれる可能性が高い と思います。覚悟しとこうっと。

 

岡本駿。2回0失点3三振。

イニング跨ぎで完璧なリリーフ。逆球も多いけど例のツーシームはこの日も無敵でした。

これで6試合投げて7回1安打0失点9三振。ツーシームは多分まだ誰にもいい当たりされてません。

岡本駿の開幕一軍は十分あり得る。ルーキーの抜擢は若手選手へのモチベーションにもなる。開幕一軍で使いたい。

マジメに考えるなら大人のピッチングを継続している昂也と河野が開幕一軍。鈴木健矢も欠かせない。

ぐおー、悩ましい。嬉しいぜ、岡本駿。

 

ファビアン。3タコ。内田順三さんに酷評される。※デイリー

私はファビアンの打撃を全く心配していません。昨日は守備も軽快でしたし、内野ゴロでも一塁までなかなか速かった。

このまま行けば開幕戦は「2番レフト」でスタメンでしょう。3番は小園なのでしょう。

 

清水叶人。1打数0安打。

6回の守りから出場。岡本、島内、栗林をリードしノーヒットピッチング。

めちゃめちゃよく頑張ってる。3年目の20歳とは思えない。この日はテンポの良いリードが光った。

第3捕手なら十分合格。私と新井は今、清水を1点リードの9回に栗林と組ませられるかを考えている。

9回の清水はまだコワいなあ… アツとイソじゃないと無理じゃないかなあ。

 

ロッテ小島。5回1失点。

さすがです。慣れないマツダスタジアムのデーゲームでも揺るぎない完璧投球。二俣と末包を子供扱いでした。

 

ロッテ寺地隆成。2打数0安打1四球。

カープファンにすれば誰?って選手ですけど、高卒2年目の19歳で昨日スタメンマスクをかぶった捕手です。

彼、2年前のU18で打率5割ぐらい打って注目されました。その時はファーストメインでした。

打撃型の捕手なのかと思ってましたが、キャッチングがメチャクチャ上手い。フレーミングはあざとい。

背が低くて左投手の小島の低め変化球と、長身で右投手のボスのややこしい変化球をほとんど逸らさず全部止めてました。なかなかできることじゃありません。8回にボスのスイーパーを1個ポロリしましたが、走者なしなので別に構わない。カープのアツは森下のカーブを何個も後ろに逸らしてました。走者がいない場面でですけど。

キャッチャー寺地はなかなかスゴい。佐藤都志也も松川虎生もいるのにロッテはどうするつもりだろ?

 

林と二俣

林晃汰。2打数1安打1本塁打。

やりましたね。青空のマツダで逆風を切り裂くホームラン。

ボスの148kmを右中間に引っ張ってホームラン。ここ数年の林は速いストレートをいつも三塁側にファールして、私にアホかボケかと言われていました。

林は「フェニックスリーグから打撃を変えていない」と語ったそうだが、林の打撃は春のキャンプからガラリと変わっとる。※参考記事

ストレートを強く引っ張れるヤツがスターになれる。センター返しだけでスターになったヤツはいない。

 

二俣翔一と末包昇大。2人で8タコ5三振。

昨日の小島とボスはなかなかの難敵でした。仕方ない。

向こうの投球術の上手さで、散々ボール球を振らされました。切り替えていこう。甘い球だけ狙っていこう。

 

助走期間

何と言っても昨日は林晃汰のホームランに尽きます。

田村にも内容の深いヒットが出た。ツーストライクから厳しいコースをカットして、中に入ったタマを三遊間にクリーンヒット。好調をキープしてます。

二俣も頑張ってるし、末包も使いたい。

中村奨成もまだギリギリで一軍帯同。今日は出るかもしれません。

 

カープはこの人たちを試合に出さないといけないんですよ。

一軍1年目からいきなり3割30本打てる打者は滅多にいません。

丸もキクも打率.230のシーズンがあって、その翌年に飛躍しています。

 

内田湘大は鈴木誠也の3年目の成績を上回ると、誠也本人と約束したそうです。97試合、打率.275、5本塁打。

内田は昨日のウエスタンリーグで5打数1安打1失策。あの1失策は内田にも相手バッターにも可哀そうな強烈なサードゴロでした。強襲ヒットだろと思いました。

内田もまたいつか一軍に呼ばれるでしょう。その時に暴れてほしい。

 

例えばですけど…

末包が一軍で 120試合 に出場するとします。

二俣も120、林は80、田村は60、内田は20。佐々木泰が40。

秋山が100、キク90、矢野と小園は140。坂倉はケガしたので100。

モンテロ、ファビアンも140希望。120でも合格。

 

秋山は143試合全てに一軍帯同。代打の切り札もやる。

キクはちょいちょい登録抹消。ウエスタンの試合には出ないでもよい。キクが落ちた時、一軍で内田と佐々木を試したい。

外野のイメージはファビアンが140試合にスタメンして.280、20本。

末包120、秋山70、二俣70スタメン。二俣は内野でも40スタメン。

 

こうなると林晃汰をどこで使うんかなんですよ。

こないだのDeNA戦で林は久しぶりに入ったサードでいきなりエラー。守備機会2回で1個エラー。しかもトンネル。

ファーストもしばらく空いてない。モンテロの開幕ファーストが濃厚。

林の外野守備はまあまあ普通ですけど、外野も上のように渋滞気味。

日南で「ライト末包、センターファビアン、レフト林」という布陣もテストしてましたが、さすがにちょっとイヤかなあ。守備力低下もさることながら、機動力を使えなくなるのがイヤなんですよ。

 

まあそれらも含めて「林の助走期間」ですね。

若手が飛躍するには「助走期間」が欠かせません。

矢野だって守備要員の時代があって昨年飛躍できました。二俣も昨年80試合に出場しました。

鈍足打線と拙い守備でも、強打者育成を優先しよう。そのためにキャンプで振り込んできたんですから。

 

サード林はエラーするけど、ホームランを打てます。

バッター林はまだ左投手に弱い感じがあります。まずは右投手をしっかり仕留めよう。

 

本日のゲームプラン

土日はマツダでデーゲーム。

見たいんですが週末のカープ戦はテレビ放送がありません。中継は広島県内のみ。

ちっ、まあいいや。二軍の内田でも見るか。

それとも東京の鈴木誠也でも見るかな。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感