昨日は10月10日でした。昭和人にとって10月10日は色々感慨深いものがある。
そんな日に日本テレビで「俺たちの箱根駅伝」という連続ドラマが始まった。カープが弱いので私はそれを見た。
俺たちの箱根駅伝
「俺たちの箱根駅伝」の原作は池井戸潤。原作は読んでない。
結論から言うと第1話はあまり面白くなかった。まんま下町ロケットじゃん。二番煎じどころか何番煎じだ?という感じ。
読者に求められているからなのかもしれないが、池井戸作品はどれも同じパターンに見える。
しかも日テレが制作しているところもあざとくて、大泉洋が
「箱根駅伝は選手たちのものなんです!」
と何度力説してもこっちは逆にシラケる。
「お前らが言うな」
という感じである。スポーツを商業化するのはいつもテレビだ。箱根駅伝をショー化したのは日テレだ。
まあしかし第2話もとりあえず見たい。選手目線でもっと見たい。
私の予想も覆してほしいし、カープが弱いから他に見るものもないしね…たく。
風が強く吹いている
さて、箱根駅伝を描いた小説といえば何と言っても
風が強く吹いている
である。三浦しおん。2006年。
20年前の作品で、アニメにもドラマにも映画にも何度もなっている。私も超オススメの名作だ。カープファン全員に強く突き刺さると思います。
主人公は大学1年生の蔵原走。くらはらかける。
主人公は9人しかいない陸上部に入部するんですが、陸上経験者はキャプテンと蔵原の2人だけ。10人中8人が初心者のチームで、わずか1年後の箱根駅伝を目指すというストーリー。
当時から「こんなの絶対あり得ない。ファンタジーだ。箱根をなめるな」とさんざん批評されました。
私は「誰が小説にリアリティーなんか求めるんだ? 楽しければ何でもよい!」と思ってました。
だったら同じ頃活躍された有川浩の図書館戦争や万城目学のプリンセストヨトミはどうなるんだ? な、楽しければ何でもいいだろうが。
とにかくこの風が強く吹いているは痛快小説である。
10人のランナーがそれぞれ10区を走るわけだが、中でも今日は第2区を走る黒人留学生 ムサ の話をしよう。
ムサはケニアからの留学生ですが別に陸上で留学したわけではありません。ただの理系の留学生であり、足も遅い。
ムサが「黒人全員の足が速いというのは偏見です!」と言い放った時は「やられた」と思いました。
外国人選手全員がホームランバッターとは限らないし、150km出るわけでもありません。俺も他人を外見で判断していたと反省しました。
10人のランナー全員がカッコいいんですが、作者は10人のランナー全員の カッコ悪い部分 も見せるんですよね。そこがカワイイというか、三浦しおんというか。
弱小大学の弱小陸上部が箱根を目指す。
野球で言えば9人の野球部が大阪や神奈川で甲子園を目指すことに近い。
んでそれが小説の中で実現するものですから、素人がいきがって
「あり得へん、ムリムリw」
と言って、まーたやってみる前から挑戦を諦めているのです。こいつらホンマにアホやで。
映画も見たが私は小説が一番好きだ。※風が強く吹いている
この小説を好きなのは私だけではない。日本シリーズが終わったタイミングで毎年読み直すカープファンも多いはずだ。
小説では予選会を勝ち抜き箱根出場が決まる。すると弱小陸上部に入部希望者が殺到する。しかし彼らは入部を断る。入部は来年4月まで待ってくれと言う。
入部希望者の中には即戦力ルーキーがいたかもしれません。だが彼らはこれまで共に戦ってきた仲間と箱根を走ると決めた。
補強すれば一時的には強くなるかもしれないが、はたして 本当の強さ がそこにあるだろうか?
ライバルチームのキャプテンが主人公たちに言います。
「駅伝は速い選手が勝つんじゃない。強い選手が勝つんだ」
これも駅伝界で言い古されたセリフじゃないでしょうか。プロ野球界でも時々耳にするセリフです。
「強さ」というのは肉体的精神的強さ。よく言う「勝ちたい気持ちが強いほうが勝つ」というあれです。
風が強く吹いているは華やかな箱根駅伝を通して、終始
「人間の強さと弱さ」
を見せ付けてきます。20歳前後の大学生たちという設定もまたいい。青春小説そのものであります。
カープの若手を切って、渡部海だとか即戦力だとか言ってるやつらはマジでカープファンに向いてないと思います。巨人やソフトバンクに行けばいいと思います。そっちの方が新しいし強いよ。
余談だが
昨夜の「俺たちの箱根駅伝」の脇役の中に、蔵原走役を演じた俳優さんにそっくりな男性が出演していて私は一瞬ドキッとしました。
「まさか、蔵原が!?」
と思って調べてみたら、赤の他人でした。
「なんだよ、脅かすなよ」と思いましたが、別に日テレは驚かそうとしたわけではありません。私が勝手に驚いただけです。
蔵原走役を演じた俳優さんの名前は林遣都さん。はやしけんと。35歳。
この方、超有名な俳優さんというわけではありませんが、奥さんは 大島優子 さんです。元AKB48のセンターの人。
私は別に大島優子さんのファンでも何でもありませんが、なんとなく
「蔵原走もなかなかやるな」と思いました。
風が強く吹いているは選手たちが主人公。
俺たちの箱根駅伝はテレビ局のスタッフが主人公。
第2話以降、徐々に 選手たちが主役になってくる と思いますが、原作も含めて全体的には日テレの番宣くささに溢れている。
池井戸潤は否定するだろうが、どうせ日テレのドラマ化ありきの原作だろ?という感じが見えてならない。
箱根駅伝のドラマから一晩で大島優子までたどり着いたことに自分でもビックリしているが、野間峻祥がルーキーの時、入団会見で
「大島優子と結婚したい」
みたいなことを言ったんですよね。
当時はAKB全盛期だったので、
「巨人ならわかるがカープじゃ無理だぞ、野間」
と強く思ったことを覚えている。
来月支配下に上がってくる杉原望来も入団会見で
「有村架純さんに会いたいです」
と無邪気に豪語してました。だから広島じゃ無理だって。FAで巨人かヤクルトに行かなきゃキビシイぞ。
私はカープ選手の女の好みまで強く覚えている。素人のデータ野郎にはわからない話だ。