順位予想の前にちょっと机上の空論をやってみた

キャンプも終わり、オープン戦が始まりました。

他球団の戦力もだいたいわかってきたので、WBCが始まる前に セリーグの順位予想 をやっておこうと思います。

私の昨年の予想は CGTSBD でした。実際は TBGDCS 。また1個も当たりませんでした。

そこで今年は順位予想の前に「ちょっと科学的な計算」をしてみようと思います。

 

安仁屋算

広島1位予想は不変です。私はカープのOBだから。

とはいえ今年も現実は厳しい。単に希望を書いただけでは優勝できません。

そこで今年は 科学的に優勝してみたい と思います。

 

カープが優勝するために、まず「80勝63敗が必要」と仮定します。

セリーグが2強で85勝以上必要となれば話は変わってきますが、オーソドックスに考えると優勝ラインとして80勝は妥当だと思います。

去年独走した阪神でも 85勝54敗4分 でしたから。

 

ゆるぎない事実として確実なことは「先発投手は1年間にのべ143人しか存在しない」ということ。まずはここから計算してみよう。

床田と森下 22先発×2人

岡本と大瀬良 20先発×2人

ターノックと栗林 15先発×2人

森・玉村・高 10先発×3人

合計すると144試合 なるため、一時的に大瀬良の先発数を19試合として計算します。

床田と森下の先発数は少なめに見積もってます。理由は「新井が先発投手を休ませながら使うだろう」と予想したからです。

 

森下・床田の試合を勝率.550。

岡本・ターノック・高を勝率.600。

それ以外の試合を勝率.450で一度計算してみます。

すると合計勝率がピコピコ、ポコピコ、チーンと出ました。

カープは143試合戦って、75.5勝67.5敗 となりました。貯金8で勝率.528。これでは2位の成績です。

 

80勝まであと5勝足りません。どこでどう補えばいいだろう?

【プランA】は床田と森下の登板数を増やすこと。例年通り24~26試合くらい投げてもらおう。

【プランB】は勝率の高い岡本・ターノック・高にもっと投げてもらおう。

 

「おい、待て待て。なんで岡本やターノックの勝率が6割もあるんだ?」

それは岡本とターノックが カード2戦目に投げるから です。

2026年のカープはカード2戦目をしっかり勝とう。岡本とターノックは大崩れしないと思います。

 

色々シミュレーションした結果、森下・床田の試合が勝率.550ではいくら頑張ってもチームの勝率が.550を超えることはありません。よって先ほどの計算を以下のように修正しました。

森下の試合を勝率.550

床田・ターノック・高を勝率.600

岡本の試合を勝率.650

それ以外の試合を勝率.500

これでやっと81勝62敗。チーム勝率.566。2024年に優勝した巨人が勝率.566でした。

 

3連戦のローテ

森翔平はデーゲームに強く、大瀬良と高は去年デーゲームに先発していない。おそらく大瀬良はナイター向きで、高はデーゲームも問題なく先発できるだろう。高は二軍で慣れてるはずだから。

だから火~木曜が森下・ターノック・大瀬良(玉村)で、金~日曜が床田・岡本・栗林(森)が基本線になるんじゃないか。

床田・森下はどちらが開幕投手でも構わない。私は床田が開幕投手で、森下の火曜日が好きだが、別に逆でも構わない。

 

床田・森下は去年カード頭の勝率が低かったものの、防御率は良かった。新井が必要のない完投ばかりさせたから、夏場にへバっただけです。

今年、カープの貯金を稼ぐのはカード頭の床田・森下より、カード2戦目の投手であるべきだ。カープは突出したエースがいないかわりに、20試合先発で8~10勝できそうな投手が多いからだ。

貯金を稼ぐ役は岡本とターノック。私は特に 岡本駿 に期待している。

 

カープには15勝5敗で沢村賞を狙える才木浩人や高橋宏斗のようなエースはいない。森下暢仁は狙ってるかもしれないが、その話はいったん置いておく。

カープが優勝するためには「カード初戦を取る意識」より「カード2~3戦目こそ稼ぎ時」という意識の方が重要ではないだろうか。

 

セリーグを見渡すと、どこのチームにも2ケタ勝てるエースはいるが、エースと先発6番手の力の差が最も小さいのはカープではないか?

例えば巨人の山崎伊織と戸郷翔征の2人と、3番手以降の赤星・竹丸・井上・外国人との力の差は大きいように見える。

DeNAと中日も3番手以降が弱い。ヤクルトは1番手から弱い。

 

阪神も3番手以降が強力なイメージですが、実際は村上と才木で貯金20を稼いでいる。3番手以降の試合の勝率は、村上・才木の試合より一段落ちる。

2025年の阪神の「村上と才木の先発試合のチーム勝敗」は以下の通り。

村上26先発 19勝7敗

才木24先発 16勝7敗1分

2人合計で35勝14敗1分。

貯金21個を叩き出し、2人が先発した試合の勝率は.714であった。

ということは2人が先発しなかった残り93試合は、85勝54敗から「35勝14敗」を引いた50勝40敗となります。2人以外の試合でも、阪神はまだ勝率.556もあったのか。

 

藤川は村上と才木の試合では送りバントを多用する傾向があります。具体的な数字はめんどくさいので調べません。私の印象で語ります。

阪神はカード頭のエース対決で1番近本が出塁すれば、2番中野が簡単に送りバントします。藤川は先制点を奪ってロースコアで勝つつもりだからです。

一方、カード2~3戦目の阪神は簡単に送りバントをしません。2番打者で攻撃的野球をします。これは4対3で勝とうとする野球。

昨年のカープはどちらにも対応できず、対阪神戦の成績が 6勝19敗 でした。

 

カープの打順と攻撃方法

敵は阪神だけではありませんが、カープの順位を決める決定的要素はカープの「攻撃方法」であります。

新井はオープン戦で「1番平川、4番佐々木泰」を続けていますが、開幕後もこれを続けるとチームはガタガタになります。小園と中村奨成がグレるという意味です。

2025年の開幕前に素人の皆さんは「矢野のショートはお金が取れる!」と口を揃えていました。2024年の開幕前は「田村俊介は前田智徳だ!」でした。

2026年もまた素人の皆さんと高木豊が「1番平川と4番泰で開幕だ!」と無邪気に騒いでいます。まったく冗談ではありません。

 

私の構想は「6番平川、7番泰」です。8番がセカンドの選手。

泰と平川は逆でもいいんですが、足の速い平川を6番に置いた方が7番と8番でタイムリーが出ると私は読みます。

■2026年開幕オーダー

1番奨成、2番小園、3番ファビアン、4番モンテロ、5番坂倉、6番平川(末包)、7番泰、8番キク(勝田)、9番床田。

これが基本線。ルーキーにチームの中心を任せる野球は弱いです。

 

私は中村奨成を3~5番に置きたいが、四球を選べる1番候補が今のところ奨成しかいません。平川は打率=出塁率。

勝田は四球を選べるが、勝田を1~2番に固定すればキクをスタメンで出しにくくなります。勝田は1~2番を打てるがキクは1~2番を打てないと思います。

私は打順1~5番をできるだけ固定したい。だから併用となるであろう平川と末包、勝田とキクを1~5番に置きたくないのです。

小園も1番で四球を選べますが、私は小園の後ろにファビアンを置きたい。今のメンバーを見る限り「2番小園、3番ファビアン」が一番バランスのいい並びだと思います。

 

カープが阪神の村上や才木と対戦する時、無死1塁で2番小園なら送りバントは必要ありません。1番奨成が出塁率.350で2番小園が出塁率.400ならば、1回表の3番ファビアンの打席で「1死1塁以上」を作れる可能性は高いでしょう。

問題は4番モンテロですが、モンテロがボール球を振らなければチャンスを広げて5番に繋ぐことができるでしょう。たとえ2死1塁でも走者がいれば、相手はモンテロにボール球から入ってくれるからです。2死12塁で5番打者まで回せれば、1回表のカープの攻撃は十分合格です。アウトになっても2回は6番の平川から攻撃できますから。

打順6番や7番は試合序盤に送りバントをする機会が少ないため、昔からルーキー育成にふさわしい打順です。

 

2回以降は「無死1塁で1番奨成」とか「先頭打者が4番モンテロ」とかって場面もあるでしょう。その時は相手先発投手との関係で、奨成や坂倉にも送りバントをさせましょう。投高打低のセリーグでは先制点の重みが重い。

例えば0対0の2回表に先頭モンテロがヒットで出ました。相手は阪神の大竹だ。カープがいつも点を取れない相手。

その時は5番坂倉でバントして、6~8番のバットに期待しよう。カープが先に1点取れば大竹は5回か6回の打順で代打が出ます。無得点に終わっても3回表はまた打順1番からだ。

 

まとめ

2026年のカープの戦い方、まとめ。

■先発ローテは10人で回す。床田と森下にも「登録抹消と中10日」は年3回ほどあり得ると予想

■岡本・ターノック・高を援護して、カード2~3戦目で貯金を稼ぐ

■小園で送りバントする必要はないが、奨成と坂倉には送りバントも十分ある。ファビアンもある

■1番奨成・2番小園では機動力をあまり使えない。ったく羽月の野郎め…

 

以上を踏まえて、明日は セリーグ順位予想 をします。

岡本和真と村上宗隆が抜けて、セリーグはますます投高打低で1点の重みが増すと思います。

見かけ上の成績が上がるシングルヒットより、一発ホームランや 泥臭い進塁打 が勝敗を分けると思います。