青木宣親が心配で野球が頭に入ってこない

2023.7.26(水) 

広島 5-3 ヤクルト マツダ 

栗林が青木に頭部死球をぶつけ一発退場。

非常に危ない当たり方で、球場も栗林も凍り付きました。

高津監督の試合後の談話では「(青木に)意識はあった。会話もできていた」とのことなので、最悪の事態だけは避けられたのかなと思います。思いたい。

試合なんか頭に入ってきませんでした。

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頭部死球と顔面死球

昔、近鉄のチャーリー=マニエルや、広島の會澤翼、阪神の鳥谷敬らが顔面に死球を受けたことがあります。

彼らの顔の骨は砕けましたが、命に別状はありませんでした。

昨日の青木の死球は顔ではなくて側頭部を直撃しました。

最近絶好調の栗林のストレートが青木の側頭部を直撃。しかも青木は来ると思ってなかったんですよ。

 

捕手の坂倉が3球連続で高め150kmを要求。青木は空振り空振り見逃しでカウント1-2。

青木の意識は「そろそろ低めのフォークが来るか」

坂倉はウラをかいてもう一球高めのストレートを要求。栗林が投げ損なって頭部死球。

 

皆さんも経験があると思いますが、

ああ来るな、こっちへ来たな、ドカン。痛てえ・・・

は大事に至りません。

大事に至るのは不意打ちです。予想もしてないところから危ないものや痛いものが飛んでくると本当にヤバい。

 

ましてや栗林の150kmはプロボクサーのパンチみたいなもの。

青木の頭にマイク=タイソンが不意打ちでストレートをぶちかましたようなもの。

非常に心配です。

 

水谷実雄のケース

1984年に阪急の四番打者、水谷実雄が側頭部に死球を受けました。

側頭部と言うか当時は「耳」と言われました。水谷は右打ちなので左耳をストレートが直撃しました。

NPBではこれを機に打者のヘルメットに耳当てを付けることを義務付けました。

21世紀の今日、ヘルメットに耳当てが付いているのは水谷の死球が発端だったのです。

 

水谷はその後、頭部死球の後遺症で打撃を崩し現役引退。

水谷は当時37歳。青木宣親は現在41歳。非常に心配です。

私が心配してもどうにもならないんですが、青木の生命に別状なくても、選手生命に別状があればたいへん申し訳ないです。私が謝ってもどうにもならないんですが。

 

硬球はマジで危険です。

あまりニュースになりませんが、高校野球では毎年誰か1人か2人は硬球が頭にぶつかって死んでいます。デッドボールとピッチャーライナー。

縁起でもないこと言いたくありませんが、私は昨日そこまで考えました。

私の息子もリトルリーグで軟式野球をやっていましたが、高校で硬式をやりたいと言い出したらどうしようかと迷っています。危ないからです。

 

青木の生命は無事だと思いたい。

選手生命は申し訳ないけどわからない。大丈夫だと思いたい。 

ちなみに水谷実雄は現役引退後、広島カープで長年打撃コーチを務め江藤智、前田智徳、新井貴浩らを育てました。※関連記事

 

カープ9連勝

カープは9連勝。

マツダなんでそりゃ強いよ。

今日も床田vs石川です。勝ったも同然でしょう。

 

青木宣親に大ケガさせたことはたいへん申し訳ありません。

だがそれとこれとは話が別。今日もキッチリ10連勝させていただきます。

私は前半戦のMVPは床田寛樹だと思っていて、このままリーグ優勝しても床田でいいんじゃないかと思っています。

 

昨日阪神の大竹がちょっぴり打ち込まれ、防御率1.88となりました。

床田は防御率1.89ですが、今日完封すれば防御率、勝ち星ともにセリーグトップに立ちます。

森下暢仁が既定投球回数に乗ってくればちょっと不気味ですが、床田の投手二冠は大いに可能性があると思います。

ちなみにですが、私は開幕前に「今年の床田は投手でベストナインに輝く」と予言しております。※参考記事

私の予想は当然のように当たるのです。「青木宣親は絶対大丈夫だ」とも言っておこう。

 

本当は坂倉将吾がカープを変えた最大の功労者なんですが、最優秀選手の投票権を持っているアホなスポーツ記者には坂倉のリードを理解できない。坂倉のMVPはないでしょう。ベストナインがせいぜい。ゴールデングラブすら怪しいです。素人は盗塁阻止率とかそんなアホなとこしか見てないからね。

 

最後。青木のヘルメットの耳当てが青木の選手生命を守ってくれることを心から祈ります。