2024.2.18(日)
広島 0-4 阪神 コザ
阪神はズルいです。
練習試合なのに村上・才木・桐敷・湯浅。
2月にこんなピッチャー打てるわけありません。ズルいです。
だから3安打完封負けも全く問題ありません。4月に入ってから末包が打ち崩せばよい。
私は今日カープのある選手に大激怒しています。たぶん温厚な新井監督も激怒していると思います。メラメラメラ・・・
カープ投手陣
斉藤優汰。3回6安打3四球1失点。
今日は苦しみました。9人も走者を出しながら1失点で粘れたことは評価に値します。ラッキーなゲッツーもありました。
斉藤の良かった点は「クイックから力強いタマを投げ込めていた」こと。1球だけではありません。4~5球はありました。
一軍の投手でもクイックからアウトローにズバッと投げ込める投手は多くありません。斉藤が体作りの時期からいよいよ「実戦用の練習」に入り始めたようです。
とはいえ「牽制の間」や「投球リズム」はワンパターンでしたから、本気の阪神なら今日の斉藤はバンバン走られていたでしょう。まだまだこれからです。
森翔平。3回2失点。
2失点しましたがまずまず順調だと思います。カット、スライダー、フォークもキレてました。
美しいフォームの割にタマが暴れる悪癖はいつものまま。まあこれも「森の持ち味」に変えていきましょう。
塹江は右打者3人と対戦。右打者へのシュートとチェンジアップを試しました。
河野佳。福島ケインの足を警戒しすぎて走者をためましたが何とか無失点で切り抜ける。ストレートは去年より強くなってます。もうちょっとで一軍で投げられる投手になると思います。
内間拓馬。故郷・沖縄で1回1失点。
同級生の矢野が大ファインプレーで助けてくれたのに、梅野にストレートの四球。ああいうところが現役ドラフトに出された理由なのでしょうね。「まっすぐはいいんだけど」のピッチャーは大勢います。頑張れ内間。
カープ野手陣
阪神の豪華リレーに散発3安打。カープが打てないのは仕方ありません。
私が大激怒している相手は石原貴規です。
なんで怒ってるかわかりますか?
わかったらスゴいですよ。
新井もたぶん怒ってます。
私が石原を怒っている理由。
それは・・・
石原貴規が・・・
走らなかったからです。
私は打てないことには怒りませんが、走らないことにはキレるのです。
石原は鈍足です。會澤・松山に次ぐ鈍足。
私は石原貴規に盗塁しろと言っているのではありません。
阪神のキャッチャーがボールを弾いた時、次の塁へ走らなかったから怒っているのです。
1回だけなら我慢しますが、5回裏の石原貴規は3回も走りませんでした。温厚な新井も絶対怒ってます。
5回裏0対3。先頭バッター石原。ピッチャー石井大智。
石原は見事なレフト前ヒット。今年の石原は打撃好調。
無死1塁、バッター久保の打席でキャッチャー坂本は石井のフォークを2球続けて弾きました。
いくら坂本でもハーフバウンドのフォークはキャッチできません。ブロッキングで前に落とします。
カープのキャンプのテーマは「じゃんじゃん行こう。どんどん走ろう」です。ナメてんのか石原貴規。
しかも今日は練習試合。練習でじゃんじゃん行かないと本番で勇気出して行けるはずありません。
阪神のピッチャーは石井大智です。日本シリーズの7回に投げるようなピッチャーです。
ジッとしたままシングルヒット3本は無理ゲーなのです。足を使わないと勝てない相手。
なのに2球とも走らなかった石原はアホ。スカタンです。
久保が倒れて坂倉ヒット。田村もアウトで2死1塁2塁。
5回裏。0対3。2死12塁。バッター矢野、ピッチャー石井。
ここで2球目のフォークもホームベースに当たるワンバウンド。名手坂本、大きく弾く。
走れ、石原ァ!
二塁に戻った、石原ぁ・・・
あれを行かないと阪神のピッチャーから一生得点できませんよ。
8回裏、1塁走者の矢野は梅野が少し弾いただけで飛び出しました。ランダウンプレイになっちゃいましたが、今はあれでいいんですよ。
阪神がエラーして矢野が2塁へ行けたからホメてるんじゃありません。飛び出したことをホメてる。
矢野がおっちょこちょいで、石原の自重が新井の作戦だったのかもしれませんが、5回裏の3回目は絶対行けた。石原でも絶対セーフでした。
阪神の選手たち
最後に阪神の寸評。
村上、才木はまだ全力じゃありませんが仕上がりが早いですね。チーム方針なのかな。
森下翔太が2四球。ふーん、ボール球振らないんだ。相変わらずピッチャーにメンチ切ってきますね。ぶっ殺すぞ。
大山悠輔は斉藤優汰と2度対戦しましたが、2打席ともタイミングが全く合っていませんでした。
「まだ調整中だからかな?」と思いましたが、森翔平には普通にタイミング取れてました。大山は斉藤の時だけブザマなスイングをたくさんしました。
もし「阪神の四番が斉藤優汰に相性が悪い」となればこれは大きな武器になりそうです。今後も観察を続けます。
野口恭佑。注目のスラッガーなんですが、ひょっとしてこの子
「野球のルール知らんのんじゃない?」
という仕草が2つありました。
1つ目は走者3塁でキャッチャーがボールを弾いた時、タイムがかかる前に打席をならし始めたのです。
これはヘタすると守備妨害を取られます。バッターボックスの中だからってバッターが何をしてもいいわけじゃありません。無意識にボールを蹴ったら守備妨害ですよ。
2つ目は8回表の死球。痛そうで気の毒だけど代走福島ケインの姿を見てベンチに帰ろうとしました。骨折してたら代走を出せますけど、普通は当たった選手が1塁を踏んでから交代です。骨折してて歩けなかったのなら謝ります。
福島ケイン。育成ルーキー。
イイですねえ。福島ケインのタイムリーヒットには鳥肌立ちました。
去年のドラフトで私が5位指名したかった逸材です。ちなみに椎葉剛が2位候補でした。
阪神は私の好きな選手を次々かっさらっていきます。森木大智は3年前の私の1位。門別啓人は2年前の1位です。
阪神球団はカープと並んで「変わった登録名」をあまり使わないチーム。
かつては大和、俊介などがいましたがカタカナの選手は記憶にありません。パチョレックくらいかな?
本名の「福島圭音」で支配下登録してもいいんですが、カタカナの「ケイン」も今風かもしれませんね。
井上広大。5年目22歳。玉村や常廣とタメ。
この子もイイですねえ。代打で出てきて河野の鋭いフォークを見逃し四球。森下翔太なら絶対振ってる。
その後もファーストライナーが飛んだのですが見事なライナーバック。
福島ケインの走塁でイケイケドンドンになってる雰囲気で、ダメ押し点がなかなか取れずにジリジリする雰囲気。
そこで代打で落ち着いて四球を選んで、慌てずにライナーバックできる22歳はかなり野球脳が良いと思います。
私は目先の数字ではなく選手のこういうとこを見ています。
んで・・・
岡田監督も絶対こういうとこを見ています。井上の評価は急上昇したはずです。
森下翔太はアホっぽいですが、この井上広大は頭良さそうです。要チェックです。