2023.9.14(木)
ヤクルト 5-6 広島 神宮
阪神が18年ぶりリーグ優勝。しかも9月11連勝。
立派すぎる成績です。貯金36。カープだって貯金10個あるんですよ。なのに13ゲーム差です。
まあ今年は仕方ない。阪神は全てが上手く行ったし、カープは少しケガ人が多かった。
だがカープにも新しい芽が出始めている。来年は大瀬良と秋山にもポジションがあるかどうかわかりませんよ。
社会人トリオ
河野佳が好投。
捕手の構えたところにズバズバ決まっていました。
解説の館山昌平も絶賛。「右足の蹴りが素晴らしい」
私にはピッチャーの「蹴り」がよくわかりません。投手出身の人は体重の乗り方とかを見てるのかな?
とにかく河野のタマはスゴかったよ。2年前の都市対抗みたいでした。
河野君は22歳で、来月ドラフトされる大学生達と同い年です。
去年のドラフトの時も言いましたが、2023年のドラ1投手を2022年に4位指名できたようなもの。来年の河野も楽しみだし、ひょっとすると来月のCSでも楽しみな存在になってくるかもしれません。
んで昨年3位の益田武尚。こちらは坂倉や大道と同い年の25歳。
もうすっかりカープファンにも戦力として認知されているでしょう。
益田の場合はシーズン序盤、完璧を求めるあまりに窮屈なピッチングに終始していましたが、8月以降ある程度コントロールはアバウトでもパワーでねじ伏せるような投球になって一皮むけた感じです。
益田のタマの軌道は阪神にあまり知られていないはず。運良く日本シリーズに進めれば、パリーグにはもっと知られていないはずです。
古くさい言い方をすれば益田がポストシーズンの秘密兵器になるという意味です。
問題は新井や菊地原にその勇気があるかどうかです。
シーズンの勝ちパターン投手を出すべき場面で益田武尚を出せるかどうか。
9回は矢崎と栗林でいいと思うんですが、大山の打順、頓宮の打順で益田を出せと私は言いたいですね。
長谷部銀次。
一軍未登板ですがハッキリ言って目前の位置までは来ています。私は河野ではなく長谷部が昇格すると思ってました。
制球とクイックに課題があるため、なかなか上げてもらえないのですが、制球はだいぶ落ち着いてきました。走者を出すとパニクる場面があることはある。
ここまで来てしまってはCSで投げることはできなくなったかもしれません。河野に負けた感じですかね。長谷部は来年の秘密兵器にしときましょうか。
未来のレギュラー達
昨日の試合では末包昇大が初めて3番スタメンに入りました。
4番や5番はたまにありましたが、3番はたぶん初めて。
3番末包は案外機能するかもしれません。昨日は3タコだったけど。
例えば四番を堂林かマクブルームで固定できている時、3番を末包昇大と田村俊介の日替わりにするというのは割とよく見る光景です。
今年の阪神がそうです。四番が大山で固定されているので3番をちょこまか日替わりできました。
ピッチャーは基本的に四番打者の前の打者を四球で歩かせたくありません。3番はストライクが来やすい打順です。
カープには3番タイプのバッターが多いです。
いや、ここは敢えて
多かった(過去形)
と言い直そう。
秋山翔吾と西川龍馬。
厳しいようですが、勝負所の8月9月で離脱されるようでは来年も問答無用でスタメンの座をどうぞどうぞと与えるわけにはいかないですね。
年間100試合しかスタメンできない選手は計算には入れにくいです。
新井は昨日、秋山をスタメンから外しました。
非情采配ではなく恩情采配なのでしょうが、CSでの秋山の扱いが少し難しくなってきました。
私は11タコの秋山を試合に出し続けてきたのはCSのためだと思ってました。なら昨日もスタメンで出るはずだろ?
今週は7連戦だから休養?とも思いましたが、たぶん違います。
秋山欠場の理由はおそらく相手が左投手だったからです。これは寂しいよ、秋山翔吾。
右投手なら秋山。左投手なら末包。
現在の秋山のポジションはココです。言っちゃ悪いが「準レギュラー」。まあコンディション不良もを含めてですけどね。
2018年の日本シリーズではセリーグMVPの丸佳浩が絶不調に陥りました。
短期決戦ではああいうことが起こります。
阪神の岡田がどういう采配をするかは知りませんが、カープの新井には短期決戦仕様の采配をしてもらいたい。
例えば益田と河野を最前面に出して戦うとかです。
去年の日本シリーズで大活躍したのがオリックスの宇田川、山崎颯一郞、あとワゲスパック。
この3人はシーズン後半に調子を上げてきた選手達。むしろ1年間頑張ってきたのは平野、本田、阿部の方でした。
だが中島監督は実績より勢いを選択し、26年ぶりの日本一に輝きました。
今年のカープもこれをしろということ。
益田と河野も良いし、大道温貴と中崎翔太をもっと使えということ。
島内と矢崎は疲れている。見極めるんだ、新井貴浩。