2021.6.3(木)
広島 2-5 日本ハム マツダ
降雨ノーゲームです。勝ち負けも引き分けも付かず。野間のヒットも小園のヒットも全部抹消。何も残りません。
昨日はふざけた記事を書いて怒られたので、今日はマジメに野球の話をします。笑
金子千尋の左中間まっぷたつのタイムリー2塁打と、一昨日の西川龍馬のレフト線ツーベース。
あれ、
どちらも、
ノーバンでキャッチできます。アウト。
マジですよ。マジメに野球やってればあれは捕れます。断言。キッパリ。
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打撃コーチは「ヒットの数」を競っている
2005.9.7(水)
阪神 4-3 中日 大阪D
岡田彰布監督の伝説の試合です。
岡田「めちゃくちゃやったれ。俺が責任を取ったる」
この一言で久保田智之は生き返り中日をシャットアウト。決勝点は中村豊のホームラン。覚えてる方も多いでしょう。
上の動画で中西清起と岡田彰布が当時を振り返っています。
この動画で私が注目したのが原辰徳監督が阪神コーチの中にスパイを送り、先発投手を聞き出していたところ。
さらにその上で「岡田先輩、今日も正々堂々と行きましょうや」とぬけぬけと言い切っているところ。
そして岡田彰布はそれを鼻で笑い飛ばしていたところ。
私が調べたところ、このスパイは広沢克実だったことが判明しました。
広沢はなぜそんなことをしたのか? 金が欲しかったこともあるでしょう。しかし第一の理由はそこじゃないんです。
この動画の中でも語られていますが、広沢は阪神の先発投手を巨人に教えるだけでなく、巨人の先発投手も聞き出していたのであります。
なぜそんなことをするのか?
予告先発のない時代ですから、相手先発が右か左かは非常に重要な情報です。当時は「当て馬」「偵察要員」なんてシステムは当たり前でした。
広沢と巨人の打撃コーチがお互いの先発投手をばらし合った理由は自分のチームが打てばいいからです。
ポイントは「勝てばいい」ではなく「打てばいい」ところ。
なぜかと言うと、広沢は「打撃コーチ」だからです。打てばいいんです。チームは勝たなくていいんですよ。
だから味方の投手陣を原辰徳に売って、味方打線のヒット数を増やしたかった。納得できる話です。
金子に対して左打線
昨日のカープは降雨ノーゲームだったので記録も全部抹消されました。
カープは右の金子に対して「9人全員左打者打線」を組んできました。
カープではかなり久しぶり。
私の記憶では1987年か1988年以来35年ぶりです。よく覚えてるでしょうが。変態なんですよ。
あの時はランスが7番で、キャッチャー山中、投手大野だったと思います。調べてません。記憶で話しています。
オール左打線と言っても上位3人は両打ちでしたけどね。
たぶんそれ以来だと思います。カープでは。
何が言いたいかと言いますと、昨日のカープは「ヒットを打ちに行っている」のですよ。朝山東洋もいないのに。
んで投手陣は「ヒットを打たれないようにしている」のですよ。タマに力もないくせに。
カープの試合が中断中、阪神と巨人を見てきました。
アイツらも修羅場でした。
巨人の畠世周は9回表の栗山にカウント2-0からストレートを投げてました。
阪神のアルカンタラは7回表の吉田正尚にカウント3-1からインコース155kmを2球続けました。
結果は問題じゃありません。
こいつらは攻めた。打者に向かって投げた。打たれたらバックが守ってくれる。点を取られても取り返してくれるという信頼があるからです。
巨人にはリプレイ検証を買収する力まで備わっています。山川の内野安打をアウトにして見事、引き分けに持ち込みました。
カープは左打線でヒット狙いでした。
セカンド小園。サード林。ファースト安部。ショート田中も守備でややもたつきました。
投手陣も個人軍
昨日の床田寛樹は2イニングで80球を投げました。記録は全部消えたので探しても残っていませんよ。
佐々岡も登録抹消を示唆しました。捕手の坂倉まで怒られました。
坂倉の捕球もヘタクソですが、カープ投手陣はワンバウンドが多すぎます。
理由は「いい当たりを打たれたくないから」です。バックを全然信用していない。だからボール先行。打たれたくないって一人相撲。
巨人の畠と阪神のアルカンタラは修羅場でもストライクを投げました。
畠は打たれた、カンタラは抑えた。
しかし結果は問題じゃないのですよ。
勝負に行けば打たれることは当然あります。
私が矢崎拓也を絶賛しているのは勝負に行っているからです。
北別府学が昨日アホなことを言ってましたが、矢崎は強風のマリンスタジアムでチームの勝利を目指して戦っていました。
自分の記録なんて1ミリも興味ありませんでした。
床田は違います。5回投げよう、100球投げよう、四球もイヤでヒットもイヤ。自分のことだけで頭がいっぱいでした。
闘志なき者は去れ。
とても有名な言葉です。語源は中国の兵法か何かかもしれませんが、私の知ってる語源はカープ創設元年の1950年です。
白石勝巳監督が掲げたチームスローガンです。「闘志なき者は去れ」
今は「バリバリバリ」です。一昨年は「ドッテンカープ」でした。
みんな個人成績に走っている
ダメなのよう、選手が個人成績に走っては。
野間はヒットも打ちましたけど、カウント3-0から1球見逃しました。田中広輔もそうでした。
こういうプレーは嬉しい。
高橋樹也もどしゃ降りの雨の中、まっすぐで攻めていました。打たれたっていいんですよ。
佐々岡も段々わかってきてます。まだアホやけど段々わかってきてると思う。
阪神と巨人も落ちてきました。カープはチーム一丸となりましょう。
昨日、投手の金子千尋に左中間まっぷたつのタイムリー2塁打を打たれました。
チーム一丸ならあれは捕れます。
ホントですよ。なにを普通の左打者シフトとっとるんじゃい。
床田がストレートを投げれば、金子千尋がライトに飛ばせるはずありません。飛ばされたらゴメンナサイでOK。レフト龍馬がレフト線、センター野間が左中間。ライト宇草がセンター右を守るべきでした。
一昨日の西川龍馬のレフト線ツーベースも捕れますよ。龍馬は三遊間とレフト線の間にしかヒットゾーンがないからです。
1991年の日本シリーズ、
音重鎮は辻発彦のライト線ツーベースをノーバンでキャッチしました。ついでに日本シリーズの波もキャッチしました。
チームが一丸ならこういうプレーができるのです。
セーフティースクイズのサインが出ました。
言われた通り走りました。はアホ野球です。自分の頭で考えろ。
送りバントのサインは無視しても良いのです。走者を進めることが目的です。