長野久義監督構想の第3回です。第2回はこちら
長野兼任監督が実現した時の最大の長所はチーム一丸となれることです。選手だけではありません。スタッフや裏方さんも含めてです。前回お話ししましたね。
では長野兼任監督に弱点はあるのか? それはたくさんあります。しかし今からその弱点を一つ一つ取り除いていきましょう。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
長野の若さ
長野は現在36歳。12月で37歳。
若いですが、長野はギリギリ「カープ最年長選手」です。選手たちに「やりにくさ」はないと思います。仮に年上のベテラン選手がカープに入団したとしても、人格者のチョーさんですから、そこは何とでもなるでしょう。
問題はコーチ陣とのやり取りです。こちらは少し難しそう。
長野には当然コーチ経験がありません。ですから2022シーズンは経験豊富なヘッドコーチに長野監督をサポートしてもらいましょう。
その役目は
河田雄祐(54)
でいいと思います。
過去に「若い監督をヘッドコーチが支える」という図式はNPBにいくらでもありました。
例えば金本知憲監督&高代延博ヘッド。年齢差14歳。
カープでも達川光男監督と大下剛史ヘッド。年齢差11歳。
長野久義と河田雄祐は17歳差。しかし人格者の長野と熱血漢の河田は案外息の合ったコンビになるかもしれない。それに通算安打数は長野が河田の10倍です。1300本対130本。17歳差とほどよくバランスが取れるかもしれない。笑
倉とは10歳差。玉木とは9歳差。朝山とは8歳差。廣瀬とは6歳差。迎とは3歳差。
この5人を足してもまだ長野の安打数に及ばない。何とかなるだろう。笑
若い監督は過去にもいたし、コーチ未経験の監督も大勢いました。
兼任監督の古田や谷繁にもコーチ経験はありませんでしたし、長嶋茂雄と高橋由伸は「現役引退→即監督」でした。ロッテの井口資仁監督も「即監督」です。日本ハムの栗山監督は「未経験→いきなり優勝」でした。
二足のわらじ
選手と監督の「二足のわらじ」が非常に困難なことは明白です。
しかし令和の今、我々はアメリカでとんでもない二足のわらじを体現している日本人を知っています。
大谷翔平は投手と本塁打王。チョーさんは監督と代打。大谷よりチョロいでしょう。笑
そもそもプロ野球の監督の仕事って「どこからどこまで」なのか?
ハッキリ言ってそれは自由です。フリーダム。そのチームで自由に決めてよい。
長野監督の仕事は「試合前ミーティング」まででいいと思います。試合が始まれば長野は選手。攻撃と守備は河田。継投は投手コーチでいいと思います。古田や谷繁もそうしていたはずです。じゃないと兼任できません。
長野の年俸
私が兼任監督を考えた理由は「チームが一体になれるから」です。裏方さんも含めてチーム一丸。チョーさんの得意技。
それともう一つ「長野の年俸を維持できるから」という理由も含まれます。
長野は選手として2021年シーズン、1.6億円×1年契約。
今のままの成績(47試合、.211、2本)では1億円を割ることが濃厚。
そこで来季、監督を兼任することで、選手年俸8000万円、監督年俸8000万円で計1.6億。現状維持。バンザーイというわけです。笑
誕生すれば球団史上2人目
1950年。終戦直後の日本には成人男性の数が不足していましたから、プロ野球チームは選手兼任監督だらけでした。
そんな時代に創設された広島カープ、唯一の選手兼任監督が白石勝巳。兼任してたのは1953~56年の4年間。
白石勝巳はカープ創設に伴って、巨人からカープに移籍したスター選手です。「巨人のスター選手」がカープに移籍したのは白石さんと長野さんの二人だけです。
ちなみに3位は代打の萩原康弘(通算217安打)。だいぶ差が開きます。笑
白石勝巳さんは広島市出身。カープ球団の第1号本塁打を打った歴史的人物。1番と3番を打って、ポジションはショートでした。
コロナ禍で売上半減。
人件費を抑えてチームを一丸にできるプランが「長野久義・兼任監督構想」なのであります。
おわり