2021.10.24(日)
広島 2-7 阪神 マツダ
伊藤将司が10勝目。阪神の新人左腕としては江夏豊以来50年ぶりだそうだ。
へえ。そんなに長い間いなかったの。猪俣隆や湯舟敏郎も10勝してないの。ふーん。
カープでは誰以来なんだろう・・・ちょっと思い出せないな。
カープ左腕事情
調べてみるとカープの新人左腕で二ケタ10勝をマークした投手は過去ゼロ人でした。
今年ドラフト2位で指名された森君が史上初の快挙を目指すと発言してました。スポニチ
よく考えてみりゃ、大野川口、ベイルKJ以外で10勝した左投手って
高橋建さんだけじゃないか? 高木宣宏も9勝。齊藤悠葵も9勝。
森と黒原、頑張れや。背番号は16と24だと予想します。森下に18、栗林に20。黒原に24は筋が通っていると思いますよ。
個人タイトル
九里亜蓮の最多勝はおあずけでした。
ライバル青柳は火曜日の大一番に先発します。矢野監督も親心を持っているとは思いますが、なにせ阪神は今シーズンの最終戦。
優勝を懸けた一戦で個人記録にこだわることはできない。しかも13勝の青柳は12勝の九里をリードしている。もし並ばれても最多勝は最多勝。
青柳が中日打線のピシャリと抑えて14勝目の可能性ももちろん高い。しかし中日の先発投手が粘投して6回終わって1対1・・・とかなら、矢野は青柳に代打を出すのではないでしょうか。阪神には引き分けも許されないですから。
とにかく11月1日(月)の神宮球場最終戦に九里亜蓮が再び先発。まだ最多勝の望みが完全に消えたわけではありません。
続いて鈴木誠也。
首位打者は坂倉将吾との一騎打ちでしょう。
近本光司が最終戦で5打数5安打すれば誠也に並びますが、その可能性は低いでしょう。
皆さんの関心は誠也の本塁打王だと思います。
鈴木誠也は38号を打ってから4試合ノーアーチ。13打数1安打0打点。2四球。
打てる球はけっこう来てるんですが、誠也が打てていません。
守備は軽快なのですが、誠也はいつも4打席で途中交代しています。昨日に至っては6回裏の3打席目を打って交代しました。2点負けてる展開で、です。
表向き、鈴木誠也はコンディション不良かもしれない。
もしかすると実際はそうじゃないかもしれない。
ホントは誠也が元気なのに、ポスティング移籍に向けたメディカルチェックで、ドクターから何か茶々を入れられた可能性があるという意味。NPBでは問題ない数値も、MLBの基準では危険水域だったりとか。←妄想です
もう一つ、誠也がNPBの個人記録に全く感心を持っていない可能性もある。NPB時代の大谷翔平もそんな感じでした。2016年の大谷翔平はあと3イニング投げるだけでパリーグの最優秀防御率を確実にゲットできたのですが、大谷はコンディションを優先して登板しませんでした。栗山も大谷もNPBの個人タイトルなどどうでも良かったのでしょう。
鈴木誠也もチームの勝利以外、興味がない男です。CSがなくなって「腑抜け」になっているかもしれない。打席でのタイミングの取り方は悪くないですが、一発狙いでボールの下を振っている印象です。要するに集中力が足りない感じ。チームがシラケてると誠也もシラケるのです。
誠也の本塁打王について
巨人が全日程を終了。アホの岡本39本。
ヤクルトと広島は残り3試合。どちらもDeNA1試合と直接対決2試合。
当初はヤクルトの優勝が決まって、誠也と村上の敬遠合戦になるかと思われましたが、ヤクルトの不可解な雨天中止と巨人戦での取りこぼしで、俄然阪神に元気が戻り、ヤクルトは土俵の中央に押し戻されました。
阪神は残り1試合。中日戦。最多勝と優勝のかかった阪神は「必死のパッチ」
立浪和義に来季のスタッフをバラされた中日は「やけのやんぱち」
阪神がしっかり勝つ確率が高いでしょう。
するとヤクルトはDeNAに勝ってもマジックはまだ1。
この状態で森下&九里と対戦します。マツダと神宮。
ヤクルトは誠也を敬遠できません。するかもしれないが、それはチームの勝利のためであって、村上個人の援護をしている余裕はない。
一方、カープも村上を敬遠しない。森下と九里があんなクソガキに敬遠などできません。誇りとプライドがあるからです。
森下は打たれないと思いますが、九里がちと心配です。苦笑 最近の九里は逆球が多いからなあ。中6日なら大丈夫かなぁ・・・
とにかく村上39本。もう1発くらい打つかもしれん。40本。
となると38号の誠也には3試合で3発が必要です。キビしい。
DeNAで1発。ヤクルトの奥川から1~2発。これで最悪村上と並んで本塁打王。3発打てれば単独キング。ハイハイ。机上の空論です。
鈴木誠也のポスティングについて
最後にもう一つだけ。
昨日は日曜日だったので誠也の去就について、球団はノーコメントでした。
前田健太の時はどうでしたっけ? いつマエケンの移籍を発表しましたっけ?
2015年12月4日、鈴木本部長が前田健太のポスティング容認を正式表明。スポニチ
カープ球団は伝統的に発表が遅い。笑
マエケン移籍の時、球団の正式発表は12月でした。つまり契約更改の最中にポスティング容認が正式発表されたのです。
さぞかしファンは驚いたのか?
いいえ。決してそうではありません。覚悟はとっくにできていました。
2015年は黒田の男気復帰から始まるもののチームは4位。前田健太は「2度目の沢村賞」と「2度目の最多勝」を獲得しました。
9月中旬の「きたへふ」様のブログには
「前田健太のメジャー移籍は確実だ」との記載があります。2015.9.19記事
CS争いの真っ只中でカープファンはマエケン流出を既に覚悟していたのです。この年、マエケンはまだ国内FA権を取得していませんでした。2016年に獲得予定でした。
鈴木誠也も国内FA権はまだで、2022年に獲得予定。誠也は今季がプロ9年目。
マエケンがポスティング移籍したのも9年目のオフでした。チームは4位ですが、マエケン個人はいくつものタイトルをゲットしていました。
今年の誠也もチームは4位で「打率」「本塁打」の二冠を射程に入れています。「最高出塁率」は既にゲット済み。今の誠也の立場は6年前のマエケンの時とソックリ同じであります。
誠也の移籍は内々で決定しているとは思うけど、正式発表は契約更改の時になるのかな?
んで菊池涼介の時のように年末年始でポスティング申請するのかな?
ちなみに今オフ、メジャーリーグのFA市場に外野手は少ないそうである。ソース