2021.6.13(日)
オリックス 9x-8 広島 京セラD
強いわー、オリックス。勝利監督インタビューで中嶋聡はまず反省の弁から入りました。サヨナラ勝ちでウキウキかと思ったんですが、中嶋は9回表に3点取られたことを反省しました。だから少々暗かったのです。
しかし中嶋のシケたツラが逆にシブかった。まるでベテラン捕手のようでした。笑
昨日交流戦の優勝を決めた時も中嶋は「チームのみんながMVP」とナイスなコメントを残しています。オリックスは交流戦全試合で日替わり打線を組み、12勝5敗1分で勝ち抜きました。勝率7割。
なーんだ。
監督が暗くても、
打線が日替わりでも、
優勝できるんですよ。メモっとこう。メモメモ。
小園海斗が初めて3番に!
私がテレビゲームでカープの試合をする時、打順はいつも
3番小園、4番誠也、5番坂倉
なんですよ。
今日はプロで初めて実現して嬉しかったです。
結果は小園3安打、誠也2安打でした。
坂倉は1安打。まあ許してやろう。
小園は9回2死から150kmをひっぱたきライト前に同点タイムリー。クリーンヒット。
守備も良かったですよ。外野手や二塁手との連携も落ち着いてきました。守備時のサイン出しはまだどことなく危なっかしい。笑
3番ショート小園海斗は明日も続けてほしい。西武の先発は右投手です。
2番センター羽月隆太郎
2番は羽月隆太郎。
この日は5打数1安打。7回表のチャンスで左投手に空振り三振。繋げば好調の小園と誠也でした。
本人に繋ぎの意識は十分あったと思いますが、外スラに三振。羽月の対左打率は.211です。乗り越えろ羽月。代えるんじゃねえぞ河田。
羽月はセンターの守備で2塁打を3個むしり取りました。
これで羽月は実質5打数4安打の大活躍となります。笑
二塁打を捕られたオリックスのラオウは羽月に拍手してました。はにかむ羽月がカワいかったです。オールスターでトリー=ハンターに拍手したバリー=ボンズを思い出しました。
オリックスvs高橋昂也
高橋昂也、3回途中で8失点。
ですが1回のラオウの2ランは上手く打たれただけですし、2回は三者凡退。
3回裏はゴロヒットとゴロヒットで無死12塁。ここで昂也自ら送りバントを3塁へ送球ミス。無死満塁。
吉田正尚センター前。4番のラオウは投ゴロゲッツーの打球を昂也君がまた弾いてしまいました。これで4対4の同点。
アセる昂也君は5番ロメロに2点タイムリーツーベースを浴びました。これは会心のクリーンヒットでした。6対4。なお無死23塁。
6番T-岡田は炎のストレートで見逃し三振。
ここで59球。私は続投と思いましたが、佐々岡は代えました。
2番手に準備不足の菊池ヤス。粘る安達を三振に取りましたが、粘る伏見はセンター前に弾き返しました。
オリックスはよく粘ります。
「2ストライクからのファール」が非常に多い。
めっちゃくちゃイヤなチームです。昨日も森下が1イニングに36球投げさせられました。
オリックスの打撃コーチが非常に良い仕事してます。そうです、梵英心です。
ベンチのムードも非常に明るい。「大声出しすぎじゃない?」とも思いますが、野球って声を出さないとできないスポーツなんですよ。イヤ、できることはできますけど、声の小さいチームは声の大きいチームに必ず負けます。野球のセオリーです。
オリックスは強い。昨日も言いましたけど、オリックスの強さの理由はカープの親戚が多いからです。笑 吉田正尚と西川龍馬を書き忘れてました。
コロナ禍を抜け出した
3回以降はヤス→島内→みっきーが完封リレー。
ここで飛び出したのが羽月の3つのスーパープレーです。
粘る中継ぎと固い守備。
こんな時、奇跡というのは起きるものです。
みんな忘れてますけど、カープは5月20日にクラスター発生。
それから2週間、チーム練習ができませんでした。
ぶっつけ本番で出場している選手も大勢います。明日から3連戦が組まれているのもこの時の名残なのです。
コロナ明けに迎えた交流戦は2勝10敗3分です。ディスイズプロ野球。甘くありませんでした。
しかしこの期間に中村奨成がチームを支え、林と宇草も芽を出してきました。
コロナ組の11人もこれからです。明日はマツダ。水曜日は九里亜蓮です。
9回の攻防
9回表。8対5。オリックス3点リード。
オリックスは5連勝中。この日は勝ちパターンの投手がいろいろベンチ外でした。
それもあってカープは反撃開始。
西川龍馬が倒れた後、炎の3連打で1点返し、1死13塁。
ここで1塁走者の菊池に代走を送ります。曽根海成です。同点のランナー。
この采配に私は完全同意です。同点のランナー。どうしても2塁へ進めたい。
打席には前の打席でチャンスに三振の2番羽月隆太郎。
スクイズ兼送りバントも選択肢。盗塁も選択肢。打って併殺崩れは想定外。打つだけはダメなのです。投手はヒギンズに代わっているからです。
河田の作戦は「3球目に盗塁」でした。見事成功。1球前に走れたと思いますけどね。
このケースでもう1個選択肢があるとすれば「ストレートの時だけエンドラン」です。変化球なら見逃して盗塁。曽根が盗塁を決めたタマはチェンジアップでした。伏見は2塁へ投げられず。
1死23塁。打者羽月。点差2点。
ここは打つだけでOK。羽月ショートフライ。仕方なし。
2死23塁。打者小園。
ボールを見逃してストライクをファールする小園。ちょっと大人になったかな。
4球目、外寄りの甘いストレートを引っ張りました。12塁間を破るヒット。
8対8の同点となり2死1塁。打席には4番の鈴木誠也。
ヒギンズは続投。佐々岡は小園の代走に野間峻祥を送りました。
これも私は賛成です。小園も走力Aですが盗塁とベーランはちょっと苦手。ベーランの鬼を代走に出すことは理にかなっています。
んで2死1塁。走者野間、打者誠也。
ここで野間は走らない。これも賛成。大正解。
12塁間を空けときたいのと、ヒギンズに圧をかけるため。それに野間なら1塁ベースも得点圏です。
誠也は見事に12塁間を破るヒット。自動スタートの野間は3塁ストップ。打球がもう少しどちらかに逸れていたら野間は1塁からシングルヒットでホームインしてました。
同点の9回表、2死13塁。3塁野間、1塁誠也。打席に坂倉。
選択肢はヒットに期待とダブルスチール。河田は誠也を走らせず12塁間を空けさせた状態で坂倉に期待しました。
この作戦には反対でした。私なら「初球からダブルスチール」でした。まあ伏見は2塁へ投げないでしょうけどね。
坂倉は2ゴロ攻撃終了。8対8。
鈴木誠也は爆発しそう
9回裏は何も起きずに試合終了。
T-岡田のライト前ヒットの時、誠也に1塁へ投げてほしかったな。ライトゴロを狙うためです。
Tがコケる可能性もあるし、ファーストの堂林もベースカバーに入ってましたし。
ライトゴロはまあ無理か。笑
あと9回裏の守備位置がレフト野間、センター羽月、セカンド曽根でした。サード三好。
私はセンター野間、レフト曽根、セカンド羽月でした。まあこれも別にいいっちゃいいけどね。
試合には負けたけどナイスプレーをたくさん見られて私は嬉しいです。
誠也に1ヶ月ぶりの一発が出ました。ちょっと前めのポイントで捉えた鈴木誠也の打球でした。ホームランの打ち方を思い出した感じがしました。
そして9回表のライト前ヒットです。これも野間が走らない意味を十分理解した右打ちでした。そして狙い通りの打撃ができました。
ここまで誠也は8本塁打の19打点です。村上宗隆の半分以下。
誠也がこんなペースでシーズン最後まで行きますかね?
私は行かないと思います。
鈴木誠也の反転攻勢が明日から始まると思います。今日の3打席目と4打席目の打撃内容が良かったからです。