2022.3.15(火)
ロッテ 10-6 広島 千葉
まず最初に野間は軽傷です。一安心。
外野ノックの練習中に末包昇大と激突して頭部を打撲。真っ青な顔で担架に乗せられた野間の姿に私は正直、
縁起でもないこと
を妄想しました。野間が運ばれてる写真がキムタクの時とそっくりだったのでね・・・
だが試合終了後に佐々岡監督が「野間は軽傷。大事をとっただけ」と発言。スポニチ
佐々岡が一軍昇格した2019年以来ずーーっとBクラスのカープですが、私は昨日初めて佐々岡に「ありがとう佐々岡」と思いました。
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九里も軽傷
すっかりカープファンからの信用を失っている野間峻祥。
だが私は野間を今シーズンのカープのMVP候補に挙げています。今のチームでスモールベースボールに最も適している男が野間だからです。送りバントは下手ですがね。
ご存じの通り、野間はキャンプ直前に「コロナ陽性者との濃厚接触疑い」で一軍合流が1週間遅れました。そこから慌てて仕上げている様子でしたが、3月に入るとなぜかDH出場や試合を欠場することが増えました。甲子園遠征にも帯同しませんでした。今にして思えば、こないだの送りバント失敗もコンディション不良が原因だったのかもしれません。←そこは実力
とにかく野間はもともと体調万全ではなかったと思われます。今回のケガで大事を取って開幕二軍でスロースタートも悪くないでしょう。そのために羽月隆太郎が千葉遠征に帯同せず由宇で1番センターをしているのです。宇草孔基も2安打。ついでに森翔平も5回無失点。今年から由宇での二軍戦は有観客で行われています。噂の田村俊介を見に行きたい。
んで一軍の九里亜蓮は5回8失点。
九里も軽傷でしょう。九里は2月からずっと球威がありませんでしたが、ようやく昨日の2~3回あたりに良いタマが行き始めました。
たぶん九里は複数年契約と投手キャプテンに意気を感じて、ペナントレースに全集中しています。だからスローペース。「開幕に100%」では臨まないかもしれない。後半勝負か。
実は2年前のオープン戦でも九里亜蓮は開幕直前にボコられています。九里はそのシーズン防御率2.98で完走しました。
あと昨日は九里だけじゃなくて、投げた投手全員が立ち上がりに「カウント3-0」を作っていました。九里、森浦、塹江、栗林。みんなボールスリー。なんならロッテのピッチャーまでみんなボール先行で四球が多かった。
なんかマウンドにいつもと違うところがあったんじゃないか? 風はマリンにしてはおとなしかったです。
小園海斗
小園が5打数4安打。東出コーチが「小園の打順は3、5、6かな」と語りましたが、私は「1、2、3」がいいと思います。ハッキリ言って1番が最適でしょう。
「早打ち」「チャンスに強い」も確かに小園海斗ですが、小園が最も小園海斗たる所以は性格が切り込み隊長であることだと思います。
小園の顔もカンペキに切り込み隊長なんですよ。性格は高橋慶彦や野村謙二郎、あるいはイチローかもしれない。私はベーランを見ればその人の性格がわかるのです。
昨日の3回表、1死無走者で小園が右中間ツーベースを打ちましたね。あの時、大きなお尻をプリプリさせながら小園が1塁を回って2塁に向かう後ろ姿を見ました。夏の甲子園で1試合3二塁打を打った時と同じ後ろ姿でした。
1番ショート小園。初球を打って左中間、右中間。
1塁側カメラマン席からの映像で私は小園の走る姿を見る。ピョコピョコ走る小園の後ろ姿は高橋慶彦でしたし、全身がバネのようでしだ。
あの時の報徳学園も小粒なピストル打線で、1番打者の小園ぐらいしか打てるバッターがいませんでした。私は
「なんで小園君を3番や4番に置かないのかなあ?」
と不思議でした。
後にドラフト直前インタビューで高校3年生の小園海斗君は
「自分からクリーンアップを断った。ずっと1番を打ちたいんです」
みたいなことを言ったような気がします。すみません、不確かな記憶です。
盗塁が苦手なことや四球が少ないことから小園を1番でなく「返す方」に置きたい人の気持ちもよくわかるのですが、どうもアイツには「走者を進めよう」とか「ボール球を見極よう」より、今はまだ好きなタマを好きなように打たせてあげたいです。
打率.298で自信を付けた?冗談じゃない。
その程度の選手じゃないですよ。イチローの記録はいくつでしたっけ?210安打? NPB記録は秋山将吾?216?
イチローはマートンや秋山将吾に自身のNPB記録を抜かれた時、こう言いました。
「ボクは130試合で210ですよw」
マートンは144試合で214安打。秋山は143試合で216安打です。
小園にもイチローペースで200安打を打たせてやりたい。イチローのプロ3年目は210安打。小園の3年目は134安打でした。イチローの4年目は178安打。4年目の小園が230安打すれば差が少し縮まるじゃありませんか。
高橋慶彦もわりかし早打ち。
野村謙二郎はめちゃくちゃ早打ち。小園はノムケン以上に早打ちです。
早打ちの1番がもったいないってセオリーもわかるんですが、小園が塁に出た時の球場の盛り上がり方は理屈じゃ説明できないのですよ。
慶彦のバネ、謙二郎の思い切りの良さ。
カープの伝統じゃないですかね。早打ちの1番バッターは。
緒方孝市は高卒ルーキーの小園海斗を「一軍の1番ショートスタメン」でプロデビューさせました。
んで小園はプロ初打席初ヒットです。コレ実話ですよ。
さすがの私も「小園1番はまだ早い。8番でいい」とブログに書いていますが、3年連続盗塁王の緒方孝市は小園海斗に切り込み隊長のニオイを感じたのではないか? 慶彦→緒方と受け継がれたあの必殺仕事人のファンファーレを小園海斗に引き継いではどうか?
緒方の3番も、野村の3番もよくわかる。小園も慶彦も3番ショートをやってたことがある。
でも小園の走り方を見ているとなんだか1番で使いたくなる。
あと顔。
顔が1番バッター向きなヤツっているんですよ。ガッツマンが1番。2番は理知的なヤツ。
慶彦と山崎、松本と篠塚。最近なら塩見青木とか桑原柴田とか。
3~5番は龍馬松山坂倉でいいんじゃないか。
私は3ヶ月前からこの打順を提唱しています。本音は中村奨成もクリーンアップに加えたい。
いちいちキャンプとオープン戦で試さないと選手の適性もわからんのかね、東出もいるのに。
私なら顔を見ただけで打順がわかります。
バッティングを見ればその選手の考えていることがわかるのです。参考記事:八月は夜のバッティングセンターで