2024.9.12(木)
広島 0-5 巨人 マツダ
末包一人で8残塁。6回裏の空振り三振は戸郷と大城が
「ボール球オッケー、押し出しオッケー」の精神で投げてきました。
彼らは試合に勝ったことがある。3点差あるので満塁でも末包に平気でボール球を投げてくる。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
悔いはない
末包は28歳ですがプロ3年目。
プロ野球のかけひきを経験するのはまだまだこれからです。
私は末包がゲッツーと三振したことに後悔はありません。末包がカープで一番頼りになるバッターですからね。
捕手坂倉で負けました。エラー絡みはサード小園。小園のサードと坂倉のファーストはエラーが出ますよ。
床田は5回3失点。自責1。悪くもなく良くもありません。普通の床田。
巨人にまさかの3連敗で4.0ゲーム差に開いてしまいました。
新井は「まだチャンスはある」と言いました。
無論まだチャンスはありますが、そのチャンスをモノにするためにはこちらも大型連勝をしないといけなくなりました。
走らないカープ
昨日の試合の2回裏。
無死12塁で末包がゲッツー。2死3塁。
全然いいんです。コゾスエサカの三人が打てないなら仕方ありません。
問題はこの次。
2死3塁で8番キクが申告敬遠。1点勝負なので当然の策。
2死13塁で投手床田。
バッテリーはダブルスチールをバリバリ警戒しています。
アホなアナウンサーは「2回で早くも敬遠? まさか! 床田の打率は1割5分あります!」と絶叫。
驚くべき素人です。敬遠は当然。私でもそうする。走者ありで床田が打たせてもらえるはずありません。
ここは重盗の一手しかありません。
テレビには映りませんでしたが、カウントが1-1あたりになった頃から、岡本は1塁ベースから離れたんじゃないかな。床田への3球目あたりから戸郷のモーションが明らかに1塁走者を警戒しなくなりましたから。
戸郷は足を上げてバッター床田に集中し始めました。大城のサインかもしれないし、阿部のサインかもしれない。
その意図は
「菊池に走られても2塁へ投げなくていいよ。バッター床田を確実にアウトにしろ」
です。非常に良い作戦です。
ただそうだったらキクが走らない理由がますますわからない。
岡本がベースから離れたなら1塁に残っている意味はありませんからね。
岡本が形式的に1塁に付いていたなら、ヒットゾーンを広げるためにキクが1塁に残っていたことはまだわかります。
ただしそれも「バッターが野手だったら」という場面の話です。
バッターが野手だったら2死13塁で1塁走者が走らない意味はわかります。
だけどバッターは投手ですよ。2死13塁で走らないと私は100%点にならないと思います。
「100%なんてことはない! ピッチャーだってバットを持っている!」
確かにその通りなんですが、私は投手の打撃に期待する野球は 情けない と思っているんですよ。
北別府も佐々岡もいいバッターでした。でしたが、
「打ったら面白いな」
とは思っても、
「頼む!打ってくれ!」
と思ったことは一度もありませんよ。一年の時からずっとです。
昨日の無死12塁で末包がゲッツー。これは仕方ないんですよ。カープはやるべき野球をやった。送りバントなど論外の作戦です。
んで2死3塁から8番が敬遠されて9番投手。
この時、9番が九里亜蓮だったら新井はどうしたでしょうね? 私にはわかりません。
私なら1塁走者を走らせて、キャッチャーが2塁へ投げれば3塁走者でホームインを狙います。
走らない者は去れ
この3連戦でカープが走ったのは2戦目の小園海斗だけではなかったか。
1塁走者小園が走って堂林のタイムリーが出ました。
小園の次の打席では1塁走者の矢野がチョロチョロしている間に、小園が12塁間を破りました。
矢野雅哉は8回裏に右中間を破りました。ライトの浅野がポロっとやったので3塁を狙いましたが、結果はアウト。
直後に栗林が9失点したので、矢野の暴走を非難する解説者もチラホラいました。
だが私は全面的に矢野の暴走を支持します。
あれは暴走なんかじゃありません。
あれは 攻撃的走塁 というものです。
矢野が2塁で止まったら、ボロクソ言うのが広島野球です。
なのに最近の新井は走らない。
首位で貯金10個でちょっと守りに入ったのか?
コゾスエサカの3人が揃って安心したのか?
バッターに任せる野球は安心ではない。 慢心 である。
この3連戦。走ったのは小園と矢野だけです。
秋山は走らない。坂倉も走らない。野間は走ったかもしれないが堂林は走ってない。
「足が痛いんだ、真夏に走ると足が攣るんだ」とか言ってるヤツは一軍から去ってほしいですね。
足が遅くてもアウトになってもいいんですよ。春先の小園はいつも1メートル手前でアウトになっていましたよ。
でも試合には勝ってた。0対0で引き分けたりもしていた。
戸郷と大城に「走ってくる」と思わせるだけでいいんですよ。
2死12塁、末包の打席で「打つだけ」になるのはまだ許せる。3盗しろとまでは言わない。
だが2死13塁、床田の打席で1塁走者が走らないのはわからない。巨人は2塁へ投げないよ。1点勝負だったからね。
カープは走らないと負けます。昨日も一昨日も言いました。3連敗です。
本日のゲームプラン
今日から甲子園で阪神2連戦。大瀬良vs高橋遥人。
状況は極めて不利です。末包はベストコンディションでないのかもしれない。
今こそ 中村奨成 を出す時です。
何が常廣だ。カープの最後の武器は中村奨成です。外野のどこかで4打席打たせましょう。
打順は1番か3番。走らないやつを1番に置いたって、打たないと負けるぞ。
私は「カープは打てない」という前提で野球をしています。
コゾスエサカも頼りになるけど、それはプラスアルファで、前提にあるのは「あと一本なんて、待ってても出ない」です。
カープには4番打者がいません。だから小園が4番を打っている。
小園は本来タイムリーヒットを打つバッターではありません。どちらかというと「塁に出て返してもらう」バッターです。
タイムリーヒットを打つバッターが坂倉と末包。あと中村奨成。
去年までは私がブログでフガフガ言っても中村奨成は二軍にいました。
だが今、中村奨成は一軍にいます。
1か月近く奨成のヒットは止まっています。首位攻防の巨人3連戦でも1打席。
ハッキリ言って二軍に落ちるタイミングは何度もありました。だが落ちたのは佐藤啓介と松本竜也。中村奨成はまだ生きてる。
秋山野間の12番で甲子園2連勝。できますか?
私はできないと思いますよ。
1番奨成、2番野間、3番小園、4番秋山、5番坂倉、6~8キク矢野アツ。
4番と5番は逆でもいいです。末包が体調不良前提のオーダーです。
今日の相手は高橋遥人。
だが相手が高橋でなくてもどうせカープは打てません。
打てませんと言うか、打っても得点にならないんですよ。長打もないし、足も使わないなら。
足を使うしかないのですよ。
奨成には長打もありますが、まずは奨成の足を使いましょう。
二軍で内田湘大が打ちまくってますが、一軍の起爆剤にはまだなれませんよ。
日曜日は常廣羽也斗が先発です。コイツも救世主にはなれない。
今日、連敗を止めて常廣に明後日勝ち星を付けてやる。それが小園と坂倉の仕事です。
「え、それ、オレなんすか? 大地さんとアキさんじゃないんすか?」
アホか。いつまでそんなこと言うてんねん。この土壇場、正念場。チームを引っ張るのはお前と坂倉じゃい。
そして中村奨成である。
カープ最後の武器は中村奨成。
今日、奨成がスタメンでないなら、私はまたカープファンをやめます。