2024.6.26(水)
広島 5-1 ヤクルト マツダ
結局末包は登録抹消。
昇格したのはケンティー。いいと思います。センターを守れるのでね。
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1回に4回
昨日のカープは1回裏に4回ヒットエンドランを仕掛けました。1回に4回。
エンドランは公式記録に残らないので誰も調べようがないと思いますが、とりあえず私の記憶の中では1イニング4エンドランはたぶん 日本新記録 だと思います。
3はあるやろな。でも4はないんと違うか。
走者秋山と走者野間がレフト前ヒットで一気に1塁から3塁を陥れました。
ヤクルトのレフトはサンタナです。セリーグ首位打者。ただし守備はどんくさい。
昨日のサンタナの守備には何のミスもありませんでした。秋山と野間が3塁を狙っていることを十分ケアして最高の守備をしました。サンタナレベルの守備でですよ。
それをかいくぐって1番秋山がレフト前ヒットで三進。2番野間がレフト前ヒットで三進。
この走塁は基本「走者の判断」だと思います。1塁走者はレフトの動きが見えるのでね。
1塁に秋山がいて野間がレフト前ヒット。しかもショートがジャンプするようなライナーでしたから、秋山は全力でスタートできたわけではありませんでした。一瞬躊躇して再加速した感じのスタートでした。
私は当然、
「行け、秋山ぁ!」
と叫びながら腕をグルグル回しました。
と同時に
「こりゃアウトになるかもしれないな」
とも思いました。サンタナの守備にミスがなかったのでね。
だが結果はセーフ。リクエストが大好きな高津臣吾も登場しないほど余裕のセーフでした。
2番野間と3番上本のエンドランも成功。走者13塁から1点入って、また13塁。上本のヒットは上手く行きすぎて気持ち悪いくらいでした。
4番小園、犠牲フライ。2点目が入りましたが、私は「うーん小園・・・」と思ってます。
上記の素晴らしい走塁は1番秋山と2番野間の個人の判断だと思います。
秋山の三進はエンドランではありませんでした。赤松コーチもたぶん腕を回していませんでした。
解説の佐々岡は
「走者の秋山がレフトのサンタナに対してフェイクを入れた」
と言いましたが、私が見た感じでは秋山はフェイクなど入れていませんでした。ショート長岡がジャンプした頃にはもう全力で3塁を目指していました。
続く上本のレフト前ヒットで3塁走者秋山がホームイン、1塁走者野間が三進。この時はエンドランだったのでサンタナは3塁ではなく2塁へ送球しました。
素晴らしい速攻でした。1イニングに4度もエンドランを仕掛けたカープは最高ですよ。なぜかヤクルト小川は1球も牽制を投げませんでした。
赤松コーチ
3塁コーチャーの赤松コーチ。
1イニング4エンドランのサインを出したのは「藤井彰人→赤松真人」のホットラインです。
元阪神コンビ。んで赤松と言えば「新井貴浩の人的補償」でカープに来た選手でした。カープ初の人的補償。
赤松は2008年にカープ入団。
阪神時代は二軍でいくら好成績を残しても、赤星憲広がいたため一軍でスタメン出場できなかった赤松。今で言えば小園と矢野の関係に似ている。
赤松は足と守備なら赤星に負けていませんでした。さすがに盗塁技術は負けてるけど、赤松も代走で思い切りのよいスタートを切っていました。
そんな赤松がなぜカープへ?
新井貴浩が「辛いです」と言ったから。
阪神時代の3年間で通算36試合出場だった赤松が、カープ1年目からいきなり 125試合 に出場。
2年目は137試合に出場してまさかのオールスター初出場。2009年の赤松はファン投票で2位に選ばれたのです。1位内川、3位青木、4位金本、5位ラミレス。このメンバーでなんと2位が赤松でした。※NPB
んで2010年がホームランキャッチとGG賞獲得の年。
2016年カープは25年ぶりの優勝。
田中広輔がショートゴロを捕って1塁の新井貴浩がガッツポーズしたあの瞬間。
赤松真人はレフトにいました。田中広輔のカバーに走っていたのです。
昨日の試合で特に赤松が走者を進めたわけではありませんが、秋山が3塁へ走り、野間が3塁へ走りました。
上本は堂林が援護してくれなかったので12塁間に挟まれてしまいましたが、いいんですよ。走ってアウトになりましょう。
赤松真人は2023年の途中で3塁コーチャーになりました。それまでは1塁コーチでした。
赤松が3塁にいるのは本当に心強い。頼りになる。
新井も藤井も選手たちに
「アウトになってもいいんだ。アウトになれば俺の責任だ」
といつも言っています。たぶん赤松も同じことを選手に言ってると思います。
二軍の福地もブロガーの私も「アウトになれば俺の責任」と言ってます。
今日もじゃんじゃん走っちゃおう。
本日のゲームプラン
アドゥワvs石川雅規。
3連勝したいところですが今日も雨なんですよね。試合はどうなるでしょう?
試合ができるとすれば今日も坂倉を出してもらいたい。
昨日の坂倉のリードは私的にはイマイチでした。九里も調子良くなかったんだけど。
それでも7回1失点。自責はゼロ。ヤクルトの1番2番を塁に出さないのが大きい。サンタナがいくら打っても得点になりません。
今日のキャッチャーは左投手だから石原貴規か。だが昨日ホームラン打ったから坂倉の線もある。新井はえこひいきしないので石原かな。私はどっちでもいいです。
現在カープのチーム防御率は驚異の 2.07 です。
シーズンの半分を戦ってこの数字は異常です。投高打低にも程がある。
しかしここまで来ると「チーム防御率1点台」の夢を見たくなってきました。
現在セリーグの3割打者はサンタナ一人です。小園海斗は.295。
赤松が現役だった2018年のセリーグに「規定打席に到達した3割打者」が何人いたと思います?
なんと・・・
まさかの・・・
15人 です。
完全に実話です。
3割打者が15人。打率3割打っても打撃成績15位なんです。ソースはNPB。
チーム打率1位はヤクルトの打率.266。今見ると夢のような数字ですね。1年戦って打率.266。
その分、チーム防御率1位は巨人の3.79でした。三連覇したカープはリーグ3位の4.12。弱くなる兆しがちょっと見えますね。
2024年の西武のチーム打率が.201。
2024年のカープのチーム防御率が2.07。
1点台に突入したいですね。かなり難易度高いけど。