さて唐突にセリーグ5球団の戦力分析を始めたいと思います。
と言うのも今年は順位予想がとても難しくて、
「なんでこのチームが2位でこのチームが6位やねん！？」
とツッコまれるその前に、予想の根拠を詳しく説明しておこうと思ったからです。
だから今日は読売巨人軍の戦力分析を行います。全体の順位予想は開幕直前にやるつもりです。カープの1位は決定事項です。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
巨人の強み
私の巨人嫌いは皆さんよくご存じだと思いますが、2024年の巨人にはたいへん好感を持っております。
ペタジーニやクルーン、阿部二岡まで乱獲してた長嶋巨人のキライ度を100％とすると、今の阿部巨人のキライ度は20％くらいです。他のセリーグ4球団は0％。
今の巨人はアホなFA乱獲をしなくなりました。「梶谷や井納なんか獲ったら逆にチームが弱くなるで」とか「中日のゲレーロなんか使わずに岡本和真をスタメンで使いなさい」と言い続けて7年が経過しました。※参考記事
今の巨人は裏金ドラフトもFA乱獲もできなくなったので、マジメに選手を育成し始めました。それでよいのだ。
だから今日は巨人のことをフラットな目で見て語ります。
今年の巨人はまあまあ強い。新監督がいきなり優勝するとは思えませんが、Aクラスの可能性は十分。
巨人の強みは何と言っても若き投手陣であります。
言いたかないが戸郷はけっこう良くなってきた。去年スライダーでカウントを取れるようになったので球数が減って長いイニングを投げられるようになりました。
山崎伊織も昨季10勝。ケガがなければ今年も活躍するでしょう。ピッチングのコツを掴んだ感じがあります。
昨季の最終戦で山崎がDeNAを完封してくれたおかげでカープ2位が確定しました。CS2試合の収益が4億円か6億円か知りませんが、儲けさせてもらいました。ご恩はちょっとの間、忘れません。
新人の西舘勇陽は常廣羽也斗と並んで私が即戦力度ナンバーワンと見ていたルーキーです。※参考記事
西舘は先発調整を続けていますが、意外に球種が多くて練習試合ではカーブやスライダーでポンポンストライク取れてました。
残りの新人、赤星、堀田あたりは開幕してみないとわかりません。私にはまだ「頭数だけは揃ってきたな」ということしかわかりません。
菅野とバルドナードも昨年の終盤はキレのあるボールを投げていました。
井上温大も好きなピッチャーです。
巨人の弱み
巨人の弱みはハッキリ言って選手層の薄さです。
特に野手の層が薄い。
こんなこと言うとまた巨人ファンがブー垂れるでしょうけど、岡本和真とその他大勢の差が大き過ぎます。
カープは去年のCSで小園海斗が圧倒的すぎたため敬遠祭りに遭いました。今年のオープン戦でも既に1度敬遠されてます。阪神戦です。普通オープン戦で敬遠するか？
だから私も巨人戦では岡本を敬遠して5番打者と勝負します。
3番門脇が盗塁したら岡本は100％敬遠されますよ。その時の点差にもよるけどさ。
原監督は岡本の後ろに中田や大城を置きました。
阿部監督は5番候補に吉川尚輝の名前も挙げています。
左打者を置けばゲッツーになりにくいでしょうけど、鈍足の岡本がホームに帰ってくるには時間がかかります。
オドーアを置けば一発もありますがゲッツーもあるでしょう。
5～7番打者の層が薄い気がします。得点パターンが少なそう。
丸と坂本も全盛期を過ぎ、秋広は相変わらず流し打ち。
今はオープン戦なので流し打ちのシングルヒットが得点になっていますが、開幕してシングルヒットで岡本をホームインさせるのはたいへんだと思いますよ。
あと昨年の秋の時点で「門脇にレギュラー確約」を明言した阿部監督のうっかりさも巨人の弱みだと思います。
ウソでもいいから開幕までは「ショートは競争」を謳うべきではなかったか。
岡田彰布もそうですが阿部慎之助もいつも余計な一言が多いイメージです。
順位予想
ということで巨人の順位予想をします。
私は阪神が絶対優位だとは思っておりません。
と言って、巨人が1位にくる可能性も高くないと思います。
よって巨人の順位予想は2～6位です。アバウトでゴメンナサイね。笑
若手投手が全員活躍すれば2位もある。
ただし人数の多さだけで終わったら6位もある。
「翁田大勢がいれば」っていうのも幻想ですよ。いたところで確実に活躍できるとは限りません。湯浅と栗林も苦しみました。
巨人の不安要素は多いです。だからどうしても「Bクラス確実とも言えないし、若手次第ではAクラスもあり得る」という評価になります。
明日は阪神タイガースの戦力分析をやりたいと思ってます。よろしこ。