菊池保則の使い方はこう。「21世紀の勝てる投手」はこうです。

2020.7.19(日)

広島 3-3 ヤクルト マツダ

みんな勘違いしてますよ。昨日は負けてないですよ。明るく行きましょう。まだ96試合も残ってます。

私が「最低でも4勝2敗」と予想したマツダ6連戦。結果は1勝4敗1分。大惨敗。

なんでこうなったか? あと今週はどうすんのか? 今日も構想妄想です。


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9回ヤス

昨日、佐々岡が珍しくいいことを言いました。

9回に追いつかれた菊池ヤスについて。

「僕が信頼して送り出した。そう簡単には変えられない」(デイリー)

 

なんや佐々岡・・・

 

ええこと言うやんけ。

 

鳥肌立ったわ。嬉しくて。

 

それでいいのだ。佐々岡真司。

ヤスにまで軽率な発言をしたらお前の松葉杖(マスコットバット)を取り上げるところだったぜ。

 

昨日の試合は色々あったけど9回以外は不問。レフト上本にちょっとイラッとしましたが許します。

若い人たちはたった1度の失敗で早くも「9回塹江!」と騒いでますけど、それは愚策です。

9回はヤス。

シーズン最後まで不動。心中。なんべんも言わせんな。9回はヤス。

 

塹江とヤスの使い方

ここまで24試合を消化。シーズンの5分の1。

6年目の塹江敦哉。23歳。

今季10試合に登板。去年は11試合でした。

9回2/3、被安打4、自責点2、被打率.133、ERA1.86。

大車輪の活躍で8回のセットアッパーに定着。課題の右打者もよく抑えてます。シュートがgood。

でも抑え起用はダメ。塹江が潰れます。8回でも心配してんのに。←これは親心です

昨日、塹江が1点差の8回を三者凡退でビシッと抑えた時は嬉しいと言うより驚きました。

「おお!塹江!なんちゅうメンタルや。凄いヤツや」

「これで9回をヤスが締めたらチームは勢いが出るだろうな・・・」

 

でもヤスは1失点。

アツのリードに問題がありました。

アツはヤスの使い方を間違えています。

 

ヤスの使い方はこうです。

【1】入りは初球シュートから

【2】ゴロを打たせて、バックに守ってもらう

【3】ランナーを出したらタナキクのところへ打たせる

 

昨日のヤスは先頭坂口にセンター前ヒットを許しました。

センター野間もだいぶ上手くなったと思ってたんですが、プレッシャーのかかる場面ではまた消極的なヘボい守備をしました。ガッカリです。

ヤスのような投手は守ってる野手も闘志むき出しで援護してあげないといけないのです。ヤスもガッカリしたと思います。

 

続く荒木は送りバント。1死2塁。

バッテリーは簡単に初球バントさせましたが、これは作戦です。

ヤスのフィールディングで2塁封殺を狙ったのかもしれないし、球数の節約かもしれない。OKです。

 

最大の失敗はここ。1死2塁で1番上田剛史(31歳)。

アツはシュートから入って3球で追い込みました。カウント1-2。

そこからアツは三振を取りに行きました。ストレート、ストレート、フォーク。

上田はファールで粘ります。

今年のヤスは球威はありますが制球がやや甘い。もう何回も言ってます

甘いったってカープのブルペンではナンバーワンですよ。でもまだ去年ほどの説得力はありません。

とにかく1球1球表情豊かな上田剛史(31歳)。

隙だらけでしたねえ。笑

「打ちたい!前に飛ばしたい」って顔に書いてありました。無邪気だなあ。

だからアツはストレートとフォークで三振を狙ったんでしょうが、実はここが間違いでした。

アツは上田に合わせてヤスに合わないピッチングをさせました。

結果は高めウエスト要求が真ん中に入って振り遅れのレフト前ヒット。

レフトは上本崇司でした。これも愚策。競った場面でやる作戦じゃありません。弾かないかどうかハラハラしました。

このレフト上本のなんでもないプレー。事なきを得ましたが軽率なんですよねえ。上本の捕球は。

たぶんヤスもハラハラしたと思います。上本のプレーに。

バックを信頼できない状態もヤスの長所を消します。中﨑翔太も同じタイプです。

 

今年はこの4人で戦うべし!

1死13塁となって代打青木宣親。

もうこの時点で同点は確定。

この場面、かしこの青木は「絶対三振とゲッツーのない打撃」をしてきます。

んでヤスにはそれをねじ伏せる投球パターンがありません。元々持ってないんですよ。

「1死13塁を作られてバッター青木。二遊間は中間守備」の場面では最高の結果を出せても「併殺崩れで同点。なお2死1塁」です。

相手が右打者だったり、無邪気な左打者ならゲッツーで打ち取るパターンを持っていますが、賢い青木には通用しません。

 

結果はセンター前ヒットでした。3対3。同点。

「なんで青木が代打なんだよ!ズルいだろ、ヤクルト!!」

原因は昨日スコットが死球ぶつけたからです。ごめんなさい。

んでその後は色々あって1死満塁。9回表ですが気分は一打サヨナラ。

しかしここはゲッツーで切り抜けたヤス。村上宗隆が無邪気で助かりました。

 

今日も長くなりました。ごめんなさい。

ちょっと最近、私、

メラメラしてるんですよ。怒りで。

 

マツダ6連戦で1勝4敗1分。

巨人に3連勝を許したばかりか、そのまま勢いに乗って6連勝の大マグレ。

この怒りは原巨人にぶつける。メラメラ・・・

 

それもこれも火曜日の九里亜蓮を5回で降ろしたことが元凶だと思います。

確かに4点ビハインドで打席が回ってきましたよ。95球でしたよ。

でもその時も言いましたけど、私は九里を代えないで反撃してほしかったです。

その試合の結果は同じかも知れませんが、第2戦と第3戦にはいい影響を残せたかもしれません。ハイハイ、タラレバです。

 

でもコレだけは言いたい。

九里亜蓮は逃げないんですよ。チームに戦う気を起こさせる。

他の投手も逃げてはいないんですけど、何と言いますか、

九里は9人で野球してる感じがするんです。

これって実は当たり前じゃないのです。

プロの一軍でさえ「自分1人で苦しんでるピッチャー」が大半です。

 

バックを信じてストライクゾーンにどんどん投げ込む。

コレをできる投手が21世紀の勝てる投手です。

九里亜蓮は勝てる投手です。カープでは大瀬良と菊池ヤスも同じタイプ。9人で野球してます。

森下とアドゥワもいいもん持ってる。KJも昔はそうでしたし、薮田も今年一皮むけそう。

1人で野球やってんのがノムスケと岡田明丈。ごめんなさい、イメージです。

塹江と遠藤もまだ1人です。

 

まとめ。

今年のカープは九里亜蓮、菊池ヤスで戦え!この2人が2020年のエース!

野手では龍馬と堂林。

堂林は昨日チャンスで凡退しましたがそんなのザッツ結果論。

中京高校の天才堂林がダブってきました。打率5割の2塁打王でした。今は盗塁とサード守備も華やかです。

西川龍馬も1番で持ち味の積極性が出てきました。昨日の野間が守備も打撃も「超消極的野球」だったので、もう1番センターは最後まで西川龍馬でいいです。3番は堂林!

今週の短期構想として、私は断然「火曜日九里、水曜森下」を提唱します。

森下も新人王候補のいい投手です。

だけど「火曜日森下、水曜九里」ではチームは浮上できないと思います。

森下ではまだチームに戦う気を起こさせることができない。森下はまだチームに1週間で1勝しかもたらせない。

九里ならチームに2~3勝を持ち込めます。九里の投球がチームに戦う気を起こさせるからです。