今日は 矢崎拓也 の話をします。
現在の私は中村奨成推しですが、2017年ドラフトの時は「JRの田嶋に行け!」と騒いでました。だってカープの捕手には坂倉将吾がいるんだもん。
結局カープは奨成を指名。2024年もヤノゾノがいるのに宗山を指名。
ったくカープはややこしいことも好きなんだから。
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2016年のドラフト
2016年のドラフトで私が一番欲しかった選手は明治大学の柳裕也です。一番コントロールが良かったからです。
花咲徳栄の高橋昂也もロマン枠に欲しかった選手ですが、その前にまずマエケンの抜けた穴を埋めたい感じでした。
結局カープが1位指名したのは田中正義投手と佐々木千隼投手。即戦力投手に特攻する作戦でした。
んでカープがハズレハズレ1位で指名したのが慶応大学の加藤拓也です。
私、加藤のことはよく知っていて、
「球速150kmなんだけど、ボールの行き先はボールに聞いてくれ」
ってタイプ。「阪神の藤浪晋太郎をスケールダウンさせた感じの投手」というイメージでした。
正直
「こんなのが1位かあ…」
と思いました。悪いけど2015年の岡田明丈の1位指名にもちょっぴりガッカリしました。県岐阜商業の高橋純平だろと思ってました。
2021年の矢崎拓也
でもカープに来れば、そりゃ全力で応援します。
加藤拓也がノーコンでストライク入らない時期、加藤はネットで「スカタン」と言われ続けました。中村奨成も長年「細い」とか「もっと食え」とか言われてきました。
そんな中、私は2021年2月の記事で「今年のヤサタクは10勝できる」と書いています。※参考記事
2021年のカープって何があったか覚えてます? 矢崎5年目、佐々岡2年目。
まず鈴木誠也のラストイヤーで栗林良吏の1年目。
ドラフト2位の森浦大輔が背番号13を背負い、矢崎拓也の背番号が41番に変更になった年です。
2021年の矢崎は何勝できたか?
ゼロ勝でした。一軍登板わずか4試合。防御率11.76
でも翌年に中継ぎでブレイク。2022年17ホールド、2023年24セーブ。
ルーキー時代に「変人」と思われた矢崎の独特の感性も、一軍で結果さえ残せば「哲人」へと変わります。
中村奨成だって来年30発打てば「努力家」とか「苦労人」と呼ばれるようになるのです。ディス・イズ・プロ野球。現金なもんだぜ。
2025年の矢崎拓也
勘違いしている人が多いが、年俸5000万円以上の選手でも現役ドラフトにはかけられる。
現ドラの必要条件は「年俸5000万円未満の選手を2人以上リストアップすること」。3人目が1億円でもそれは構わない。
矢崎は遅咲きのため国内FA権取得にもまだ時間がかかる。ここも現ドラの重要ポイント。
私は矢崎の大ファンなので移籍はとても寂しい。
だが当日の記事にも書いたように、矢崎の放出は必ず「矢崎のため」になる。
昨日、新井が矢崎と直接会って話をしたそうだ。※スポーツ報知
嬉しいんだけど、じゃあ正隨と祐太の時も会って話をしてくれたのかね? あいつらは覚悟ができていたからないのかな?
矢崎は「サプライズでした」とコメントしている。そりゃカープファンも全員ビックリしたよ。
だけど本当にカープは矢崎のために矢崎を現ドラにかけたんだと思います。あとは役割のかぶる大道温貴のため。
「だったらトレードのほうが良かったじゃん!」
というご意見もわかります。だけどカープは山足と鈴木健矢を取れたんだからもういいじゃん。
ヤクルトと矢崎って 最高の相性 だと思いますよ。「矢崎は10勝できる」と言った私が言うんだから間違いありません。
今年の現役ドラフトでは上茶谷、畠世周、平沢大河などブレイク候補が大勢いますが、結局一番輝く選手は矢崎拓也じゃなかろうか。
矢崎拓也は東京出身。言うまでもなく慶応高校→慶応大学。
今でもオフになると慶応大学で自主トレをしています。前の奥さんの「矢崎さん」も東京の人かもしれない。
矢崎はスポーツ報知の取材に対して
「来年、広島戦では投げたくない」
とカワイイことを言ってくれましたが、力でねじ伏せに来るんだろうな。こっちだって負けないぜ。