今シーズン、坂倉が正捕手になるまでカープの話はもうしません。
メジャー帰りの秋山翔吾も好きですよ。V戦士の會澤翼も好きですよ。
ですがコイツらで戦っても未来はないのですよ。
オールスターファン投票でカープはゼロ人。11年ぶり。佐々岡の仕事は小園と奨成をスターにすることなんですよ。
歌の歌い方
野球解説に定評のある私ですが、実は人生の生き様、女性の口説き方、あとカラオケの歌い方についても野球並みに定評があります。
この中から今シーズンは「カラオケの歌い方」について半年間講義をします。
近年はコロナの影響でカラオケ屋さんもたいへんですが、歌はいつでも歌えます。
だから俺は歌います。愛すべきもの全てに。
歌い方シリーズ。第1弾は「駅」です。竹内まりやさん作詞作曲。
この曲は1987年にリリースされ、2022年の今日まで20人ぐらいのシンガーにカバーされた名曲。
んで失恋ソングのド定番。
私は30回くらい失恋経験がありますが、この曲に何度も心を救われてきました。フラれる度に駅で彼女を探したものです。
駅の見どころ
見覚えのあーるー、レインコートー♪
胸が震えますね。
竹内まりやさんの歌には起承転結があって、レインコートや黄昏の駅は言うまでもなく「起」です。
んで竹内まりやさんのメロディーは「転」での展開の仕方がスゴい。ハッキリ言って日本一です。
あの人との苦い思い出のほうが懐かしさの手前にポジション取ってるところがシブい。
阪神のオマリーやヤクルトのクラークに吹っ飛ばされる佐々岡。あの頃の佐々岡は私の心の支えでした。
だが今は「・・・」です。
駅という曲の最大の見どころも起承転結の転です。音楽の世界ではこれを「サビ」と言うんですかね。
とにかく1番のサビは「懐かしさの一歩手前」です。ここもまあまあグッと来ますが、割と「普通の語彙」です。聞いたことのある歌詞。
駅が駅たる所以である理由は2番のサビです。
覚えてますか? 2番のサビ?
2年前、深く愛し合った2人が偶然駅ですれ違います。
彼は2年前と同じレインコートを着ている。そして私に気付いていない。
思わず私はコッソリ隠れる。でもあなたなしでも元気でハッピーでいるフリを彼に見せつけたい。
そこで彼女はどういう行動に出るか? それが2番のサビ。
昭和のつつましさ
駅で元カレに偶然遭遇した彼女。
彼にはまだバレてません。
そこで彼女の取った行動がサビの2番。駅が大ヒットした原点。
彼女はこういう行動に出ました。
一つ隣の車両に乗ったのです。
わかるかな、令和の諸君。
隣の車両からこっそり元カレを見つめ続けるのです。今ならストーカーかもしれないね。
だが昭和ではこれが正義でした。奥ゆかしく慎ましい日本のコイ。
私も隣の車両に元カノが乗ってないかどうか、何度も確かめました。笑
カラオケで竹内まりやの駅を歌う時は、この「一つ隣の車両」がサビの中のサビです。ここを最も熱唱しましょう。
1番のサビ「懐かしさの一歩手前」はやや抑え気味に歌うこと。ここを抑えることで2番のサビが活きます。初球からウイニングショットは投げない。決めダマは最後まで隠しておきましょう。
んで3番のサビはラララララ、ラララーララーララー♪です。
ここを熱唱するのはアホのやることです。巨人ファンと同類。補強ですね。
上品なカープファンは3番のサビ「ラララ・・・」のパートを中森明菜のようにしっとり歌いましょう。
駅は竹内まりやさんの歌と思われてますが、実は元々中森明菜ちゃんのために書かれた歌なのです。
当時22歳の明菜ちゃん。ちょっとアダルトな曲も歌ってみたかったんです。
カープは山本浩二が引退して、小早川毅彦とリチャード=ランスが4番を打っていた時代でしたとさ。