今日から7月。
今シーズンの移籍と補強期間も 残り1ヶ月 となりました。
7月31日を過ぎると、移籍も補強もできなくなります。だからどの球団も7月31日ギリギリに支配下70人枠を一杯にすることが通例となっています。
カープの支配下枠は68人。昨年九里亜蓮がFA移籍した時、オリックスから人的補償選手を獲得しなかった理由は
「7月に新外国人を獲るためだ」
とスーさんは語りました。※参考記事
新外国人+育成選手=2名
以前も書きましたが、大きなケガ人が出ない限り、私の予想は
「新外国人投手+小林樹斗」
の2名が7月31日までに支配下契約されると見ています。※参考記事
大きなケガ人が出ればそこを補強する可能性が高くなりますが、現在のカープは内野も外野も捕手も非常に選手が揃っています。
坂倉が骨折していた時期はアツと石原が十分な働きで勝率5割をキープしていましたし、二俣内田佐々木泰が二軍にいる現状でも、一軍の内野手は何とか回っています。
外野も外野で充実。中村奨成がもったいないなと思っていたら、交流戦で大盛穂が彗星のごとく登場。今年29歳になる大盛。頑張ってほしい。
投手陣はちょっぴり苦しい。栗林の不調。黒原の離脱。
今日からプロ野球は「夏場」を本格的に迎えます。ピッチャーが疲れバッターが打ち出す時期。やはりカープの残り2枠は2枠とも 投手 につぎ込まれるのがオーソドックスな作戦なのかな。
カープ最後のトレードは下水流昂。
続いてトレードの可能性についても考察します。アンタたちはいつでもトレードの妄想話が好きでしょ。
21世紀に入りカープはトレードをすることが 激減 しました。
昭和時代は水谷実雄⇔加藤秀司とか、江夏豊⇔高橋直樹とか、高橋慶彦を3人⇔2人で放出したりとか、けっこうハデにトレードしてました。
カープ最後のトレードは「下水流昂⇔三好匠」です。ハッキリ言って地味。しかも2019年の話です。古。
2022年に長野久義を巨人に無償トレードしてますが、私はあれをトレードのうちにカウントしません。
下水流⇔三好は2019年の 7月4日 に発表されました。シーズン中のトレードでした。
あの時は安部友裕がケガして不調。メヒアと小窪がサードを守ったりしていたため、三好を獲得。が、このトレードは三好をスタメンでバリバリ使うというより、余剰気味だった下水流を楽天で活躍させてやりたいという思いが強かった。
2018年オフに丸が巨人へ移籍。
空いたセンターの穴には野間峻祥が入るかと思われましたが、野間も掴み切れずに西川龍馬と併用されたりしていました。丸の補償選手の長野久義もいた。
外野手の下水流昂はこの時30歳。代打でよくホームランを打っていましたが、一軍と二軍を行ったり来たりしていました。高橋大樹も2019年6月にプロ初ホームランを打っています。
秋山翔吾の現在
時は現代。2025年7月1日。
現在、秋山翔吾のスタメン試合はここまでわずか 14試合 にとどまっています。
チームが70試合戦って、自身のスタメンは14試合。秋山翔吾はこれをどう捉えているのか?
秋山は人格者で野球人です。
個人の2000安打よりチームの勝利を優先する男です。
秋山は2015年7月12日の試合で、高橋慶彦の33試合連続ヒットに迫る32試合連続ヒットがかかっていました。だが秋山は延長10回裏にカウント3-2から四球を選ぶのです。この直後、西武サヨナラ勝ち。
このタマは私もよく覚えています。コースギリギリで確かにボールですが、打てないタマではなかった。だが若き秋山青年はこの時
「個人記録よりチームの勝利」
とキッパリ語りました。※参考記事
秋山って昔からずっとこういうやつなんですよ。私は昔から秋山翔吾のことを尊敬していましたよ。
その秋山がマエケンとアツの縁でカープ入団。トレードではありませんでした。
今、一軍にいる奨成と大盛を手取り足取り「指導」してくれているのが37歳の秋山翔吾です。指導というかアドバイスですね。
秋山は自身のライバルとなるセンター大盛、センター奨成にアドバイスを惜しまない男です。私は10年前からよく知っているのです。プレーを見てりゃそいつの人格くらいわかるっての。
秋山トレードの可能性
だから秋山が自ら「出場機会を求めて」移籍を希望するとは思えない。
そういう選手も大勢います。中田翔とかリチャード砂川とか。
秋山はそういうセコい男ではない。チームのために自分のできることを愚直にやり通す男だ。
だがカープ球団が秋山に対して情けをかける可能性は 非常に高い。
松田オーナーとスーさんが「秋山に2000安打させてやりたい」と考える確率はおそらく
100%
でしょう。
だから今月すぐに秋山トレードとなるかどうかは、わからない。
大盛の大活躍は最近ポッと始まったばかりだし、中村奨成だってまだ143試合をフルで完走した経験はない。
実績と実力のある秋山翔吾を簡単にトレードできるはずありません。
ただ今月トレードしなければ、秋山が今シーズンカープでスタメンする機会は激減します。ここまでは「年間30試合ペース」です。
秋山翔吾電撃トレードの可能性はゼロ%ではありません。
そうですねえ…私の予想では
5%
くらいあると思います。
カープが積極的に秋山を売り込むパターンではなく、
「秋山を使わないんだったら、うちでスタメン起用させてくれ!」
と熱心に勧誘されるパターンはあると思います。
この時、若い150km投手と折り合いが付けば、秋山放出の可能性は5%くらいあると思います。
本日のゲームプラン
床田vs吉村。マツダ。
西日本は6月に梅雨明け。日本の気候もいよいよ狂ってきた。ドーム球場のないメジャーってどうやっているんだろ?
鈴木誠也が40HRペースで打ちまくってるのに、大谷翔平は60HRペースなので全然ニュースにならない。私はこの二人のことを誇りに思うよ。
前田健太も3Aで復調傾向。「スピードが徐々に戻ってきた」と本人は言ってますが、私はマエケンの改善点はそこじゃないと思ってます。
ヤクルトはマツダスタジアムが暑いため、ローテを再編。若い投手をカープにぶつけると言ってました。
中日の井上監督も若い金丸や高橋宏斗は屋外球場と言っている。今井達也でも足をつるんだし、あんま関係ないんじゃないかと思いますがね。
「瀬戸の夕凪」にはまだ少し早いけど広島の夏は確かに暑い。
カープうどんにも「ぶっかけ」や「冷やし」を開発しないといけないんじゃないか。
本日のゲームプランは1番センター大盛です。私は奨成派ですが、今は大盛を試合に出して育てたい。
大盛は中日戦でストライクをファールして、ボール球を追いかけ始めました。今日吉村を相手に修正できなければ、いつでも 秋山先輩 がセンターを取って代わりますよ。
秋山先輩は後輩にはたいへん優しい。
だが勝負事と野球に関しては 誰よりも厳しい。厳格でストイック。秋山を見ていると時々怖いんですよ。素人のアナウンサーに噛みつくこともちょいちょいあります。
だから負けるな、大盛奨成。
弱い姿を見せると秋山翔吾が1番センターを狙っているぞ。