秋季キャンプを見て感じたこと。斉藤とドミニカン

カープの秋季キャンプが順調です。

私が注目しているのは来年が2~3年目となる大学社会人投手。

黒原、河野、長谷部の3人には来年大いなる飛躍を期待しています。

特に河野佳ですかね。

なんだか先発調整しているみたいなんですよね。

大丈夫かな?

先発のライバルは大勢いるけど・・・

黒田博樹の寵愛も受けているみたい。ズルい。笑

ドラフト2位の高太一と河野が同級生ってよく言われているけど、河野と高がぴかぴかの高校1年生だった頃、甲子園で6本塁打したのが3年生の中村奨成だったんです。宗山塁が中学3年。

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プロのローテーション

話を元に戻しますと、私は黒原と河野に大いに期待しているということ。

ハッキリ言って先発ローテ投手として常廣よりも期待しています。二人は同い年。

 

何度も書いていますが、近年の新人投手で1年目から10勝を挙げるケースは非常にレアケースです。先発7勝で十分新人王レベル。

過去10年間で、1年目の大卒投手が「先発で10勝」したのは大瀬良と森下くらい。カープの話じゃなくて12球団でですよ。

中日の柳裕也は完成していて馬力もあって、この子は10勝できるかもと思いましたが、柳でも1年目は「7先発で1勝」でした。

大卒ルーキーなんてそんなもんです。プロとアマで何かが大きく違うんです。

楽天則本、ヤクルト小川は1年目に15勝しましたがそれは11年前の話。過去形です。

 

私は1年目のスキルでは柳>則本だと思ってました。

新人の阿波野と西崎がおたがい15勝で新人王を争ったのは35年前。野茂と上原が新人で沢村賞を獲ったのも30年前。

素人の皆さんは今でもその数字と幻影に騙されている。

現代には即戦力投手なんていないのです。

新人投手は「15先発で5勝」すれば御の字です。それを「即戦力投手」と呼ぶならその投手は確かに即戦力投手です。だがあくまでローテ5~6番手レベル。

素人のみなさんがイメージするる即戦力投手ってだいたい「20試合に先発して10勝するエース級」です。そんなの滅多にいないっての。過去10年では森下と大瀬良の2人だけ。23歳の日本ハムの伊藤大海も10勝。社会人のロッテ石川歩も10勝。

10年×12球団で「新人の先発10勝」は4人だと思います。

のべ120チームで「新人の先発10勝」は過去4人。

確率3%です。

他にいたら教えてくれ。

 

過去の数字が3%だから常廣羽也斗も10勝できないとは言いませんよ。

だが私のような玄人が無邪気に新人投手に先発10勝を期待するわけにはいかないのです。

4球団競合の早川、隅田もキャリアハイはまだ9勝です。

 

昔は馬力とスタミナがあれば年間25試合に先発して15勝くらいできました。

だが今は打撃技術が進化して、打者は肘当てまで付けてる。

リリーフで1イニングならともかく、新人が先発で5イニング投げるにはコツと経験が必要になってきていると私は感じます。

そこで私が期待するのが来季が3年目の黒原2年目の河野佳です。

先発10勝とまでは言わないが一軍戦力にはなってくれそうな気がします。プロの打者を抑えるコツを見つけつつあるからです。

益田と松竜にはリリーフとして期待します。

大道温貴はもう殻を破ったんじゃないか。矢崎島内に並びつつある感じです。

 

ドミニカン3人

んで秋季キャンプに参加しているドミニカン3人にも注目しています。

名前もまだ覚えていませんし、3人とも右バッターなのでどれが誰だか尚更わからない。笑

まあこちらの映像をご覧ください。

 

安芸の者ゆくさんが撮影した映像です。

2:17から3人が黒原拓未、斉藤優汰と対戦します。

結論から言って、3人とも即戦力とは言いがたい感じですね。

3人がアカデミーどんな調整をしてきたのか全く不明ですけど、とにかく紅白戦でヒットを打てる感じは一切しません

 

1人目が一番タイミング合ってるけどスイングは弱い。セカンドフライ。

2人目は全くタイミング合ってない。強く引っ張ろうとする姿勢には好感が持てるがスイングは弱い。

3人目が一番ダメ。バットが下から出てて永遠に打てない。斉藤優汰のストレートも一軍レベルだけどさ。

 

サビエル=バティスタのように1年目からホームランをポンポン打てる感じは全くしませんでした。

安芸の者がゆくさんの次の映像には3人のロングティーが映ってましたが、練習のスイングはイイ感じです。

これからの3人です。即戦力度は低いでしょう。

 

斉藤優汰。

上の動画のストレートはエグい。山下舜平大みたい。

だがこの球を1年間続けることはまだ無理だろう。あせるでない。来年一軍デビューして再来年に「10先発5勝」と計算します。もちろん私のセコい計算など大きく超えてくれてもOKです。

 

支配下枠と外国人枠

カープの第二次戦力外通告期間は日本シリーズ翌日に終了しました。

これで新人5人と合わせて、支配下枠の日本人選手は63人。

外国人選手がカープは5人。ターリー、アンダーソン、コルニエル、マクブルーム、デビッドソンです。 

 

DeNAのエスコバーが自由契約公示されたことで話題になってますが、カープの5人はウエーバー公示されませんでした。

つまりカープに独占交渉権が残っているということ。ただしこれが100%カープ残留を意味するものではありません。

5人のうちの誰かが今月自由契約となる可能性は残っています。

 

5人の外国人選手が全員残るとカープの支配下枠は68人。ハッキリ言ってカツカツです。育成選手がグレちゃう。

岡田明丈が育成選手としてカープ残留になりそうな流れですし、新家と前川も来季が3年目。大卒2年目の名原も骨折前は元気いっぱいでした。

 

高橋昂也も残してくれたってことは現状の68人で開幕する可能性が最も高い。

FAと現役ドラフトも選手が入れ替わるだけで支配下人数はプラスマイナスゼロ。

秋季キャンプでの新井監督の様子やコメントを見ていても、

「来年もこのメンバーで行くのかな」

という感じしか伝わってきません。

 

外国人の補強はあるでしょうが、左のターリーは代わりがいないし、28歳のコルニエルも年俸が安いので残留濃厚。

アンダーソン、マク、デビの3人全員残してもいいと思いますが、再三言ってるように68人がカツカツなので、カープがFAの誰かを撮る場合、グッバイされちゃうかもしれません。

 

FA戦線

基本的にカープはFA戦線には無関係です。

だが2年前に秋山翔吾を獲りましたよね。

今年は前田健太もFAです。

メジャーでのオファーがあると信じていますが、投手が大勢市場に出るようだと「開幕までに所属先が決まらない」なんてこともあり得る話です。

山本由伸にはかなわなくても、マエケンは日本ハムの上沢よりは評価高いと思いますがね。

 

あと山川穂高もFAするらしい。笑

山川がワガママ言ってるわけじゃなく、残留の条件がイマイチらしい。西武は山川を体よく追い出したいのかもしれない。

4番ファーストの右バッターつったら補強ポイントのど真ん中ですが、値段が高そうなのでカープには手が出せないでしょう。秋山翔吾と仲よくないらしいし。

 

オリックスの山崎福也

31歳の左投手。人的補償の要らないCランクなのでソフトバンク福田の時のような大争奪戦になる見込み。やっぱり手が出ないでしょう。笑

 

あとは他球団で戦力外通告を受けた選手の中にビッグネームが大勢いますが、カープの支配下枠は68人でカツカツです。

私は外国人5人でも少ないくらいだと思っているのですが、来季のカープはヘタすれば外国人3人くらいで戦うつもりかもしれない。

うーん・・・心配だな。笑

 

来年も「四番ファースト堂林」になるのかな。四番堂林もまあ「そこそこ戦える」とは思いますけどね。

末包昇大は大いに期待できるが、新井貴浩も四番で苦しんだし、そこが心配。6番末包は今でも「恐怖の6番」です。成長しました。

小園と秋山もできれば四番では使いたくない。右が1枚欲しいなあ。中村・・・