私と坂倉がデータを軽視する理由

2025.6.11(水) 

ロッテ 2-6 広島 千葉 

カープが12回表に4点取って勝利。

今、神宮球場で大学野球選手権をやってますが、注目の創価大学がまさかの1回戦負けをしました。負けた相手は東亜大学。

「東亜大学ってどこ?」ってくらい無名の弱小校に創価大学は 11対0 で敗れました。

この試合、実は9回終わって0対0でした。延長戦の10回表に東亜大学が1イニングに11点取ったのです。ディス・イズ・アマチュア野球。

 

創価大学と東亜大学

創価大学は創価学会の系列でキャンパスは東京都八王子市にあります。主なOBはヤクルトのライアン小川、日ハムの田中正義、巨人の門脇、漫才師のナイツなど。

東亜大学は山口県下関市にある私立大学で東京の東亜学園とは全く無関係。主なOBは元広島の中東直己など。などっていうかプロ野球選手は中東オンリー。40歳の大越基が野球部監督を務めた時期もある。その大越は今年からソフトバンクホークスの4軍監督を務めています。

創価大学には今年プロ注目のサードとピッチャーがいて、大学選手権でどれだけやれるか大注目でしたが、まさかの1回戦敗退。しかも1イニング11失点。

金星を挙げた東亜大学も2回戦では早稲田大学に12対2で敗れています。こちらは延長戦ではなく6回コールドの完敗。

どれだけプロ注目の子がいても全員野球には勝てないし、全員野球でも総合力の名門校にはコールド負けすることがあります。

 

創価大学の立石正弘君は長嶋茂雄を彷彿とさせるスーパースタータイプの三塁手。今年のドラフトの目玉選手です。

秋の神宮大会で打率5割、本塁打3本、8打点の活躍で準優勝。

だがカープは去年佐々木泰を獲ったので立石君には行かないんじゃないかな。5~6球団競合しそうだし。

カープ1位は健大高崎の石垣元気がいいと思います。石垣も3球団競合だろうけど、清水叶人の後輩だからね。

 

打「線」

何が言いたいかというとショート矢野は4位の野球だということ。

今日は「打線」の話をしたい。

昨日のヒーローは12回表に決勝タイムリーを打った矢野雅哉。ヒーローインタビューでは

「最近打ててなかったので打てて良かった」

と偉そうなコメント。

 

8回裏にも先頭高部の打球を超絶ファインプレイ。あの打球を1塁でアウトにできるヤツは世界で矢野一人だけだろう。

だが8回表に矢野が1本打ってれば大瀬良に勝ち星が付いて静かに9回で勝っていましました。矢野とキクの二遊間は得点が取れず、先発投手に勝ち星が付かない昨日のような野球です。投手陣が消耗して9月に失速するスモールベースボール。

私は昭和40年代生まれのスモールベースボール信者です。物心ついた時から広島商業と広島カープのスモールベースボールこそ正義だと叩き込まれて育ちました。

 

そこから40年の時が過ぎ、現在ではフライボール革命で2番打者がバントではなくホームランを打つ野球が台頭してきました。

新井貴浩も昭和52年生まれで、かなりのスモールベースボール信者です。坂倉に代打上本とか、モンテロを堂林に代えて延長戦に突入するような男であります。

代走大盛は延長戦で1打数1安打。守備固めの堂林は2打数0安打。矢野雅哉はフル出場して延長戦で2打数1安打。

菊池涼介も延長戦2打数1安打で勝利に貢献しましたが、私は6回表の2死満塁でキクに代打を出して一気に勝負を決めたかった。

 

6回表0対1、2死満塁、打者7番末包、投手西野。

ロッテは1点リード。2死12塁で6番野間にデッドボール。

先発西野はあっぷあっぷでストライクが入らない。7番末包は得点圏打率.415。

千葉のアナウンサーは「ピッチャー代えろ!」と騒いでましたが、水曜日から先発投手を5イニングで引っ込めることは難しい。いちおう無失点で来てるわけだし。

ただし西野は末包にストライクを投げられない状態でした。4球で押し出し。1対1同点。

吉井は仕方なくピッチャー八木彬を告げる。オリックス岸田も西武西口もみんなグラコンを着たままマウンドに来て投手交代を告げてましたが、吉井もそうでした。グラコン姿で出てきた。

「ええ? 選手交代を告げる時、監督はグラコンを脱がないといけないんじゃなかったっけ? 投手はグラコンを着てプレーしていいから、監督もいいのかな? 佐々岡はグラコンを脱いで投手交代してたけどな」

とか思っているうち、8番キクは当然のようにキャッチャーフライ。私は「代打奨成!」と騒いでいました。

 

そもそもロッテは末包の押し出し四球を織り込み済みでした。そりゃあそうです。満塁ホームランなんか打たれたらロッテには反撃する力が残っていません。

佐藤都志也は

「末包を歩かせて1点やってもいい。だって次は菊池と矢野だから。新井は代打を出せないだろうから」

と考えているみたいでした。

 

去年の矢野はOPS.655。

小園海斗はOPS.651です。

これを見つけてきたヤツは本当に面白い。データでしか野球を見られない素人野郎です。令和のスマホ時代にはこんなアホ野郎がいるのかと私は心底ビックリしました。

昨日の6回表、1点差の状況で、佐藤都志也は末包昇大を満塁であえて敬遠したのですよ。お前ら、見ててわからないのかね?

佐藤都志也は何も申告敬遠をしたわけじゃありません。「同点くらいオッケー。一発だけは厳禁ですよ」という至極当然のリードをしたまでです。ディスイズ・プロ野球。

 

なぜなら末包の次打者がキクヤノだからです。カープ打線はロッテにナメられているんですよ。

押せ押せの場面で打順がキクで新井はやっぱり動かない。キクは真ん中を見逃してボール球をポップフライ。同点どまりでスリーアウトチェンジ。

カープはその後、延長12回にようやく勝ち越しましたが、7回2失点の大瀬良に勝ち星は付かず、ハーン栗林森浦島内を全員同点の場面で消費しました。

 

私は守り勝つ野球で育った男です。

昨年は1年中「守り勝て!」と叫び続け、9月に5勝20敗しました。

私は守り勝つ野球を1年間続ける根性と体力がありますが、今の若い人たちに守り勝つ野球は ちょっぴり難しいのかな と思うんですよ。

新井も広島出身の古葉信者です。上本田中大盛のシブさが好きなのでしょう。

新井よ、今年もその野球で戦うのか・・・

去年のロングティー漬けと二俣田村佐々木泰の抜擢は何だったのか・・・

 

昨日は矢野の大ファインプレーと決勝タイムリー。プロ野球は興行だし、矢野はオールスターファン投票でぶっちぎりの1位です。

だけど私の野球はあくまでショート小園でセカンド矢野キクです。

今年は大瀬良に勝ち星つけて6対5の野球をしたいし、するべきだと思います。

 

本日のゲームプラン

種市vsアドゥワ。

アドゥワと種市は同い年でアドゥワが2016年のドラフト5位、種市はドラフト6位。ドラフト順位もほぼ同い年。

だからどうしたって話なんですけど、カープがアドゥワより先に種市を獲ることもできたんだなあって思っただけですよ。

 

今日も右投手なので8番キクで9番矢野でしょう。小園はサード。

昨日延長戦まで行ったのは坂倉のサード悪送球があったから。ごめんねごめんね。

また素人の谷繁が結果だけ見て「坂倉のスローイングには難がある」とか言ってる。素人の谷繁が。

坂倉のスローイングはあれでいいんです。サードなんかやらせるからああなったんです。

昨日は坂倉のリード無くして勝利できない試合でしたよ。昔の坂倉は相手バッターの嫌がるタマを要求してましたが、今年の坂倉は「投手の投げたいタマ」を要求することが多い。森下と大瀬良の試合が特にそうです。

しかし昨日は4回裏だったかなあ、坂倉らしいインコースストレートで見逃し三振を奪う場面もありました。

 

坂倉のリードはハイブリッドです。谷繁なんかに理解できるはずありません。今日もアドゥワを上手くリードしてしっかり守ってくれますよ。

あとは攻撃陣です。秋山と野間がスタメンでもいいんですが、5回までに3点取ってアドゥワをラクにしてやれよ。

最近、1回表の小園が打たないから苦しくなるのです。0対0で相手に粘られるのです。

スモールベースボールは「弱者が強者を倒す戦法」です。

ショート小園とキャッチャー坂倉のカープは「王者の野球」ができます。打線に切れ目がないからです。キングダム野球です。

 

まあ今日もサード小園で行くんでしょうけど、小園が1回表に点を取れ。お前を2番に置いているのはそのためだ。小園が打たないとチームは負けるぞ。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感