30年前にテレビ東京で放送されていた
テレビ探偵団
という番組をご存じでしょうか?
ぼ、ぼ、ぼくらは、テレビ、たんてーだん♪
今も昔もテレビ好き。
タイトル呼ぶ、呼び声がブラウン管にこだまする♪
というテーマ曲。少年探偵団の替え歌です。
「知らねーよ」「生まれてねーよ」という方もどうぞお付き合いください。
今朝のテーマは大谷翔平であります。
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私だけが知っている
テレビ探偵団のMCは三宅裕司。アシスタントは山瀬まみ。
番組は昭和の懐かしいテレビ番組を振り返って「ああ、懐かしい」と喜ぶもの。懐メロ番組は懐かしの歌を流しますが、テレビ探偵団は懐かしのテレビ番組を流すのです。
この番組は週1回の1時間番組でした。懐かしのテレビ番組だけで毎週1時間。午後8時から9時とかのゴールデンタイムだったと記憶しています。
再放送だけで1時間?と言うなかれ。当時はビデオもYoutubeもない時代。
VHSのビデオデッキが普及したのが1985年くらいだったかと思うので、それ以前のテレビ番組の再放送とかチラ見せは視聴者にとって何もかもみな懐かしかったわけですよ。
んで8時30分くらいになって、視聴者のお腹がある程度満たされた頃に登場するのが林家こぶ平さん。当時まだ20代の若者。笑
登場する時のセリフが毎回これでした。
「私だけが、知っている~♪」
そう。
こぶ平さんは名作ドラマやアニメの名場面に隠されたこぼれ話を担当されていたのです。
何が言いたいのかと言いますと、世間では大谷翔平ホームラン王おめでとう、バンザーイ!という雰囲気の中、
私だけが知っている大谷翔平を以下に紹介しようと思っています。長い前説にお付き合いくださり、ありがとうございます。
大谷の野球スタイル
私はメジャーリーグを見ないので、メジャーリーグの大谷はよく知りません。
だが日本ハムの大谷翔平、WBCの大谷翔平については詳しく知っています。だってこの目で見たんだもん。
2023年3月。
第5回WBCで日本は優勝。
日本は5回中3回も優勝しています。やっぱスモールベースボールが世界最強。
MVPは大谷翔平。投手として2勝0敗1S。3番打者として7試合で23打数10安打。打率.435、1本塁打、8打点。
立派な数字ですね。
だがいつも言っているように
私は数字に騙されません。
3月の大谷の調子はまだ100%ではなかった。
ピッチングも変化球主体。球数多し。
バッティングも空振り多し。23打数6三振。横投げの左投手相手にはタイミングが合わずセーフティバントまでしてました。誰も憶えてないだろうけど。
ハッキリ言って吉田正尚が絶好調でチームを引っ張ってくれました。
準決勝メキシコ戦で吉田が奇跡の同点スリーランを打たなければ日本は敗れていたと思います。
大雑把に分類すると大谷翔平の打撃は「三振か一発か」のタイプです。
NPBに例えれば村上宗隆より佐藤輝明に近いイメージ。村上もそうとう三振が多いですけど、大谷翔平はもっと多いイメージです。あとファールも少ないイメージ。
鈴木誠也や吉田正尚と前者3人は明らかに違うタイプです。
パワプロで言うと「ミートE、パワーA」なのが村上、佐藤、大谷。
「ミートA、パワーB」なのが誠也と吉田。ファールで粘れて三振が少ない。
「いや、村上のミートはDだ!」
と言われましても論点はそこじゃありません。別にCでもBでもいいんだよ。
論点はツーストライク後にホームランを狙ってるか否かです。
私の中では狙うヤツがミートE、狙わないヤツがミートAです。
大谷はツーストライク後もホームラン狙ってます。だから率が低いのです。
「率?大谷は規定打席で3割打ってるで」
だから論点はそこじゃないのです。私が取り上げている「率」とは「空振り率」「勝負強さ」のことです。
勝負強さは得点圏打率ではありません。
空振り率も1年間合計の率ではありません。
ここぞの場面、ここぞの打席でヒット打ってくれるヤツが高確率なスモールベースボール。私が好きなのは高確率です。
WBCの大谷は打率4割です。吉田より近藤より上です。
だけど決勝のアメリカ戦で大谷はノーヒットでした。チェコの変則左投手にも対応できていませんでした。
吉田と近藤はミート重視のスモールベースボール。
OBで言えば金本知憲が本塁打数の割にスモールベースボールでした。併殺が少ないのもその証しです。
大谷の打撃はビッグベースボールです。
ダメだと言ってるわけではありません。アメリカ人はビッグベースボールが好き。日本人初の本塁打王は立派すぎる成績です。
だが私はアメリカのビッグベースボールが好きじゃありません。ごめんなさいね。
日本はスモールベースボールで5大会中3回優勝しています。
大谷のMVPには納得ですし不満もありません。
だが優勝の原動力は大谷の個人技ではなく、総合的な投手力と近藤吉田のスモールベースボールだったと見ています。
大谷の野球観
そんな大谷翔平がエンゼルスとの6年契約が満了して間もなくFAになります。
既に去年からドジャースだヤンキースだと噂されてきましたが、大谷の移籍先も私だけが知っています。
大谷の移籍先は・・・
ズバリ言って・・・
西海岸の・・・
ロサンゼルス=エンゼルスです。
ええ。
大谷はアナハイムに残ります。
大谷ってそういうヤツなんですよ。
2011年の黒田博樹もFAで揺れていました。
黒田は単年契約を繰り返して毎年FAだったのですが、毎年他球団の話を聞かずにドジャースに残留し続けました。
しかしこの頃のドジャースは経営難のため多くの主力を放出し、チーム総年俸を抑えにかかっていました。
2011年、ついにドジャースは黒田との契約を断念。黒田はニューヨーク=ヤンキースへ移籍しました。
実は2011年の夏に黒田博樹は「トレード拒否権」を行使しています。
MLBではプレーオフに進出する球団がしない球団から選手を獲得するのは日常茶飯事。
だが黒田はメジャーリーグでも男気を見せチームに残留していたのです。
私は大谷翔平にも黒田博樹のような男気を強く感じます。
大谷のビッグベースボールは私の好みではありませんが、大谷の人間性やチーム愛は尊敬しています。
こんなことをブログに書くヤツは俺しかいないと思いますが・・・
大谷翔平は・・・
アナハイムに残留する
と予言しておきます。
トラウトがエンゼルスと12年契約。総額600億円。単年およそ50億円。
大谷に払うお金はもう残っていないかもしれないが、必ずしも複数年契約じゃないといけないわけではありません。
どうなるでしょうか?
確実に言えることは大谷がサラリー重視でヤンキースやドジャースにホイホイなびくことはないということです。
大谷はお金でチームを選ばないよ。
大谷は黒田と同じニオイがするよ。