石原のストレートの使い方

2024.7.12(金) 

広島 4-3 ヤクルト マツダ 

昨日から突然小園がガムを噛みだしました。プロ入り初。

ガムを噛むことはよい。慶彦も噛んでた。

ただ打席に立って投手が構えると噛むのをやめるんですよ。今までのクセでしょうね。

ガムを噛む選手というのは投手がセットに入っても噛んでるものです。小園は投手がプレート踏んでサインに頷く頃に噛むのをやめる。喉につっかえるぞ。

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小園と矢野と長岡

矢野がまたすごい守備を見せました。7回表のやつね。

いかにも素人の皆さんが喜びそうなアクロバティックなプレーでした。矢野にしかできないプレー。

昨日の試合中、解説の笘篠が

「侍ジャパンのショートは誰でしょうね?」

と言い出して、

「現時点で矢野くんはまだちょっと届かないですね」

と発言しました。私はそんなことないと思います。

 

笘篠はオリックスの紅林推しでした。なるほどね。

私はヤクルトの長岡も非常に買っていて、彼も昨日の試合で矢野に負けないような三遊間の深いゴロを捌きました。矢野に近い守備範囲を持っています。

それでいて打撃も良い。昨日は2打数0安打ですが2打点を挙げています。

脆さが垣間見える時もありますが、長岡も侍ジャパンのショートの有力候補。

長岡はオールスターのファン投票1位でGG賞1回です。実績抜群。実は3人の中で最年少の22歳です。

 

小園は監督推薦でオールスターに出場。セリーグのショートは小園と長岡の2人だけです。

小園だってショートの名手。派手さはないが玄人が喜ぶ守備をします。23歳。

打撃は3人の中でケタ違いです。比較すると怒られるレベルです。川相と松井を比べるようなものです。

 

矢野はオールスターの選手間投票で2位に入る大健闘を見せました。なんだ、玄人も矢野の守備が好きなんだね。

選手間投票の結果は1位長岡180票、2位矢野142票、3位小園88票。門脇は圏外。

矢野すげーな。プロ選手にも大人気です。矢野はオールスターに向いている。プラスワンにも向いている。

 

石原のストレートの使い方

島内がリフレッシュ休暇で登録抹消。

これまで「先発が7回投げて、8回島内、9回栗林」というパターンが多かったのですが、昨日は7回にハーン、8回に黒原と持ってきました。

今後もこの形でいいんじゃないですかね。この二人が走者をためれば森浦が出ていく感じ。ホラ、やっぱり出てきた。

 

この3人と栗林をしっかりとリードして、7回〜9回をピシャリとゼロで抑えたのはキャッチャー石原の手柄です。

素晴らしいリードを見せました。

1年目の石原は「困ったら外角カットボール」ばかり投げていました。仕方ありません。ルーキーだから。

4年目の石原は「困る前にストレート」の使い方が良くなった。昨日もストレートでヤクルト打線をグイグイ押し込んでいました。

 

8回表4対3、1死1塁、打者村上、投手黒原。

アンタなら初球、何投げます?

私ならインハイストレートです。

だが黒原にインハイストレートを要求するとボールになる可能性がある。難しいところだ。

そこで石原、ど真ん中ストレートを要求しました。これは坂倉のリードと同じです。

 

多分石原には「根拠」があったと思います。私は前の打席の村上のタイムリーを見ていなかったのですが、この打席のど真ん中のストレートを村上は完全に振り遅れの空振り。ワンストライク。

村上は選手間投票でも1位に選ばれていますが226票。2位坂本は203票。村上と坂本は同レベル。 スカタン という意味です。

カウント0−1。ここから黒原は4球連続ボール球を投げて四球。1死12塁となります。

私は黒原が8回の男になれると思っています。これまでも同点やビハインドでは抑えてこられたんだからね。

村上への4球はどれも攻めたタマで際どいタマでしたが、一軍の四番打者は振ってくれません。

8回のセットアッパーでも「8回表」と「8回裏」なら「8回表」の方が断然ラクです。ホーム球場だからというのもあるけど「味方の攻撃があと2回残ってる」ことが大きい。

プレッシャーに打ち勝て、黒原。お前ならできるよ。

 

話を石原に戻します。

9回表4対3、1死2塁、打者山田、投手栗林。

ここで栗林のフォークがワンバンしてランナーが3塁に進みます。

1点リードの1死3塁、打者山田。カウント3−1。

アンタならここで何投げます?

 

私はアウトローのまっすぐです。

石原もアウトローのまっすぐに構えました。

結果は逆球。抜けてインハイギリギリのストライクでした。151キロ。

この1球はハッキリ言ってボール臭かった。取ってもらえてラッキーでした。山田がのけぞって1メートルバックしたくらいですからね。

 

そして石原も栗林も私も

「この残像を活かさない手はない」

と考えました。

3人の考えがシンクロし、石原はアウトローに構える。栗林も正確にそこに投げ込む。山田のバットはぴくりとも動かない。見逃し三振。

 

このように石原のリードは大変良くなってきました。まあまだ坂倉の方が2段上ですがね。

石原の悪いクセは外角内角のコースギリギリに構える時に、時々 ジャンプする ことです。

ジャンプはダメだぞ石原。打者にコースがバレる可能性がある。

特に右打者のインコースに構える時、石原はよくジャンプをします。足音やプロテクターの音でコースがバレるからやめときなさい。

 

本日のゲームプラン

大瀬良vs小澤。

なんだよ、ヤクルトは左ピッチャーじゃないのかよ。

どうせ左が出てきても奨成と二俣はベンチなんでしょうけど。

 

シャイナーに1本出ましたね。

いいんじゃないですか。もしかすると今日も1本出るかもしれないですね。期待しましょう。

報道によると新井は外国人の補強を

「必要ないです」

とバッサリ断ったらしい。巨人なんか2人も獲ったのに。

 

新井らしくて、カープらしくて、まあいいか。

このまま打てないまま戦っちゃろうやあ! 

シャイナーと坂倉と奨成が打てばいいんですよ。私の開幕前の構想は坂倉と奨成で3番4番なんですよ。

戦いながら強くなる。ベンチの全員を試合に出す。塁に出たら羽月もいますよ。

 

ところでヤクルトのサンタナが昨日はベンチにいませんでした。足をケガしているらしい。

クローザーの田口も最近は不調でビハインドの場面で投げてます。主力の不調はありがたい。

今日は大瀬良と會澤ですが、今年のカープは村上をよく押さえ込んでいます。打率.171、本塁打1本、2打点。

こんなのはあくまでも「過去の数字」ですが、とにかく村上はカープを打てない。

村上は「半速球」に強いので、カットやシュートを多投すると一発を食う可能性はあります。

アツも大瀬良もよくわかっています。だから防御率0点台なのです。これも過去の数字だけどさ。