[現実対談] 小園海斗vsヒロド歩美

今日はカープの話をします。

上の動画はテレビ朝日が制作した小園vsヒロド歩美さんのインタビュー動画です。

20分あって長いんですが、私は最初から最後まで全部見ました。

終始一貫、いつも通りの大人しくて謙虚な小園に終始しています。

ハッキリ言って「あまり面白くないインタビュー」でした。前半 はね…

  

インタビュー要点

プレミア12の予選リーグに挑む直前の小園にヒロドさんが意気込みを聞くというもの。

前半は形通りの応答に終始した小園。

 

小園「チームのために頑張ります」

小園「ポジションも打順もどこでもやります」

小園「チームのためなら何でもやります」

などと淡々と語り続けました。

 

普通で全っ然おもしろくない。

こう感じたのは私ではありません。

ヒロド歩美ちゃんです。

「このまま進むと、このインタビューは視聴率を取れない」

 

さすがプロのインタビュアーです。マジメな小園から何とか視聴者が喜ぶコメントを引き出さねばならない。

ヒロドさんはテレビ朝日で長年「熱闘甲子園」のキャスターを担当してきました。長嶋美奈の次だっけ? 古田とか栗山もいたよね。

ヒロドさんは小園と昔から面識があります。

そこでヒロドさんは小園に切り込みます。

 

ヒロド「高校生の頃から『将来の目標は日本一のショート』とおっしゃってましたよね」

小園 「そんなこと言ってましたね。笑」

 

なに? 過去形? 

今は目指しとらんのか?

 

小園 「今はチームのためならどんなポジションでもどんな打順でも、監督の言うとおり全力でプレーするだけです」

おいおい、小園。今のコメントはジャパンの話か、カープの話か?

 

ヒロド「ここまでプロで6年間、どんな成長曲線でしたか?」

小園 「内野をやめようと思ったこともありました。全然守れないんで」

小園 「二軍のコーチから『このままじゃショートを守れないね』とも言われました」

「ショートを守れないね」と言ったコーチは2021年に二軍の内野守備コーチだった山田和利か、何にでも口を突っ込む東出輝裕のどちらかだと思います。

個人的には東出であってほしい。私、東出が好きなんですよ。

 

コーチが小園に「ショートを守れない」と言った真意は、

「自分のプレーだけに必死になってるようじゃ一軍のショートは守れない。味方ピッチャーや相手バッターのこともしっかりと見ろ」

という意味です。

プロ2年目の小園が一軍に呼ばれなかった理由、3年目の小園がキャンプで二軍スタートになった理由、河田雄祐がカープに復帰するなり「ショートは田中広輔」と言ったりした理由もこのあたりに原因があったのかもしれません。※参考記事

 

中盤から変化球を投げ始めたヒロド。

それをマジメにかわし続ける小園。

イライラしている視聴者。

 

動画の15分頃から、ようやく小園が内に秘めた闘志を「チラ見せ」します。

動画後半で語られる小園海斗の秘めたる闘志を見てあげてくださいな。ホントにマジメです、小園って。

私が小園だったら「オレは天下の小園海斗だ、ショート以外守んねーぞ」とか言いますけどね。

 

坂倉のコメント力

テレビ朝日スポーツの動画はプレミア12に密着していて、小園と坂倉の動画の 宝庫 でした。

私はまだ全部見てませんが、時間のある時に少しずつ見てみようと思います。

 

1個見たのはこちら。

決勝で敗れた後の坂倉。

 

坂倉は小園と違って「自分の言葉」を持ってます。だから男が男に惚れるんですよ。

小園は「そうですね」「全力で」「チームのために」ばっか。バッティングは絶対的に信頼してるけど、インタビューにはあまり期待していない。九里亜蓮や野村祐輔もこういうタイプでした。マジメというか「誰も傷つけたくない」って気持ちが強すぎるんだよね。優しすぎると言ってもいい。

小園のような優しい若者が多い令和の今日、昭和時代の「きっぷの良さ」というか「漢気」を持ってコメントしてくれるのが坂倉。坂倉のインタビューは黒田博樹のインタビューを聞いてる時の感覚になります。

 

アナ「1巡目はフォーク、2巡目はストレートという中で、3巡目はフォークを打たれました。この辺りはいかがですか?」

ほう。コレは私が敗戦後に真っ先に触れた配球論じゃないか。※参考記事

坂倉は内心

「ド素人がこのオレの配球に難癖つけるのか?」

と思ったと思います。いや、思ってないかなあ。坂倉はもっと大きいかな。

 

実際の坂倉は次のように応答しています。

坂倉「打った方が上手ですよ。ピッチャーはいいタマを投げてくれました」

活字にすると「通り一遍のマジメな言葉」ですが、坂倉のインタビューは「間」と「目ヂカラ」が良い。ここが黒田っぽい。

 

今日は小園の話なので、坂倉のインタビューまで全部解説はしない。

シンプルにまとめると、アナウンサーが聞いたのは

「一度見せたフォークを3巡目にもう一度投げるのは、正しいリードだったのか?」

ということ。

坂倉はが答えたのは

「結果だけを見て野球を語るから素人は困るんだよ。野球ってそんな単純な競技じゃないんだよ。野球は相手のある『勝負事』なんだ。勝つ時もあれば負ける時もあるんだ」

という感じです。黒田っぽいでしょうが。

どうかご自身でもじっくり観察して確かめてください。

 

小園のインタビューからは秘めた闘志があまり見えない。

坂倉はいつも闘志がダダ洩れだからおもしろい。

二人とも大好きですよ。


おしまい
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ありがとうございました。

-妄想