猛暑で大勢交代。オスナとシャイナーの打撃も解説

2024.7.26(金) 

ヤクルト 6-9 広島 神宮 

カープが取った9点は2回表の1イニングのみであります。つまり2回を終わって9対0。

ここからハーン、島内、栗林を総動員して勝ちました。

誰が悪いということはないんですが、私なら9対6の7~9回にハーン、島内、栗林は出さないです。

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高津と新井の継投策

新井の継投もわかるよ。3点差ならホールドもセーブも付くから、ハーン島内栗林はセオリー通り。巨人も阪神も勝ってるので、負けるわけにはいかない。

だけど私にはプライドがあって、9対0から9対6。こんな展開でクローザーを使いたくないんですよ。3連戦の初戦ですよ。

ずっと0対0で来て、7回表に3点取ったのならハーン、島内、栗林の総動員には納得できます。だが9点差の試合に勝ちパターンを総動員するのはアホ野球だと思います。ハーンと河野と森浦でよかったと思います。

 

ところで貧打のカープが一体なぜ9点も取れたのか?

先発の山野君がスカタンだったからというのが第一の理由ですが、ヤクルトはリリーフも用意していないし、伊藤智仁もマウンドに行きませんでした。

9番ピッチャーハッチが打って4点目。ここで打順は1番に戻ります。

結果から言いますと山野君はこの後、5連打で5失点して9点取られるのですが、ヤクルトのブルペンは何も動きがないのですよ。

 

「ええ? 高津監督は山野君に何を求めているの?」

私には理解不能でした。山野君はもともと2イニングで交代する先発投手だろうと思っていたので、1番秋山に打たれて5点目を取られた時点で右投手に代わると思っていました。

だが高津は5番坂倉に打たれるまで山野君を引っ張りました。

 

素人の皆さんは

「少しでも長いイニングを投げてもらいたいんだよ!」

「山野は実は四球を一つも出してないんだよ!」

とおっしゃるかもしれませんが、それらは全て目の前の勝敗には無関係なことなんですよ。つまりヤクルトは今日の試合でベストを尽くしていない。

 

高津のゲームプランは「山野が5回100球3失点」だったのか? 私は違うと思います。

高津のゲームプランは「山野で2回50球。小澤が3回50球」だったと思います。昨日のブログにもそう書いてます。

高津は山野に何を求めていたのか?

彼の汗の量をずっと見ていたのですが、5点取られたあたりから汗が出なくなりました。熱中症で脱水症状なのかなと私は心配しました。

野間と堂林の打席で、山野の汗は止まってました。

小園と坂倉の時はまた汗がドボドボ出てきました。良かったね。打たれたけどさ。

 

ハッチとオスナとサンタナと

トーマス=ハッチ。4回5安打3四球6失点。

2回表を終わって9対0。

本当は1回裏に村上宗隆がツーランを打っていたので、実際のスコアは9対2。カープの7点リードでした。

だが私と坂倉の感覚では9対0でした。高津が山野君を早めに降ろして2回裏のスコアが5対2だったほうが、ハッチは悠々とピッチングができたんじゃないですかね。

ハッチは調子良かったんですよ。0対0の方がテンポ良く投げられたと思います。

ところがスコアは9対2。実質9対0。こういう時、ピッチャーって余計なことを考えるんですよ。

「少しでもオレが長いイニングを投げなくては…」

ええねん。いらんねん。6回3失点でええねん。

だがハッチにも意地とプライドがある。

オールスターをテレビで寂しく見ていたトーマス=ハッチ。オレにも意地とプライドがある。9点ももらうとカッコいいとこアピールしたくなるんですよ。

村上に2本目のツーランを打たれたのは全くいいとして、長岡に15球粘られたのが痛かった。日本の猛暑は初めてだし、ヘバっちゃいました。

 

オスナ。4打数2安打1打点。

ハッチをリリーフした黒原拓未のチェンジアップをレフトにタイムリー。スコアは9対5になりました。

味わい深い打撃でした。コントロールがまだ定まっていない黒原の変化球にしっかり付いてきました。

オスナはバッティングカウントの2-1から4球目のボールになるチェンジアップをマン振りしてカウント2-2。

私と坂倉はオスナの空振りを見て、

「2-2からストライクのストレートを投げようかな」

と一瞬よぎりました。

と言うのも、2-1の空振りが100%ストレートの空振りではなかったからです。なんか20%くらいチェンジアップも意識してたんですよ。

 

5回裏9対4。1死満塁。打者オスナ。次打者中村悠平。カウント2-2。

私と坂倉は「チェンジアップ投げると拾われそうだなあ」と考えましたが、さりとてストレートをドカンといかれるのが一番イカン。

「無難にチェンジアップにしておこうか、5点差あるし」

とチェンジアップ投げたら、やっぱり上手く拾われてレフト前タイムリー。9対5。

 

ハッチが打たれた理由も9点差でこういう「余計なこと」を考えちゃったから。

ハッチは次はリリーフ起用がいいかもしれないな。球威はありましたよ。

 

オスナは見事で村上はアホでした。9点差の試合で2本塁打してガッツポーズしてるアホの村上です。何冠王でも勝手に取ってろ。私は個人記録を目指してるヤツはキライです。

オールスターに出ていたサンタナは昨日もベンチ外でした。というか登録抹消中です。

レフトフライを打った度会が3塁走者のサンタナにフゴフゴ文句言ってましたが、やっぱサンタナは重傷なんだね。

オスナの後ろが中村悠平でよかった。サンタナがいないのは少しラクです。

 

シャイナー

ジェイク=シャイナー。4打数0安打3三振1打点。

3三振は全部見逃し三振。全部得点圏でした。

内容は悪くないし、相手投手のタマも良かった。なんでシャイナーの時だけ初球いいとこ行くんだよ。

 

結論から言うと私は今日もシャイナーをスタメンで起用します。8番1塁。今日は打つかもしれないよ。

シャイナーは守備走塁が一生懸命なんだよね。しかもまだ28歳。

ハッチも寂しそうだったけど、シャイナーもいつも寂しそう。矢野や小園がもっとかまってやれよ。

 

7回裏だったかなあ。

大汗かいて苦しんでいるテイラー=ハーンを助けようとして、絶対捕れそうにないファールフライにシャイナーが必死にダイビングしたんですよね。

いいヤツなんですよ。4タコで見逃し三振ですが打席でも必死です。シャイナーこそ昔の新井みたいだよ。

 

本日のゲームプラン

高橋奎二vs森下暢仁。3対1で勝ちたい。

今日は土曜日ですがナイター。夏だからね。

昨日、42歳の青木が4回か5回でいなくなり、故障がちな野間も5回あたりでいなくなりました。熱中症?

ハーンを出した3点リードの7回裏にカープはサード小園に代えて二俣翔一まで出してる。 

山野君の汗のかき方もイヤでしたが、カープの選手交代も重くてなんかイヤでしたねえ…

 

夏はまだ始まったばかりです。

ハッチやノムスケはここが活躍するところですよ。

 

本日の並べ替えクイズ。

次のひらがなを並べ替えるとプロ野球選手の名前になります。誰でしょう?

とちりよあうみ

今日は難問なのでヒントをあげます。今日の人は名球会入りしています。

昨日の答えは斎藤佑樹。