今朝関西のローカル番組で「選挙割」なるものが紹介されていました。
10~20代の若者の投票率をアップさせるため、若者が投票に行けば「ラーメンの替え玉無料サービス」を受けられるという。
男性のコメンテーターは「これで少しでも投票率が上がればいいことですね」と言い、女性のコメンテーターは「でもラーメン欲しさに適当な候補者に投票するのはどうかと思います」と言いました。
皆さんはどうお考えでしょうか。私は前者に100%賛成。後者に100%反対です。
無責任でよろしい
若者は無責任でよろしい。
ラーメン欲しさに適当に投票すればよい。大人の顔色を窺って黙っているのが一番よくない。
昨日ドラフト会議がありました。
今年もクジ引きで悲喜こもごもかと思いきや、クジ引きも含めて若者たちは「みんないいチームに指名されたな」という印象を持ちました。
まず宗山。5球団競合。
カープの1位公言に乗っかった球団は 2~3球団 あると思います。
「小園と矢野がいるカープが1位で行くんだぜ。宗山絶対間違いないって!」
楽天、西武、ソフトバンクあたりはカープ公言の影響を受けていると思われます。
んで宗山5球団。クジを当てたのは楽天。カープはクジを外しましたが、宗山がカープに来るより、楽天に行った方が宗山のためにも球界のためにもベターであります。
矢野雅哉は「宗山がカープに来ても負ける気はない」と言い切りました。男前です。さすが切り込み隊長。
宗山vs矢野小園はカープのレギュラーを争うのではなく侍のショートを争うことになりました。うむ、それでよい。
そして27歳の楽天村林。気の毒だがとにかく頑張れ。
金丸は4球団競合で中日。
無表情ですが親思いのいいヤツみたいです。カープに欲しかったぜ。
セリーグですから金丸はカープと毎月対戦します。開幕カードでプロデビュー。カープを相手にプロ初勝利とかバリバリイメージが湧いてきます。
イヤだけどめっちゃいい投手です。中日で頑張れ。将来はメジャーリーグか。
齋藤大翔、石塚、西川、渡部、今朝丸、モイセエフもいい球団に指名されたと思います。
1位だからとか2位だからとか関係なく、今まで通り思い切り野球を楽しんでもらいたい。
なんで選挙割とかドラフト1位とか、朝っぱらからそういうことを考えてるかというと、カープが宗山1位を公言したからです。
2週間前から私は「カープが宗山をクジで引き当てたらどうしよう?」とずっと妄想して苦しんでいました。
その妄想から解放されて今、とてもスッキリした気持ちです。
堅実で的確なドラフト
カープは広陵高校に忖度して宗山1位を公言したのでしょう。
クジ引きに当たれば宗山か小園のどちらかがショート以外のポジションを守ることになります。私にはその決断が苦しい。
カープがクジを外してよかった。苑田さんもこうなることを望んで公言したんじゃないか。
そして外れ1位は青学のサード佐々木泰君。当ブログでも「松田宣浩か小窪哲也になれるいい内野手だ」という評価でした。※参考記事
とてもいい外れ1位だと思います。渡部や齋藤が残っていましたが、来年優勝を目指すためなら外れ1位は佐々木がベストでした。佐々木は即戦力で 即一軍 だからです。
何が即一軍かと言うと佐々木は「守備60%、打撃30%、ムード10%」の即戦力で、ショート小園・セカンド矢野の時の「7番サード」にぴったりハマる選手なのです。
「お前の大好きな内田はどうなる?」
そこはもちろん競争です。佐々木vs内田は真っ向勝負です。勝った方が一軍レギュラー。爽やかです。
カープのサードでスタメンするということは、矢野キク小園のうちの誰かをベンチに押しやるという意味です。
それが大物の宗山ではちょっとあざといんですよ。昔の巨人や現在のソフトバンクみたいなやり方で私はとても気持ちが悪い。不愉快。
だが佐々木と内田ならよい。下から突き上げて菊池涼介の壁を乗り越えるのは爽やかでよい。
若いヤツが練習してベテランを倒すのが輪廻転生で諸行無常。わびさびがあって大変よろしい。私は爽やかな気分です。
2位以下も的確なドラフトでした。
カープは一旦「野手ドラフト」を掲げましたが、私の予想より早い順位で齋藤とモイセエフを獲られました。
こうなれば仕方ない。その分いい投手が残っていたので投手を上位指名。2位佐藤、3位岡本は1~2位で指名されてもおかしくない好投手です。それを2~3位で獲れたのはとても良かった。
4位渡邊は右の強打者。1位なら要らないが「4位で右打者」は必要なピースでした。
5位菊地ハルンは全く知りません。今から勉強します。
育成3人はまた静岡と敦賀気比でした。
カープらしいドラフト
宗山を外して私はとても安心しています。
宗山がカープに来るのは宗山のためにならないよ。
ショートの日本代表候補が同じチームにいるのは良くない。私はそう思う。
巨人が20歳の岡本和真を使わずに30歳のゲレーロを使っていた時、私は「アホだ」と思って見ていました。
昔の巨人がFAの梶谷を獲ってきたのもアホでした。あの時は誰だったかな。松原か誰かを使えと思ってました。
カープはサードの佐々木泰と先発左腕の佐藤柳之介を指名。ともに大学全日本。
佐藤が1位で佐々木が2位でも良かったんですが、近年はどのチームも「投高打低」のため、アホみたいに「即戦力の西川渡部」と言っていました。
だから私は佐々木を先に1位で抑えておいて、2位で齋藤大翔を狙っていました。
齋藤が西武から1位で指名された時、私は混乱して
「ぎゃあー、齋藤を獲られた!こうなったら強打者のモイセエフを繰り上げて2位指名するか?」
と混乱しておりましたが、カープは冷静に佐藤を2位指名。素晴らしい指名でした。大人。
高橋昂也がどうなるかはこれからの課題ですが、佐藤は金丸に匹敵する好投手です。これで黒原をクローザーに回して昂也もリリーフ。佐藤柳之介が先発の枠を狙うのがいいと思います。
4位渡邊はキャッチャーではなくバッターとして指名したと思います。一塁を守れて緊急時には捕手もできます。
5位の菊地ハルンはマジで何も知りません。初耳。
全体的に今年のドラフトは「爽やかなドラフト」でした。「あの選手がなんであそこなんだ」というのが無かったし、モイセエフ君も2位指名。私が狙った「2位齋藤、3位モイセエフ」は間違いではなかった。
宗山も楽天で本当に良かった。これで宗山とカープはベストナインもGGもかぶりません。宗山とカープが争うのは侍JAPANのレギュラーの座です。