バレーボール界における「時間差攻撃」をご存じですか?
知らない方はこちらへどうぞ。味方一人がおとりになって敵のブロッカーを引きつけ、別の一人がスパイクする攻撃。稀に一人でする時があり、これを「一人時間差」と言う。考案したのは日本人です。
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男子バレーボールはマイナー競技だった
1960年代の男子バレーボール界はソ連とチェコスロバキアが強かった。
1964年の東京五輪。女子バレーはご存じ「東洋の魔女」で金メダル。アタックナンバーワン。
実は男子バレーも銅メダルを獲得しています。しかも金メダルのソ連に勝ったチームは日本だけ。ソ連は日本とチェコスロバキア戦以外は全部3対0のストレート勝ちでした。
圧倒的な高さを誇るソ連に日本は粘り強く戦うものの、いつもあと一本が出ませんでした。
そこで日本代表の松平康隆監督は考えました。
クイックのタイミングで入ってきた選手をおとりにすれば、オープンの選手はノーマークになる。
これがいわゆる時間差攻撃。松平監督は松本清張の「点と線」がヒントになったと語っているが、これは眉唾。笑
身長の低い日本人が身長の高い欧米人に対抗するために発明した新しい戦法でした。ミュンヘン五輪で男子バレーボールチームはついに金メダル獲得。
1980年代に入ると川合俊一や井上謙らイケメン選手が登場。すっかり女子バレーに負けない人気種目となりました。
本題
前置きが長くなりました。笑
私は巨人・炭谷銀仁朗の金銭トレードは原辰徳と石井一久の「時間差トレード」ではないかと思っています。
結論から言いますと、もう一回巨人と楽天の間で金銭トレードがあると思います。シーズン中かもしれないしシーズンオフかもしれない。
原は退任するだろうが、石井は1年で辞めたとしてもGMとしては残るでしょう。
じゃあ誰が楽天から巨人へトレードされるのか?
シーズン中ならまず投手で間違いありません。巨人は絶望的に投手が足りないからです。
塩見や辛島クラスが本命だと思いますが、私は田中将大も候補の一人だと睨んでいます。東スポみたいな推理ですけど。笑
トレードの背景
[1] 炭谷が出場機会を求めた可能性はゼロ
2021年の炭谷は巨人の中で結構重要なポジションにいました。
大城に次ぐ第2捕手の位置。しかもリードとリーダーシップはチーム1。NPB選手会会長。
年齢は意外に若く34歳。高卒1年目から試合に出てるのでイメージより若い。
大卒社会人の小林誠司は見た目ほど若くありません。タナキク世代の32歳。
「炭谷が出場機会を求めた」ってことなら、そもそも2年前に炭谷は巨人を選択しません。だって2018年のオフは30歳の小林が全盛期で、25歳の大城が打てるキャッチャーになれそうでしたから。
あの時、炭谷は金額で巨人を選んだのです。メイン小林、サブ炭谷を受け入れて巨人入団。
それを今さら炭谷自身が出場機会でゴチャゴチャ言うハズありません。証拠記事はこちらです。
[2] 楽天が欲しがった可能性
捕手不足の楽天が巨人に「炭谷を下さい!」と言った可能性は十分考えられる。小林誠司は今年国内FA権を獲得します。すぐ巨人に買い戻されます。だから小林じゃなく炭谷。
炭谷はFA時に「1.5億円×3年契約」を結んでいます。今年はその3年目。楽天はこの契約を引き継がなければいけません。
捕手不足の楽天ですが、巨人と楽天の2球団は以前から捕手を育てる意欲が低いです。
「育成するより30代の第2捕手を他所から穫る方がコスパがいい」という考え方。まあ確かに一理ある。捕手の育成は通常10年かかるため。
しかし「ならなんで金銭なの?」という疑問は拭えません。
楽天が持ちかけたトレードで巨人が捕手を1枚出すのなら、当然巨人は見返りの投手が欲しいはず。
30代の左腕、塩見と辛島あたりならすぐ出せると思うけど金銭になりました。一体なぜか?
それが「時間差トレード」の意味。
原 「こんなコマしか残ってないの?高梨がもう1個あるだろ?」
石井「すみません。ウチも今苦しいんですよ」
原 「じゃあ貸しにしといてあげる。後でまた欲しいコマのリスト送るから」
石井「ハイわかりました」
こんな感じで、炭谷の交換相手は後日無償トレードされるのではないか?
[3] 支配下人数が微妙
楽天は炭谷が加わると支配下69人。残り1枠。育成選手 10人
巨人は炭谷が抜けると支配下67人。残り3枠。育成選手 23人
巨人はスモークをクビにしましたが、テームズはクビにしていません。2年契約だからです。
巨人は残り3枠を「新外国人1人、楽天 0~1人、育成 1~2人」で使い切りたいのではないか。
新外国人がダメなら楽天から辛島。育成から鍬原、山下あたり。新外国人の動向を見ながら楽天の選手を漁るつもりでしょう。
[4] 田中将大、巨人入り?
実は田中将大も今季国内FA権を獲得します。
だから楽天は田中と2年契約。複数年契約はFA権に優先します。「田中はこのオフ、国内FAになれない」という意味。メジャー復帰の場合のみFAになれる特約が付いています。
今季33歳になる田中将大が来季MLBと2年契約を結べる可能性は高いと思います。が、問題はその金額。
「10億×2年」以上なら問題なくメジャー復帰。
しかしそれ以下ならどうなる?「2022年は楽天残留」が基本線だと思います。
現在の田中は年俸9億。田中の性格を考えれば「生涯楽天」もあり得る話。
しかしカープファンは何度も経験しています。残留と信じていて裏切られた過去を。笑
今シーズンの田中巨人入りは可能性が低い。
しかし2022年オフ、2年契約を楽天で終えた田中将大がFA権を行使する可能性はゼロじゃありません。
その時にどうするかは田中の自由。
もし田中がFA宣言したら、その時最も高額オファーを提示するチームが巨人である可能性は高い。古いものが大好きだから。笑
「だからあの時、炭谷あげたじゃん♡」
巨人軍、2年間の、時間差攻撃。
妄想です。炭谷ぐらいじゃ田中は釣れません。笑
そもそも太田光のほうが炭谷より上。試合なんか出られませんよ。
巨人はドラフトでフラれた福井優也でガマンすりゃいいじゃん。もうないじゃん。